六角棒レンチの種類と使い方! セットビスを締め込む時に便利

六角棒レンチ




こんにちは、長島です。

今回は『六角棒レンチ』を紹介します。
セットビスの締め付けには便利な工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。


六角棒レンチとは

ボルトの頭が六角に彫り込んであるセットビスを締め込む工具です。

セットビスとは、イモビスとも呼ばれ、ボルトを締め付ける部分を外に出したくない場所で使用されています。

六角ボルトはボルトの根元が外に出ていますが、セットビスはボルトの内側を六角に彫り込んであります。

言葉だけの説明では、分かりづらいと思いますので、写真で見ると一目で違いが分かると思います。

■ 六角ボルト

六角ボルト

■ セットビス(横から)

セットビス

■ セットビス(彫り込み部分)

セットビス 内部

分かりづかいと思いますが、根元が六角に削られています。
六角ボルトは、外側を締めるタイプで、セットビスは、内側を締めるタイプの物です。


六角棒レンチの種類

■ メーカー

・ ASAHI TOOLS(旭金属工業株式会社)
・ FIJIYA(フジ矢株式会社)
・ KTC(京都機械工具株式会社)
・ LOBSTER(株式会社ロブテックス)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ TONE(TONE株式会社)
・ TOP TOOL(トップ工業株式会社)

他にも沢山あると思いますが、六角棒スパナを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 種類

六角レンチには大きく分けて2種類あります。

▪ 分離型

ショートタイプとロングタイプがあります。
ケースより取り出して、1本で使用します。

六角棒レンチ

分解してみました。

六角棒レンチ セット(開)

▪ 一体型

折りたたみ式になっており分離できません。
使用する時は一本に伸ばします。

六角棒レンチ 一体型

分解できないので、広げてみました。

六角棒レンチ 一体型セット(開)

■ 機能(ボールポイント)

▪ ボールポイントとは

先端が丸くなっている部分の事です。
セットビスに斜めから入れても、回転させられる構造になっています。

六角棒レンチ 10mm ボールポイント

六角棒レンチは、L型になっていて、短い方と長い方があります。
長い方の先端がボールポイントになっているタイプが使いやすいです。


六角棒レンチのメリット・デメリット(分離方と一体型を比較した場合)

■ 分離型

▪ メリット

・ 1本ものなので、締め込む時に力を入れやすい。
長い方を手に持って締め付けると、増し締めできます。

・ 狭い場所でも使用できる。
一本づつ分けられるので、狭い場所で使用する事が可能です。

▪ デメリット

・ 1本に分離できるので、紛失しやすい。
一本づつにできるので、紛失しやすいです。
気を付けてくださいね。

・ セット品だとサイズが大きい。
一体型の倍はあると思います。

■ 一体型

▪ メリット

・ 折りたたみ式で、本体から外れないので紛失する心配が少ない。
一体型なので、外す事ができません。紛失しにくいと思います。

・ 持ち運ぶのがコンパクト。
一体型なので小さくなります。

▪ デメリット

・ 力を入れすぎると、曲がってしまう。
一体につながっている根元が弱いので、増し締めをする時には、 折り目の部分で曲がってしまうことがあります。
気を付けてくださいね。

・ 狭い場所では使いづらい。
繋がっているので、小さくなりません。
狭い場所では使いづらいと思います。

軽作業には向いていますが、重作業には向いていません。
大きいサイズのセットビスを増し締めしたい時は、分離型がいいと思います。


六角棒レンチの使い方(分離型タイプ)

① セットビスのサイズを確認する。
わからない場合はセットビスに六角棒レンチを入れて確認してください。

② ボールポイント側にセットビスを入れて、ねじ穴に入れて時計回りに回転させる。
ボールポイント側で軽く締め付ける。

③ 六角棒レンチを短い方に付け替えて、増し締めをする。

長い方を手に持つと、強く締める事ができます。
使い分けてくださいね。


ASAHI TOOL 六角棒レンチ

ASAHI TOOLS の六角棒レンチは、ボルトが落ちないような工夫がされていますよ。
1.5mm~2.5mmまでの細い六角棒レンチは、キャッチャー機能付になっていて、六角ボルトが落ちないようになっています。

■ キャッチャー機能とは

六角棒レンチの先端に溝を切り、その溝をわずかに広げることにより弾力を持たせ、ボルトが落ちないようになっています。

強い保持力と耐久性を兼ね備えており、奥まった場所でのねじ穴にボルトを持ていくときや、緩めて外したときに、ボルトを手で押さえる必要がありません。
3mm~10mmまでのサイズでは、キャッチャーボール付の機能でボルトが落ちないようになっています。

■ キャッチャーボール付とは

精密な加工で埋め込んだ鋼球とバネの働きでがっちりとボルトをキャッチします。
奥まった場所のねじ穴にボルトを持っていくときや、緩めて外したときに、ボルトを手で押さえる必要がありません。

ASAHI TOOLSの六角棒レンチは、このような便利な工夫がされているのでオススメです。


私のオススメ工具

■ 六角棒レンチ

■ キャッチャーボール付

■ あると便利

まとめ

今回は六角棒レンチを紹介しました。

セットビスを締め付ける時には、必ず使用する工具です。
よく使用するのは、1.5mm~10mmなので、このサイズのセット品があると便利だと思います。

六角棒レンチの先端がボールポイントになっている物を選んでください。
ボールポイントになっていないタイプも販売されているので、確認をされた方がよいです。

ASAHI TOOLの六角棒レンチはキャッチャー機能になっていて、セットビスが落ちない構造になっているのでオススメです。
セットビスが取り付けようとしている時に、落ちる事が良くあります。
その煩わしさも解消できますよ。




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