充電式インパクトドライバの種類と使い方! 充電式工具を最初に買うなら迷わずコレ

日立インパクトWH14DDL




こんにちは、長島です。

今回は『充電式インパクトドライバ』を紹介します。

充電式電動工具で、一番使用されている工具です。

職種に関係なく、多くの方が使用されていますよ。

充電式インパクトドライバを選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

充電式インパクトドライバとは

ドリルの回転に打撃を組み合わせた、バッテリーで動く電動工具です。

出典元:amazon

主に木や金属に木ビスや鉄板ビスを打ち込む時に使用します。

充電式インパクトドライバは、様々な職種の職人さん達が使用していて、建築現場では一番使用されている工具です。

日曜大工(DIY)をされるお父さん達も、使用されているのではないでしょうか。

 

充電式インパクトドライバの種類

■ メーカー

・ BOSCH(ボッシュ株式会社)
・ HILTY(日本ヒルティ株式会社)
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
・ Panasonic(パナソニック株式会社)
・ RYOBI(京セラ インダストリアルツールズ株式会社)

他にもあると思いますが、充電式インパクトドライバを販売している代表的なメーカーを記載しています。

電動工具と言えば、充電式タイプが充実していますね。

HiKOKIかMakitaのどちらかを使用している人が多いようです。

私は、Hitachi Kokiを使用しています。

2018年から、Hitachi Koki(日立工機株式会社)からHiKOKI(工機ホールディングス株式会社)に社名を変更しています。

私の充電式インパクトドライバは、4年ほど前に購入したので、HITACHIのロゴが入っています。

■ バッテリーサイズ

・ 7.2V(ペンタイプ)
・ 9.6V(リチウムイオン電池にはありません。)
・ 10.8V
・ 12V(リチウムイオン電池にはありません。)
・ 14.4V
・ 18V
・ 36V

充電式インパクトドライバのバッテリーサイズは、上記7種類があります。
リチウムイオン電池以外だと、5種類になります。

現場でよく利用されているバッテリーは14.4Vですが、最近では18Vの電動工具の種類が豊富になってきているので、18Vを使用されている方が増えています。

私は14.4Vを使用していますが、次に購入するときは18Vがいいかなと考えています。

■ 電圧別トルク(リチウムイオンのみ記載します。)

・ 7.2V
22~25(N・m)

・ 10.8V
20~135(N・m)

・ 14.4V
30~172(N・m

・ 18V
33~177(N・m)

・ 36V
180(N・m)

7.2Vタイプは、各メーカーとも同じくらいのトルクですが、10.8V、14.4V、18Vは小さいトルクから大きいトルクまで差があります。

インパクトドライバはトルクが大事です。

トルクが強いタイプを選んでくださいね。

■ 私が持っているインパクトドライバー

Hitachi Koki 充電式インパクトドライバ WH14DDL-01(14.4V・5.0Ah)

日立インパクトWH14DDL 本体

私が持っている工具です。

私が電気工事を始めた時は、充電式工具は少なかった記憶があります。

25年くらい前までは、AC100Vの電動工具が主でしたが、今では充電式が主になっています。

作業性を考えると充電式がいいですよね。

AC100Vの電動工具を使用する時は、延長コードや電線ドラムを引っ張り回して作業していましたが、充電式電動工具だとAC100V電源の準備や片付けする手間がないので、それだけでも作業効率が上がっています。

各メーカーとも沢山の種類が販売されており、選べないくらい種類も豊富です。

ここで注意して欲しいのですが、自分の好きなメーカーを1つ決めたら、同じメーカーで揃えた方がいいと言う事です。

何故かと言うと、バッテリーは各メーカーで違うので、共有できないからです。

同じメーカーなら、同じ電圧の機種に使用できます。

しかし、一部の例外を除き、14.4Vと18Vは、兼用する事ができません。

14.4Vだったら14.4Vシリーズ
18Vだったら18Vシリーズ

同じ電圧でないと使用できないです。

そこで注意してほしいのが、14.4Vの充電式電動工具本体に18Vのバッテリーを使用しないで下さい。

前から気になっていたので、メーカー(株式会社マキタ)に聞いてみました。

■ Makita Q&A

Question
14.4Vの本体に18Vのバッテリーを使用でしますか?

