こんにちは、長島です。
今回は『ピーポーマン』を紹介します。
導通チェックに便利な工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
ピーポーマンとは
電圧チェックと導通チェックの2種類が測定できる、測定工具です。
検電器の種類になります。
テスターよりも大きな音が出るので離れた場所でも、導通チェックが可能です。
テスターは手元に持った状態でしか導通チェック出来ませんが、ピーポーマンは音が大きいので離れた場所でもチェックできます。
火災報知器関連の仕事をされている人がよく使用しています。
私の知り合いは、小学生が持っている防犯ブザーを改良して、使っていますよ。自分で作った工具は愛着があるので、大事に使用されています。
市販のピーポーマンよりも音が大きく鳴り響くので、より離れた所からでもチェックできます。
ただし、導通チェックのみしか使用できないので、残念ながら電圧の測定には使用できませんでした。
それでも、お手製ですから、気に入ってるみたいですよ。
ピーポーマンの種類
■ メーカー
・ NEGUROSU(ネグロス電工株式会社)
ピーポーマンは、ネグロス電工株式会社だけのオリジナルな商品です。
■ 測定
・ 電圧測定
AC100V、AC200V
・ 導通チェック
上記、2種類の事ができます。
電圧測定は、AC100VかAC200Vの2種類しか表示がありません。
テスターみたいにAC110VやAC220Vなど表示をしないので、検電器の種類に分類されているのだと思います。
■ サイズ
・ たて 90mm
・ よこ 58mm
・ 厚さ 25mm
・ 重さ 120g
作業着の胸ポケットに入るサイズなので、小さめです。
■ 電源
単三電池で動作しています。
充電式乾電池でも動作するので、充電式乾電池を使用した方が経済的だと思います。
ピーポーマンのメリット・デメリット
一般的な検電器と比べてみました。
■ メリット
・ 大きな音がする。
導通チェックするに便利です。
離れた場所からでも大きな音がするので、分かりやすいですよ。
・ 分電盤に取付けられる。
ピーポーマンの背面にはマグネットが付いています。
金属製の分電盤で使用する時は、簡単に取付けられます。
■ デメリット
・ 接触式なので、被覆の上から検電ができない。
検電器の種類ですが、電線の上から検電する事ができません。
プラス・マイナスにリードをあてる必要があります。
ブレーカーやコンセント等での電圧測定は可能です。
・ ヒューズが飛ぶ
導通チェックにした状態で電圧をあたるとヒューズが飛んでしまいます。
電圧測定をする時には、テストリードの差し替えが必要です。
ピーポーマンの使い方
■ 導通チェックの場合
① テストリードが導通になっているか確認する。
電圧測定側になっていると音がなりません。
電池切れの可能性もあるので、導通チェックする時にはテストリードを短絡させ、音が鳴るか確認してくださいね。
② 電線にテストリードを取付ける。
ピーポーマンの付属品にワニ口クリップがあるので、テストリードの先端に取付けて使用すると便利です。
③ 電線を短絡させる。
音がなれば正常で、音が鳴らなかったら異常です。
切れている部分がないか確認してください。
以上、導通チェックのやり方でした。
■ 電圧の確認
① テストリードが電圧になっているか確認する。
テストリードが導通のままになっていて、電圧測定をするとヒューズが飛んでしまいます。
予備のヒューズがあれば直ぐに交換もできますが、持っていない事も多いかと思います。
必ず確認するようにしてください。
② 電圧を確認する。
コンセントで電圧を確認する時は、コンセントのプラス・マイナスにテストリードを刺して確認します。
一般のコンセントだとAC100Vだと思うので、AC100V側にランプが点灯すると思います。
単相200Vや三相200Vの場合はAC200V側のランプが点灯すると思います。
以上、電圧測定のやり方でした。
ネグロスのカタログを見ていると検電器の種類になっていますが、ピーポーマンはテスターの使い方に似ていますね。
テスターを使った事のある方なら、すぐにでも使用できると思います。
私のオススメ工具
まとめ
今回はピーポーマンを紹介しました。
ピーポーマンは検電器の種類ですが、テスターみたいな使い方をする測定工具です。
大きな音がでるので、導通チェックには便利だと思います。
検討してみてはいかがでしょうか。
■ 合わせて読みたい関連記事
・ カードテスターに関する記事はこちら
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