ロングビットホルダーの種類と使い方! ビットの長さを調整

ANEX ロングビットホルダー




こんにちは、長島です。

今回は『ロングビットホルダー』を紹介します。
ビットの長さを長くする工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

ロングビットホルダーとは

ビットの長さを変えられるホルダーです。
インパクトドライバとビットの間に取付けて使用します。

ロングビットホルダーを取付ける事で、ビットが届かない場所でも、届くようにできます。
プラスビット以外にも、差込口が6.35mmのビットなら何でも取付け可能です。

ロングビットホルダーの種類

■ メーカー

・ ANEX(株式会社兼古製作所)
・ DENSAN(ジェフコム株式会社
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ VESSEL(株式会社ベッセル)

他にも沢山あると思いますが、ロングビットホルダーを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ ロングビットホルダーの長さ

・ 70mm~600mm

短いタイプで70mm、長いタイプで600mmもあります。
約100mm単位で販売されているので、お好みの長さのロングビットホルダーが見つかると思います。

■ シャフトの種類

・ ストレートタイプ
ストレートなシャフトなので、曲げて使用する事ができません。
直線的な部分でのネジ締めに最適です。

・ フレキシブルタイプ
シャフトが曲がるので、曲げて使用する事ができます。
インパクトドライバが入らないコーナーなどの、角や際部分のネジ締めに最適です。

上記、2種類があります。
目的に合ったシャフトを選んでくださいね。

■ シャフトの種類

・ 一体型
六角シャンクがシャフトと一体型になっているタイプです。
分離型に比べると細いです。
六角シャンクを回転させるとシャフトまで回転するので、手を添えて使用するのはオススメできません。
シャフトが短いタイプに向いていると思います。

・ 分離型
内部シャフトと外部シャフトの2層になっているシャフトです。
一体型に比べると太いです。
シャンクを回転させても、外部のシャフトは回転しないので、を手で抑えても安全に作業できます。

長いタイプのロングビットホルダーを検討している方は、分離型をオススメします。

フレキシブルタイプは分離型しかありません。

■ 先端のサイズ

・ 6.35mm
私が知る限り、6.35mmのサイズしかありません。

ビットには色々な種類がありますが、6.35mmのビットが種類も豊富です。
色々なビットが取付ける事が可能です。

■ 軸部の種類(充電式工具側)

・ 6.35mm 六角シャンク
軸部がそのまま工具に取付けられます。
残念ながら、軸部が折れると使えなくなります。

・ 6.35mm 軸部交換式
六角シャンクの代わりに、両頭ビットを取付けて使用します。
軸部が折れても、両頭ビットを交換すれば、繰り返し使用する事が可能です。

・ SDSシャンク
ハンマードリル専用のシャンクです。
インパクトドライバやドライバドリルには、使用できません。

上記、3タイプがあります。

軸部は、軸部交換式が便利です。
軸部が折れても、両頭ビット交換する事で、繰り返し使用する事が可能です。
六角シャンクタイプは、軸部が折れると本体ごと、使えなくなるので注意してくださいね。

■ シャフト最大幅

・ φ10mm~φ20mm

Φ10mmのような細いタイプは、軸部とシャフトが一体型になっています。

Φ20mmのような太いタイプは、分離方になっています。

細い穴を開けた場合はφ10mmの細いシャフトが向いていると思いますが、φ20mm以上の穴を開けたい場合は、シャフトが太いタイプをオススメします。

ロングビットホルダーのメリット・デメリット

ストレートタイプとフレキシブルタイプを比べてみました。

■ ストレートタイプ

▪ メリット

・ 長い
長いタイプで600mmもあります。

・ 軸部交換式がある。
軸部が折れても交換できる、軸部交換式があります。
六角シャンクタイプと2種類がありますが、軸部交換式がオススメです。

・ 力が入れやすい。
ストレートタイプなので、力を入れて使用する事が可能です。

▪ デメリット

・ コーナー等の角や際等には使いにくい。
シャフトが曲がらないので、ネジを取付ける場合、ネジが斜めに取付けられる可能性があるので、注意が必要です。

■ フレキシブルタイプ

▪ メリット

・ 曲げて使用できる。
自由自在に曲げて使用する事ができます。
ストレートタイプとは違い、角や際のネジ締めに最適です。

▪ デメリット

・ 力を入れて作業ができない。
鉄板ビス等を取付ける場合、シャフトが曲がるので力を入れた作業ができません。
押し付けてのネジ締めには向いていないと思われます。

・ 軸部が折れると使えない。
フレキシブルタイプは六角シャンクタイプしかありません。
軸部が折れると使えなくなります。

ロングビットホルダーの使い方

ストレートタイプの軸部交換式で、ネジを締め込む場合

① ロングビットホルダーの先端にビットを装着する。
先端側にネジのサイズに合ったプラスビットを選びます。
プラスビットの使用頻度が高いサイズは2です。
ビットホルダーを引っ張ると、ロックが解除されるので、解除後ビットを入れ、ビットホルダーを元に戻します。

② 軸部に、両頭ビットを装着する。
軸部には両頭ビットを装着します。
両頭ビットならどのタイプを装着させても良いです。
両頭ビットの取付け方は同じです。

③ インパクトドライバにロングビットホルダーを装着する。
取付け方は同じです。

④ 先端のビットにネジを取付ける。

⑤ ネジを締め込む。
最初は低速で回転させ、ネジが入ったのを確認後、高速で締め込みます。

以上、ロングビットホルダーの使い方でした。

長いタイプのロングビットホルダーを使用する場合は、インパクトドライバを持っていない手を添えてあげると安定すると思います。

私のオススメ工具

■ ストレートタイプ

■ フレキシブルタイプ

まとめ

今回は、ロングビットホルダーを紹介しました。

シャフトの種類は、ストレートタイプとフレキシブルタイプがあります。
使用頻度が高いのはストレートタイプでシャフトの種類は分離型がいいと思います。

フレキシブルタイプは便利だと思いますが、ストレートタイプよりも使用頻度は少ないと思うので、ストレートタイプを購入してから、必要に応じて検討しても良いと考えます。

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