Answer
使用出来ません。
装着出来ない設計になるって思います。
仮に装着出来たとしても、本体モーターが過電圧で焼けてしまいますので使用しないでください。

Question
18Vの本体に14.4Vのバッテリーを使用できますか?

Answer
使用出来ません。
装着出来る設計になっていると思います。
ですが、使用すると低電圧になってしまい、本体モーターが焼けてしまいますので使用しないでください。

Question
ワークライトは、カタログに14.4V / 18Vと記載していますが、使用できますか?

Answer
使用出来ます。
ワークライト以外でもカタログに14.4V / 18Vと記載しているものは、問題なく使用出来ます。

以上、Makita Q&A でした。

バッテリーはカタログに記載しているのみ使用できるので、注意して下さいね。

■ 電池の種類

電池の種類はニカド電池 ➡ ニッケル水素電池 ➡ リチウムイオン電池
現在はリチウムイオン電池が主流になっています。

ニカド電池やニッケル水素電池は、使わなくても放電していました。

数日使用しなかった時には電池がなくなっており、充電してから使用していましたが、リチウムイオン電池になってからは、放電しないので(全くしない事は無いと思いますが)数ヶ月使用していなくても、使いたい時にいつでも使えます。

今後、充電式電動工具を購入されるときは、迷わずリチウムイオン電池の充電式電動工具を選んでくださいね。

購入する時には、必ずバッテリー電池の種類を、確認してくださいね。

安価な充電式インパクトドライバだとニカド電池やニッケル水素電池の可能性がありますよ。

後悔しないためにも、確認だけはしましょうね!

■ Makitaを検討している方にオススメ!

Makitaから、充電式4モードインパクトドライバが販売されています。なんと、これ一台で4つの機能が搭載されていますよ。

① インパクト
② ドリル
③ 震動
④ ネジ締め

とても便利ですよね。

私が知る限り、Makitaしかありません。

現場に入ると色々な工具が必要になりますが、Makita 充電式4モードインパクトドライバシリーズ1台でほとんどの作業ができます。

Makita製品をお持ちの方や、これから電動工具を揃えようと考えている方にはオススメできる工具です。

ただし、震動機能に関しては、5mmくらいの穴を開けるくらいなら問題ないと思いますが、それ以上だとハンマードリルを使用した方が効率は良いと考えます。

■ 14.4V、18Vどちらでも使用できるのはPanasonicだけ!

Panasonicからは、Dual(デュアル)シリーズが販売されています。

このDual(デュアル)シリーズは、14.4V・18Vとも使用できる兼用型になっています。

まだ充電式インパクトドライバや充電式ドリルドライバーを持ってなく、新規で購入を考えている人にはオススメです。

Dual(デュアル)シリーズが17機種(2017年春より)販売されていますが、これからも増えてくると思います。

特に現場作業をされている方にとっては有難いシリーズですね。

先程言いましたが、作業効率を考えると充電式がいいです。

これからも沢山の種類が増える事を期待しましょう。

 

充電式インパクトドライバのメリット・デメリット

AC100Vの電動工具と比べてみました。

■ メリット

・ 電源コードが必要ない。
バッテリータイプなのでAC100V電源を準備する必要がありません。

・ 移動が簡単。
バッテリータイプなので移動が簡単です。使用場所を選びません。

■ デメリット

・ 特にありません。
何か一つ言うなら、バッテリーが切れると使えないくらいだと思います。

以上、メリット・デメリットでした。

充電式工具なら、どのタイプでも当てはまることですよね。

ですが、予備のバッテリーがあれば解消されますよ。

本体のみの購入も可能ですが、充電式インパクトドライバを検討されている方はセット品を購入されることをオススメします。

インパクトドライバを検討している方は、迷わず充電式にして下さいね。

AC100Vタイプは、買って損したと思う事はあるかも知れませんが、充電式タイプを買って損をしたと思わないと思います。

 

