こんにちは、長島です。
今回は『充電式ラジオ』を紹介します。
持ち運びできる充電式の携帯用ラジオです。
充電式ラジオを選ぶ時の参考にしてくださいね。
充電式ラジオとは
充電式タイプのラジオです。
充電式インパクトドライバや充電式ドライバドリルで使用しているバッテリが共通で使用できます。
十年くらい前までは、CDラジカセや携帯ラジオを現場に持ち込んで、ラジオを聴くのが当たり前でしたが、最近では充電式ラジオで音楽やラジオを聴く方が増えてきています。
充電式工具のバッテリを利用して、動作させられるので便利ですよ。
音楽が好きな業者さんは、スマホやiPhoneからBluetoothで充電式ラジオに飛ばし、自分の好きな音楽を聴きながら作業されています。
ご存知だと思いますが、メーカーが違うとバッテリが共通で使用できないので、お持ちのメーカーに合わせてください。
メーカーが違うとバッテリが共通で使用できません。
少しお高いですが、HiKOKIからテレビが見られるタイプも販売されています。
今まで見かけた事はありませんが、昼休みや休憩の時にあると便利かも知れませんね。
現場用に開発されている、充電式ラジオだと思いますが、キャンプやバーベキューに持ち込んでも良いかも知れないですね。
音楽を聴きながらのバーベキューも良いと思いますよ。
充電式ラジオの種類
■ メーカー
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
他にもあると思いますが、充電式ラジオを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 電源
・ AC100V
・ 充電式(バッテリ)
ほとんどの種類が、AC100Vと充電式(バッテリ)のハイブリットタイプになっています。
AC100Vがとれる場所ではAC100Vを利用して、AC100Vが取りにくい場所では、充電式工具のバッテリを利用できるので、2通りの使い方が可能です。
災害時にも役に立つと思いますよ。
■ 充電式バッテリの種類
▪ リチウムイオン電池のスライド式バッテリ
・ 10.8V
・ 10.8V、14.4V、18V
・ 14.4V、18V
▪ リチウムイオン電池の差込式バッテリ
・ 10.8V
・ 7.2V、10.8V
▪ ニッケル水素電池のスライド式バッテリ
・ 9.6V、14.4V
・ 14.4V、18V
▪ ニッケル水素電池の差込式バッテリ
・ 9.6V、14.4V、18V
▪ ニカド電池の差込式バッテリ
・ 9.6V、14.4V、18V
上記のように分かれています。
ニカド電池やニッケル水素電池は、リチウムイオン電池が販売される前に使用されていたバッテリなので、今では使用されている方も少ないです。
ですが、Makitaからはニカド電池やニッケル水素電池を持っている方ように、この2種類も販売されています。
HiKOKIの充電式ラジオは、スライドタイプのバッテリしか使用できません。
■ 音楽を聴く場合
・ AUX(有線)
・ Bluetooth
充電式ラジオは、iPhone・スマートフォン・ウォークマンから、AUXケーブルを使用して有線で接続させるか、Bluetooth機能を利用し無線で接続させるかの、2種類で接続できます。
AUXで繋ぐ場合には、有線なので設定の必要がありませんが、Bluetoothで使用する場合には、最初に初期設定が必要です。
取説に設定方法が記載していると思うので、iPhoneやスマートフォンに設定させてくださいね。
ラジオを聴く場合には、周波数を合わせるだけで聴く事ができますよ。
■ 使用時間
バッテリ電圧と容量で使用できる時間が違います。
一部ですが紹介しておきますね。
・ Makita MR113 充電式ラジオの場合
全ての充電式ラジオにあてはまらないと思いますが、参考までに記載しました。
バッテリの電圧や容量が大きいほど使用時間が長く、Bluetooth機能を使用させない方が使用時間が長いみたいです。
■ 防災用コンボキット
Makita から災害時に必要な、防災用コンボキットが販売されています。
セット品内容
・ LEDワークライト
・ 携帯用ラジオ
・ USBアダプタ
・ バッテリ
・ 充電器
・ アルミケース
上記、6種類のセット品になっていますよ。
アルミケースに入っているので、重たい物が上に乗っても潰れにくいと思います。
バッテリが、10.8V-4.0Ahなので少し小さめですが、災害が起きた時にアルミケースを持って行くだけでライトやラジオがセットになっているので安心だと思います。
それにUSBアダプタも入っているので、携帯の充電もすることが可能ですよ。
リチウムイオン電池になっているので、自然放電しにくくなっています。
一度充電しておくと、しばらくの間は使用できると思います。
いざと言う時に、『バッテリがない!』などのトラブルも少ないと思います。
残念な事にバッテリが1本しかついていません。
予備のバッテリがあれば少しは安全ですね。
もしコンボセットを検討している方には、予備のバッテリをオススメします。
検討してみてはいかがでしょうか。
充電式ラジオのメリット・デメリット
CDラジカセや携帯用ラジオと比べてみました。
■ メリット
・ ハイブリット機能になっている。
充電式工具のバッテリやAC100Vの両方で使用できます。
両方で使用できるので使用場所を選びませんよ。
・ 音楽が聴ける。
携帯電話の中に入っている音楽がそのまま聴けます。
Bluetooth機能が搭載されている充電式ラジオの場合には、Bluetoothで音楽が飛ばせますよ。
■ デメリット
