こんにちは、長島です。
今回は『充電式連結ねじドライバ』を紹介します。
石膏ボードに連続でねじを打つ時に便利な工具です。
充電式連結ねじドライバを選ぶ時の参考にしてくださいね。
充電式連結ねじドライバとは
充電式ボード用ドライバに連結ねじ用装備を搭載した充電式工具です。
専用の連結ねじを本体にセットし、先端を回転させてねじを止めるのに使用されています。
主に石膏ボードと呼ばれるプラスターボードやジプトーンに使用されていることが多いです。
他にも、コンパネやケイカル板などにも使用されています。
軽天屋さんや大工さんが使用されている工具だと思いますが、使用しているのを見たことがありません。
連結ねじが高価なのが原因かも知れませんね。
充電式連結ねじドライバの種類
■ メーカー
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
他にもあると思いますが、充電式連結ねじドライバを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 電圧
・ 14.4V
・ 18V
充電式連結ねじドライバは、14.4Vと18Vの2種類しかありません。
■ ねじサイズ
・ 4mm
取付けられるねじのサイズは4mmだけになっています。
5mmのねじでも止められるとは思いますが、メーカーの仕様は4mmになっていますよ。
■ ストッパ
・ 28:25~28mm
・ 32:32~35mm
・ 41:38~41mm
ねじの長さによってストッパの位置を変えます。
ストッパの位置を変更した場合には、ねじの取付け深さの調整も必要です。
■ 回転数
・ 4000~4200(回/分)
マキタが4000(回/分)で、HiKOKIが4200(回/分)です。
あまり大差はなさそうです。
■ サイズと重さ
・ 長さ:357~399mm
・ 高さ:193mm
・ 重さ:1.8~2.1kg
本体のサイズと重さです。
ボード用ドライバに比べて少し長くなっています。
ねじを連結できるガイドと、ビットが入る部分の長さが必要だからだと思います。
充電式連結ねじドライバのメリット・デメリット
充電式ボード用ドライバと比べてみました。
■ メリット
・ スピーディーに作業ができる。
専用の連結ねじを使用する事で、スピーディーに作業できます。
■ デメリット
・ 連結ねじが高価。
単体のねじよりも高価です。
ランニングコストがかかります。
・ サイズが大きい。
重さはあまり変わりませんが、全長が少し長いです。
ボード用ドライバが250mmに対して、充電式連結ねじドライバは350mm近くあります。
約10cmも違います。
以上、メリット・デメリットでした。
充電式ボード用ドライバと比べると作業は早いと思います。
ですが、連結ねじのコストが高くなってしまうのが問題ですね。
連結ねじのコストが下がると、使用される方も増えるのかも知れませんね。
充電式連結ねじドライバの使い方
HiKOKI コードレス連結ねじドライバ WF 14DSLを参考にしています。
■ 各部の名称
メーカーによって多少の違いがあると思いますが、今回はHiKOKI コードレス連結ねじドライバ WF 14DSLを参考にしています。
■ ガイドブロックの位置調整
ねじの長さに合わせてガイドブロックを調整します。
① ガイドブロック上部のレバーを押しながらスライドさせます。
ストッパの位置は下のねじの長さで決めます。
■ ねじの深さ調整
① ビットの先端が5mm出るように調整する。
スライダをスライダケースに押し込んで、ビットの先端が5mm出るように深さ調整ノブを回して調整します。
② 試し打ちをする。
試し打ちをして深さを調整します。
適正な深さになるように調整してください。
ビットを交換した時にも調整するようにしてくださいね。
ねじの頭が石膏ボードとたいらか、少し入り込むくらいがベストです。
■ 正転逆転の確認
① ねじを取付ける時には、正転
② ねじをはずす時には、逆転
■ ビットの交換
① アタッチメントをはずす。
矢印の方向に回転させます。
② アタッチメントをはずす。
引き抜いてください。
③ ビットを交換する。
ガイドスリーブを引き古いビットを抜き取ります。
その後、新しいビットを取付けます。
インパクトドライバと同じ要領で交換します。
④ アタッチメントを取付ける。
アタッチメントを差し込み、時計回りで取付けます。
確実に取付けるようにしてくださいね。
■ 連結ねじの取付け方
① 連結ねじのテープ先端をベルトガイド(A部)の溝に差し込む。
② テープ先端をスライダの溝(B部)に差し込む。
③ スライダを2~3回引く
スライダを引くと上に上がります。
④ 1本手前になるようにしてください。
⑤ 連結ねじをはずす場合には上に引くか、リバースボタンを押しながら、下に引き抜きます。
テープが切れないように注意してくださいね。
■ カーボンブラシの交換
① カーボンブラシ用キャップをはずす。
本体下にカーボンブラシのキャップあります。
マイナスドライバーで反時計回りに回転させてはずします。
② カーボンブラシを取除く。
古いカーボンブラシは内部に入り込んでいるので、マイナスドライバー等で取り出してください。
・ カーボンブラシ
③ 新しいカーボンブラシに交換する。
カーボンブラシのツメが溝に入るように向きを確認しながら取付けます。
④ キャップを取付ける。
時計回りに回転させて取付けます。
■ 使い方
① 連結ねじを取付ける。
連結ねじの取付け方に沿って取付けてください。
② 回転方向を正転にする。
正転逆転ボタンを正転にしてください。
③ バッテリを取付ける。
最後までしっかりと取付けてください。
④ スイッチを入れる。
ハンドルのスイッチを握ります。
以上、充電式連結ねじドライバの使い方でした。
事前準備が少し面倒ですが慣れてしまえば簡単にできると思います。
スピーディーに作業したい方には、オススメですよ。
■ 注意する事
・ テープが切れる。
連結ねじのテープが切れると連続で使用できなくなります。
連結ねじのテープが切れないように注意してくださいね。
・ カーボンブラシ
他の充電式工具はブラシレスモーターを採用していますが、この電式連結ねじドライバにはブラシレスモーターが使われていません。
カーボンブラシが必要なので、もし購入される時には、予備のカーボンブラシも持っておいた方がいいですよ。
私のオススメ工具
まとめ
今回は充電式連結ねじドライバを紹介しました。
石膏ボードに連続してネジを取付ける時に便利な工具です。
ボード用ドライバに連結ネジが取付けられるようになっています。
検討してみてはいかがでしょうか。
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