こんにちは、長島です。
今回は『充電式コーナーインパクトドライバ』を紹介します。
インパクトドライバが入らない狭い場所に、ネジを取付ける時に便利な工具です。
充電式コーナーインパクトドライバを選ぶ時の参考にしてくださいね。
充電式コーナーインパクトドライバとは
ドリルの回転に打撃を組み合わせた、充電式工具です。
ヘッド部分が短くなっているので、その分持ち手が長くなっています。
インパクトドライバが入らない狭い場所に、ネジを取付ける事ができます。
充電式コーナーインパクトドライバの種類
■ メーカー
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
他にもあると思いますが、充電式コーナーインパクトドライバを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ バッテリサイズと最大トルク
・ 10.8V : 30N・m、60N・m
・ 14.4V : 50N・m、60N・m
・ 18V : 60N・m
バッテリサイズでの最大トルクです。
Makitaのコーナーインパクトドライバは、バッテリサイズに関係なく60N・mになっています。
■ 締付能力
・ 小ネジ : M4~M8
・ 普通ボルト : M4~M12
・ 高力ボルト : M4~M8
ネジやボルトの締め付けられる能力です。
バッテリサイズに関係なくどの種類も、上記のサイズが締付けられますよ。
ネジのサイズが大きくなればなるほど、ネジの頭がナメやすくなります。
取付ける時には注意されてくださいね。
■ 回転数
・ 0~2000回/分・2100回/分
1分間に回転する回転数です。
レバーを最大に引いた時の数字になっています。
全ての種類が無段変速になっているので、レバーの引き具合によってスピードが変わります。
■ 打撃数
・ 0~3000打撃/分・3200打撃/分
1分間に打撃する回数です。
私はインパクトドライバを利用していますが、1分間も連続で使用したこともないですし、打撃回数をカウントした事もありません。
あまり気にしなくてもよいかと思いますよ。
参考のために記載しています。
■ 重量
・ 1kg~1.7kg
10.8Vが一番軽く、18Vが重くなっています。
他の充電式工具と同じくらいの重さです。
■ 先端工具(アタッチメント)
充電式コーナーインパクトドライバは、インパクトドライバと同じように、6.35mmのビットタイプになっています。
6.35mmは、種類も豊富なので色々なビットを装着させる事が可能です。
ビットタイプになっていないドリルやホールソー等も、ドリルチャックを装着する事で、取付ける事が可能です。
充電式コーナーインパクトドライバのメリット・デメリット
充電式インパクトドライバと比べてみました。
■ メリット
・ 狭い隙間に入れられる。
ヘッド部分の長さが53mmしかありません。
インパクトドライバが150mm前後なので約1/3です。
100mmも違います。
■ デメリット
・ トルクが弱い。
インパクトドライバの最高トルクが220N・mに対して、コーナーインパクトドライバの最高トルクが60N・mしかありません。
約1/4です。
・ 力が入れにくい。
持ち手が長いので力が入れにくいと思います。
・ ネジがナメやすい。
力が入れにくいと思うので、ネジがナメやすいのかも知れません。
太いネジを使用する時には注意されてくださいね。
以上、メリット・デメリットでした。
デメリットが多いですが、コーナーインパクトドライバは狭い場所で使用できるように開発された商品だと思います。
通常使用するのはインパクトドライバを利用して、インパクトドライバが入らない場所でコーナーインパクトドライバを利用するなど、使い分けが必要だと感じています。
最初に購入するのはインパクトドライバにして、コーナーインパクトドライバは必要に応じて検討してもよいと考えます。
サブ的な役割ですね。
充電式コーナーインパクトドライバの使い方
HiKOKI コードレスコーナインパクトドライバ WH 14DCL の場合
■ 各部の名称
① バッテリをはずす。
誤動作防止の為にバッテリをはずしてください。
② ビットを取付ける。
締付けたい種類によってビットを選びます。
③ 回転方向を確かめる。
正転・逆転を確かめます。
④ バッテリを取付ける。
⑤ ロックボタンをOFF(解除)する。
WH 14DCLだけはスイッチレバーの下にロックボタンがあります。
ONでロック、OFFで解除になっています。
⑥ スイッチを入れる。
スイッチレバーを引くと動作します。
少し押し付けながら使用するとビスがナメにくいと思います。
以上、HiKOKI コードレスコーナインパクトドライバ WH 14DCL の使い方でした。
WH 14DCLはスイッチレバーのON/OFFがありますが、他のコーナーインパクトドライバにはないです。
ON/OFFする必要がないですよ。
■ 注意する事
・ スイッチレバーをONにする。
HiKOKI コードレスコーナインパクトドライバ WH 14DCLだけですが、使用後はスイッチレバーをONにしておきましょう。
このタイプだけスイッチレバーが長くなっています。
ツールバックに入れて持ち歩く時に、レバーにあたりスイッチが入る事があると思います。
スイッチレバーはONにしておいた方がよいと思いますよ。
・ スイッチレバーが折れやすい。
HiKOKI コードレスコーナインパクトドライバ WH 14DCLだけですが、私だけかも知れませんが、スイッチレバーが折れやすい感じがしています。
取り扱いには注意しましょうね。
・ ネジがナメやすい。
インパクトドライバよりも力が入れにくいと思います。
インパクトドライバよりも強く押しつけてくださいね。
以上、注意する事でした。
私の主観がかなり入っていますが、注意する事に越したことはないと思います。
参考になれば幸いです。
私のオススメ工具
まとめ
今回は充電式コーナーインパクトドライバを紹介しました。
ドリルの回転に打撃を組み合わせた、充電式工具です。
インパクトドライバに似た工具ですが、ヘッド部分が短くなっているので、インパクトドライバが入らない狭い場所に、ネジを取付ける事ができます。
コーナーインパクトドライバはトルクが小さいので、サブ的な役割で使用する事がおおいと思います。
通常使用するのはインパクトドライバを利用して、インパクトドライバが入らない場所でコーナーインパクトドライバを利用するなど、使い分けが必要だと感じています。
最初に購入するのはインパクトドライバにして、コーナーインパクトドライバは必要に応じて検討してもよいと考えます。
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