充電式インパクトドライバの使い方

私が持っているHitachi Koki WH14DDL-01で説明します。

■ 木にコーススレッドを取り付ける場合

① バッテリーの残量を確認します。
充電が少ない時には作業前に充電しましょう!
使用する前に充電しておくことをオススメします。

日立インパクトWH14DDL バッテリー

② 締め込む強さの確認
最近の充電式インパクトドライバは高性能になっていて、モードを切り替える事で、作業に適したモードで作業ができます。
強さは三段階から選べます。 ↓

日立インパクトWH14DDL パワー

テクスビスを使用する場合はテクスモードにします。

日立インパクトWH14DDL テクス

③ 正転・逆転の確認、通常は正転。
ビスを取り付ける時は正転、外す時は逆転で使用します。

正転

日立インパクトWH14DDL 正転

逆転

日立インパクトWH14DDL 逆転

④ プラスのビットを取付けます。

日立インパクトWH14DDL ビット

⑤ コーススレッドをプラスビットの先端に取り付けます。
最近のビットはマグネット機能付になっているものもあるので、ビットを購入する時はマグネットタイプをオススメします。

日立インパクトWH14DDL コーススレッド

⑥ トリガーを引き、コーススレッドを木に打ち込みます。
最初はゆっくり取り付けて、先端が入っているのを確認後、高速回転で取り付けます。

日立インパクトWH14DDL トリガー
日立インパクトWH14DDL コーススレッド木取付

モーターは無段変速タイプになっているので、トリガーを少し引くと低速で回転し、強く引くと高速で回転します。

■ 補足

暗い場所では、充電式インパクトドライバの機能に照明があります。

・ 連続で使用したい場合連続の隣にランプが点灯していれば、照明は常時点灯しています。

日立インパクトWH14DDL 照明連続

・ SWと連動させて使用したい場合
トリガーを引いた時にだけ照明が点灯します。

日立インパクトWH14DDL 照明SW連動

■ 2年保証

HiKOKIの工具を検討されている方には必見。

HiKOKIの14.4V(BSL 1460)と18V(BSL1860)は、2年保証があります。

お買い上げ日から、2年間または1500回以内の電池を保証(ただし、いずれか先に到着するまでの期間)と書いています。

この保証は今までになかったので、使用する側としたら有難いですよね。

1日2回充電したとしても1460回、そんなには使用しないと思うので、2年間が先に来ます。

2年以内でバッテリーが充電しない、充電してもすぐに切れるって時には、購入した場所に持って行くと保証が受けられると思います。

2年以内って事なので、余裕を持って、1ヶ月前にはメーカーに問い合わせた方がいいですね。

バッテリーの保証はHiKOKIだけです。

それも14.4V(BSL 1460)と18V(BSL1860)だけですので、お間違えのないように気をつけて下さいね。

忘れてはならないのは、保証書に購入日付の記載です。

記載がないと保証が受けられない場合もあると思います。

注意してくださいね。

 

私のオススメ工具

 

まとめ

今回は充電式インパクトドライバを紹介しました。

どのメーカーも一長一短だと思います。トータル的に考えて、どこか1つメーカーを決めたら、そのメーカーで統一してくださいね。

沢山のメーカーを揃えてしますと、バッテリーが共通で使用できません。
バッテリーが共通で使用できるのが、一番のメリットだと考えます。

バッテリーサイズでオススメなのが18Vです。
私の主観で申し訳ありませんが、充電式工具の主流は18Vと思っているからです。

現場でよく見かけるのは、HiKOKIかMakitaです。
私はHiKOKI派なので、HiKOKIで統一しています。
どのメーカーにするか、よく検討されてくださいね。

 

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