・ 乾電池の使用ができない。
現場やご自宅で使用する分には問題ないと思いますが、災害時には電気がない事もあります。
バッテリに充電が入っている分は使用可能ですが、充電が切れてしまうと使用できなくなります。
そのような場合には、予備のバッテリがあると便利だと思います。
・ CDが聴けない。
CDが聴ける機能はありません。
充電式ラジオの使い方
Makita 充電式ラジオ MR113で説明したいと思います。
■ バックアップ電池の取付け方
① バッテリ収納カバーを開ける。
カバー用ロックを上に上げるとロックが解除されます。
② バックアップ用乾電池のふたを開らく。
ふたの突起を下に押し込むようにしてふたを開らきます。
③ 乾電池を取付ける。
プラス、マイナスを間違えないようにして乾電池を取付けます。
④ 乾電池用ふたを閉める。
以上、バックアップ電池の取付け方でした。
バックアップ用の乾電池を取付けておくと、登録や設定内容を保持する事が可能です。
バックアップ用の乾電池を取付けておく事をオススメします。
■ バッテリの取付け方
① バッテリ収納カバーを開ける。
カバー用ロックを上に上げるとロックが解除されます。
② バッテリを取付ける。
・ 10.8Vの場合
差込口の上部分です。
・ 14.4V・18Vの場合
差込口の下部分です。
③ バッテリ収納カバーを閉じる。
以上、バッテリの取付け方でした。
Makitaの充電式ラジオは、10.8V・14.4V・18Vの3種類が使用できます。
14.4V・18Vは下部で同じですが、10.8Vだけ上部に取付けるようになっています。
取付ける場所を間違えないようにしてくださいね。
バッテリを外す時は、インパクトドライバなどの充電式工具と同様に、バッテリのボタンを押しながらスライドさせ外します。
ボタンを押したままスライドさせないと外れませんよ。
■ ACアダプタ
① ゴムカバーを外す。
ゴムカバーの内側にアダプタ用のジャックが付いています。
② アダプタを取付ける。
付属のACアダプタを取付けます。
③ コンセントにさす。
ご家庭のAC100V用コンセントに取付けます。
以上、ACアダプタの使い方でした。
ACアダプタで充電式ラジオを使用していると、バッテリの充電は減らないようになっています。
ただし、バッテリが充電される分けではないので、勘違いされないでくださいね。
■ AM・FMラジオを聴く場合
① 電源を入れる。
② アンテナを立てる。
充電式ラジオのハンドルがFM用のアンテナになっています。
FMラジオを聴きたい時にだけハンドルを立ててください。
AMラジオの場合は、アンテナが不要なので、アンテナを立る必要はありません。
③ SOURCEボタンでAM・FMを選択します。
④ ダイヤルを回し聴きたいラジオ局を選びます。
ダイヤルを長押しすると、電波が強い場所に自動で止まります。
以上、AM・FMラジオを聴く場合の使い方でした。
周波数登録させたい場合には、周波数を合せたあと、プリセットボタン1~5を選択し長押しします。
約2秒ほど長押しすると『ピッ』と音がするので、音が鳴れば登録完了の合図です。
■ Bluetooth
Bluetoothが搭載された機器と接続して、音楽などをワイヤレスで再生することができます。
最初にBluetoothのペアリングが必要です。
① 電源を入れます。
② ソースボタンを押し、BT(Bluetooth)モードを選びます。
『BT-WAIT』表示すると、数秒後に『BT-PAIR』が表示され『PAIR』が点滅します。
③ お手持ちの音楽機器にペアリングさせます。
④ メニューに『MR113』が表示されたら選択します。
古いタイプの携帯電話の場合(BT2.1-より古いバージョンの場合)、PIN コード“0000”を入力する必要がある場合があります。
⑤ Bluetooth機器と本製品がペアリングされます。
以上、Bluetooth機能の登録方法でした。
ペアリングが完了すると、『BLUETOOTH』が表示されたままになります。
その後、音楽をスピーカーで聴くことがでるようになります。
■ その他
▪ UBSケーブル
スマートフォンやiPhoneを充電する事が可能です。
充電式ラジオには付属されていないので、お持ちのケーブルを利用してくださいね。
▪ マイク
・ 接続方法
開いてMICのふた開いて マイク(別売り)のケーブルを入力端子に接続します。
本体とマイクの電源を入れ、ダイヤルを回して、お好みの音量へ調整します。
・ 音量調整
① メニュー/情報ボタンを長押しします。
② 音量・選局ダイヤルを回して【MIC-VOL】を表示します。
③ ダイヤルを押して設定モードにします。
④ 音量・選局ダイヤルを回して、お望みの音量へ調整します。
⑤ ダイヤルを押して確定させます。
▪ AUX
外部音楽機器で聴きたい場合は、AUX INのふたを開いて、専用のコードをさし、音楽機器と充電式ラジオを接続させます。
SOURCEボタンを押し、LCD画面表示にAUX INの表示がでるまで数回押します。
後は外部音楽機器で選んだ音楽を鳴らせば、充電式ラジオから音楽が聴けますよ。
私のオススメ工具
■ 充電式ラジオ
■ 防災用コンボキット
まとめ
今回は充電式ラジオを紹介しました。
充電式インパクトドライバや充電式ドライバドリルのバッテリで動かす事ができる充電式ラジオです。
現場などで、音楽やラジオをお聴きになりたい方には、オススメの工具ですよ。
検討してみてはいかがでしょうか。
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