こんにちは、長島です。
今回は『充電式ドライバドリル』を紹介します。
鉄板に穴を開けたい時には、インパクトドライバではなくドライバドリルが便利ですよ。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
充電式ドライバドリルとは
先端を回転させて穴を開ける時や、ネジを締める時に使用される工具です。
ドライバドリルはクラッチ機能が搭載されていますので、クラッチ機能を使用して、お好みの強さで締付ける事ができます。
インパクトドライバとよく似ていますが、先端がチャックハンドル式になっているので、いろいろなアタッチメントを取付けできますよ。
充電式ドライバドリルの種類
■ メーカーの種類
・ BOSCH(ボッシュ株式会社)
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ HILTY(日本ヒルティ株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
・ Panasonic(パナソニック株式会社)
・ RYOBI(京セラ インダストリアルツールズ株式会社)
他にもあると思いますが、充電式ドライバドリルを販売している代表的なメーカーを記載しています。
現場ではHiKOKIかMakitaを使用している人が多いです。
私はHiKOKIを持っています。
■ バッテリーの種類と最大トルク
・ 3.6V - 4.4~7N・m(ペンタイプ)
・ 7.2V - 5~8N・m(ペンタイプ)
・ 10.8V - 20~36N・m
・ 14.4V - 28~110N・m
・ 18V - 32~150N・m
・ 21.6V - 42~110N・m
・ 36V - 138N・m
上記、7種類があります。
沢山の種類がありますよね。
今でもニッケル水素電池やニカド電池の充電式ドライバドリルが販売されていますが、オススメしないので、記載していません。
今はリチウムイオン電池が主流なので、リチウムイオン電池のみ記載しています。
最大トルクは各メーカーやタイプによって様々ですが、トルクは大きければ大きいほど良いですよ。
■ HiKOKI 充電式ドライバドリル D10DF
20年前に購入した充電式ドライバドリルなので、見たことのない人もいるかと思います。
この工具のバッテリーが充電しなくなったので、残念ながら使用できなくなってしまいました。
この充電式ドライバドリルは、バッテリーがニカド電池なので、今でも販売されていますが、バッテリーを購入すれば使用できます。
しかし、今はリチウムイオン電池が主流ですし、ニカド電池を購入するのは勿体ないと思っています。
ニカド電池でも、定価で1万円は越えるので、長い目でみると、リチウムイオン電池の充電式ドライバドリルをセットで購入した方がお得だと考えます。
充電式ドライバドリルも、充電式インパクトドライバと同様に18Vが良いと考えます。
18Vだと、ホルソーや鉄キリを使用して、穴あけ作業をする時に向いていると感じるからです。
鉄板に穴を開けるので、少しでもパワーがある方がいいです。
クラッチ機能があるので、閉める力を制御できます。
お好みの力に設定して、締め過ぎないようにしてくださいね。
■ 充電式ドライバドリルに似た工具
充電式ドライバドリルに似た工具に、充電式振動ドライバドリルがあります。
充電式ドライバドリルの機能に、振動の機能が追加された充電式工具です。
レンジを切り替える事でクラッチ機能と振動機能が切替ります。
1発ビスやAYプラグくらいの小さい穴なら使用できるので、重宝すると思います。
ただし、大きい穴を開ける時は、充電式振動ドライバドリルでは無理なので、充電式ハンマードリルを使用する事をオススメします。
充電式振動ドライバドリルは充電式ドライバドリルと比べて少し高価ですが、充電式振動ドライバドリルを購入した方お得だと思います。
私も購入を検討していますよ。
私はHiKOKI コードレスランタン UB18DDLを持っているので、バッテリーが共通で使用できるように、HiKOKI 充電式振動ドライバドリル DV18DBL2を検討しています。
充電式振動ドライバドリルは、後日記載しようと思っているので、そこで詳しく解説しようと思います。
■ HiKOKI 2年保証
充電式インパクトドライバでも紹介しましたが、HiKOKIのバッテリー6.0Ahは、2年保証があります。
私が検討している、HiKOKI 充電式振動ドライバドリル DV18DBL2も2年保証が付いていますよ。
今、購入を検討されている人には、6.0Ahのバッテリーのセットをオススメします。
保証が付いている方が、絶対にお得ですよ。
■ Makita 充電式4モードインパクトドライバ TP141DRGX
Makitaから4モードインパクトドライバが販売されています。
このインパクトドライバは、
① インパクト
② 振動
③ ドリル
④ ネジ締め
4つの機能が、一台でできてしまう優れものです。
クラッチ機能が9段階あり、高速・低速で18段階のトルク設定が可能です。
Makitaの工具をお持ちの方にはオススメのインパクトドライバです。
充電式ドライバドリルのメリット・デメリット
充電式インパクトドライバと比べてみました。
▪ メリット
・ 強さの調整ができる。
クラッチ機能があるので、ビス等を締め込む時に、強弱の調整ができます。
・ 穴を開ける事ができる。
鉄キリやホルソーを使用して、鉄板等に穴を開ける事ができます。
インパクトドライバでも開ける事は可能ですが、インパクトは叩きながら回転するので、鉄キリやホルソーをダメにする可能性があります。
充電式ドライバドリルは回転するだけなので、鉄キリやホルソーを痛める事はありません。
▪ デメリット
・ 木ビスの取付けには向いていない。
コーススレッド等の木ビスなど、長い木ビスを打ち込む時に、プラスねじを壊す可能性があります。
木ビス等の取付けには、インパクトドライバが向いていると思います。
回転だけさせたい時は、ドライバドリル
打撃と回転をさせたい時は、インパクトドライバ
使い分けをした方がいいと思います。
充電式ドライバドリルの使い方
鉄板に鉄キリで穴を開ける場合
① 鉄板に穴を開ける印を付ける。
② 正転・逆転の切替スイッチを逆回転側にする。
③ チャックハンドル部分を手で抑え、トリガーを引く。
チャックハンドルが開きます。
④ 充電式ドライバドリルに鉄キリを入れる。
穴を開けたいサイズの鉄キリを入れます。
⑤ 切替スイッチを正転にする。
⑥ チャックハンドル部分を手で抑え、トリガーを引く。
クラッチ機能は、弱い方に切り替えておいてください。
1~21まである場合、クラッチの1が1番弱いです。
⑦ 鉄板に穴を開ける。
穴を開けたい時に便利なのがセンターポンチです。
センターポンチで中心に印を付ける事で、鉄キリで穴を開けた時に、中心に穴を開ける事ができます。
私のオススメ工具
■ 14.4V
■ 18V
■ 36V
まとめ
今回は充電式ドライバドリルを紹介しました。
鉄板等に鉄キリやホルソーを利用して穴を開ける時には充電式ドライバドリルがオススメです。
間違っても、充電式インパクトドライバで開けないように気を付けてくださいね。
鉄キリやホルソーが切れなくなってしまいますよ。
鉄キリもホルソーも安くはないので、工具を長く使用できるように、使用方法を守って使ってくださいね。
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