クランプの種類と使い方! 材木同士を仮固定する時に便利

KDS クランプ RMC-38




こんにちは、長島です。

今回は『クランプ』を紹介します。
資材を仮固定する時に便利な工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

クランプとは

材木と材木を仮固定する時に便利な工具です。
シャコマンや万力とも呼ばれています。

KDS クランプ RMC-38

大工さんや建具屋さんが使用しているのをよく見かけます。

 

クランプの種類

■ メーカー

・ BAKUMA(バクマ工業株式会社)
・ KDS(ムラテックKDS株式会社)
・ LOBSTER(株式会社ロブテックス)

他にも沢山あると思いますが、クランプを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ クランプの材質

・ スチール製

金属クランプ

・ アルミニウム製

・ ステンレス製

・ 樹脂製

樹脂クランプ

上記、4種類があります。

■ 固定の方法

・ スクリュータイプ
赤で囲ったハンドルを回転させて締め込むタイプです。

金属クランプ ハンドル

・ レバータイプ
黄色で囲った部分のレバーを握って締め込むタイプです。

KDS クイックレバークランプ
出典元:ムラテックKDS株式会社

・ ワンタッチタイプ
青色で囲った部分を握ると先端が閉じ、ワンタッチで固定する事ができます。

KDS クランプ REC-38 ハンドル

簡単に固定したい時はワンタッチタイプが簡単ですが、強度が弱いです。
堅固に固定したい場合は、スクリュータイプかレバータイプが確実に固定する事ができます。

■ 締付力

・ 350kg~1000kg
スクリュータイプとレバータイプの締付力です。
ワンタッチタイプの締付力は、調べてみましたが分かりませんでした。

ワンタッチタイプはバネの力で締付けているだけなので、締付力はあまりないと思います。

■ 開口巾

・ 0mm~1200mm
0mmから1200mmと幅広くあります。
締付けたい材質の巾に合わせて選んでくださいね。

開口巾はクランプさせることができる巾の事です。
クランプ巾や拡張巾、締付巾とも言います。

 

クランプのメリット・デメリット

スクリュータイプとワンタッチタイプを比べてみました。

■ スクリュータイプ

▪ メリット

・ 堅固に固定できる。
ハンドルを締めて固定するので、堅固に固定する事ができます。
しっかりと固定したい場合にはオススメです。

・ 広い巾でも固定できる。
長さもイロイロあるので、固定したい巾にあったクランプを選ぶ事ができます。

▪ デメリット

・ 重い。
長さが長くなればなるほど重くなります。
これは仕方がない事だと思います。

・ 高価。
金属製のクランプはワンタッチタイプより高いです。
ですが、一度購入すると破損しない限り長く使用する事ができます。

■ ワンタッチタイプ

▪ メリット

・ 簡単。
ワンタッチタイプはバネ式になっているので、取付けが簡単です。

・ 軽い。
金属製や樹脂製がありますが、スクリュータイプよりも軽いです。
軽天屋さんは腰袋に取付けている方もいますよ。

・ 安価。
ワンタッチタイプは比較的安いです。
高くても1000円くらいです。

▪ デメリット

・ 広い巾が固定できない。
最大で100mmくらいまでしか固定する事ができません。
材木同士を固定したい時には向いていないと思います。

 

クランプの使い方

■ ワンタッチタイプ KDS クランプ RMC-38の場合

① 解除レバーを押し、開口巾を広げる。

KDS クランプ RMC-38 解除レバー

解除後

KDS クランプ REC-38 開

② 固定したい資材を掴む。
青で囲った部分を握ると先端が閉じ固定する事ができます。

KDS クランプ REC-38 ハンドル

以上、ワンタッチタイプの固定方法でした。

ワンタッチタイプのバネタイプはもっと簡単です。
ハンドルを握った時だけ開口部が開くので、固定したい場合は、ハンドルを離すだけです。

 

私のオススメ工具

■ 金属製

■ 樹脂製

 

まとめ

今回はクランプを紹介しました。

建築現場では、大工さんや建具屋さんが使用しているのをよく見かけます。
他にも、椅子を作ったり、家具を作ったりする職人さん達も使用していると思います。

資材同士を仮固定する時には便利な工具だと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか。

 

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