こんにちは、長島です。
今回は『コーナドリル』を紹介します。
電気ドリルやインパクトドライバでは入らない狭い隙間やコーナーに、穴をあけたりビスを打ち込む時に、便利な工具です。
コーナドリルには
① 充電式コーナインパクトドライバ
② 充電式コーナドライバドリル
③ コーナドリル
上記、3種類があります。
以前、①と②を紹介したので、今回は③コーナドリルを紹介します。
コーナドリルを選ぶ時の参考にしてくださいね。
コーナドリルとは
電気ドリルやインパクトドライバでは入らない狭い隙間やコーナーに、穴をあけたりビスを打ち込む時に、便利な工具です。
メーカーによって呼び方が違います。
例えば、
HiKOKIだと、コーナドリル
Makitaだと、アングルドリル
メーカーによって呼び方が違うので、人によっても呼び方が違うのかも知れません。
私は、HiKOKI派なので、コーナドリルと呼んでいます。
充電式コーナドリルと同様に、先端を回転させて穴を開けたり、ネジを止めるのに使用される工具です。
ドライバドリルとの大きな違いは、先端部が極端に短い事です。
ドライバドリルの長さが275mmに対し、コーナドリルは83mmしかありません。
Makitaのアングルドリルは66mmしかありません。
なので、ドライバドリルが入らない狭い場所でも、コーナドリルだと入る場合があります。
コーナドリルの種類
■ メーカー
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
他にも沢山あると思いますが、コーナドリルを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 電源
・ AC100V
コーナドリルの電源は、単相100Vだけです。
ご家庭にあるコンセントで使用できますよ。
■ 穴あけ能力
・ 鉄工:10mm
・ 木工:22mm~38mm
穴があけられるサイズです。
種類によってあけられるサイズがあるので、購入する時には確認するようにしてくださいね。
■ チャック能力
・ 1.5mm~10mm
・ 2.0mm~13.0mm
チャック部にキリ先が取付けられるサイズです。
■ 回転数(回/分)
・ 0~900
・ 0~2400
・ 500~2300
回転スピードが調整できるタイプになっています。
スピード調整用ダイヤルを回してスピードが調整できるので、穴をあける材質に合わせる事ができますよ。
① 硬い材質:低速
② 柔らかい材質:高速
使い分けてくださいね。
■ サイズと価格
・ 長さ:270mm~413mm
・ 高さ:66mm~144mm
・ 重さ:1.4kg~3.7kg
・ 価格:27,000円~39,800円
コーナドリルで1番重要なのが、高さです。
この高さが短ければ短いほど、狭い隙間に入れられますよ。
1番短いのは、Makita アングルドリル DA3040Fです。
参考までに、私のオススメ工具で紹介しているタイプで、コーナドリルのサイズと価格を紹介しておきます。
・ 長さ:290mm
・ 高さ:83mm
・ 重さ:1.5kg
・ 価格:30,300円
・ 長さ:270mm
・ 高さ:66mm
・ 重さ:1.4kg
・ 価格:27,000
このようになっています。
参考になれば幸いです。
コーナドリルのメリット・デメリット
電気ドリルと比べてみました。
■ メリット
・ 短い。
電気ドリルで10mmのチャック能力だと、長さが228mmもありますが、コーナドリルだと66mmしかありません。
約1/3です。
とても短いので、狭い隙間に入れられますよ。
■ デメリット
・ 持ちづらい。
形が特殊なので持ちづらいと思います。
しかし、慣れてくれば問題なく使用できると思いますよ。
以上、メリット・デメリットでした。
参考になれば幸いです。
電子コーナドリルの使い方
HiKOKI 電子コーナドリル D 10YB を参考にしています。
■ 各部の名称
■ キリの取付け・取りはずし
▪ 取付け方
① ドリルチャックを緩める。
ドリルが入る分だけ緩めます。
② ドリルを入れる。
根元まで入れてください。
③ チャックハンドルで締付ける。
付属のチャックハンドルで締付ける。
締付ける場所が3カ所あるので均等に締付けてください。
▪ はずし方
取付け方法の逆の手順で、チャックハンドルで緩めます。
■ 回転方向の確認
・ R:右回転(正転)
・ L:左回転(逆転)
穴をあけたり、ビスを取付ける時には正転です。
逆転状態では穴をあける事ができませんよ。
■ スイッチ操作
下から除いたものです。
スライドスイッチになっています。
・ スイッチON(入)
スイッチをコード側にスライドさせると動き出します。
スライドスイッチなので、手を離しても運転し続けます。
・ スイッチOFF(切)
停止させる時には、スライドスイッチの根元を1回押すと停止します。
■ 回転数の調整
穴をあける材質に合わせて回転数を調整します。
硬い材質:低速
柔らかい材質:高速
■ 注意する事
・ チャックハンドルが紛失しないようにしましょう。
電気ドリルでも紹介しましたが、サイズが違うチャックハンドルで締付けた場合、最初は問題なく締付けられますが、何回も着脱を繰り返すとドリルチャックが壊れてしまいます。
紛失した場合には、コーナドリルを買った販売店から購入できると思いますので、サイズに合ったチャックハンドルで締付けるようにしてくださいね。
ドリルチャックが壊れると数千円も修理にかかってしまいます。
・ ドリルの交換は電源を抜く事
電動工具全てでの事ですが、先端工具の交換時は、電源コードを抜くようにしてください。
何らかの原因で、スイッチが入った場合突然動き出す事があります。
先の尖ったドリル等が急に動き出すと危険です。
必ず電源コードを抜いてくださいね。
私のオススメ工具
まとめ
今回は電子コーナドリルを紹介しました。
電気ドリルやインパクトドライバでは入らない狭い隙間やコーナーに、穴をあけたりビスを打ち込む時に、便利な工具です。
1番短いタイプで66mmしかありません。
ビットの短いタイプも用意しておくと便利ですよ。
検討してみてはいかがでしょうか。
■ 合わせて読みたい関連記事
・ 充電式コーナドリルに関する記事はこちら
充電式コーナドリルの種類と使い方! 狭い場所にネジを取付け
・ 充電式コーナインパクトドライバに関する記事はこちら
充電式コーナインパクトドライバの種類と使い方! 狭い場所での締付に
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