こんにちは、長島です。
今回は『ウォーキングメジャー』を紹介します。
巻尺と同様に長さを測定する測定工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
ウォーキングメジャーとは
歩きながら距離を測定する測定工具です。
運動会でやった事がある人は想像できるかも知れませんが、車輪転がし競技みたいな工具です。
棒の先に車輪が付いていて、車輪が回転するとカウンターが回ります。
それを測定したい所まで転がすと距離を測定できます。
屋外工事の見積もりや積算に使用すると、とても便利ですよ。
持ち手が伸縮するタイプもあるので、ご自身の身長に合わせて調整する事が可能です。
距離を表示するカウンターが手元にあるタイプは見やすいと思います。
ウォーキングメジャーの種類
■ メーカー
・ KDS(ムラテックKDS株式会社)
・ SK(新潟精器株式会社)
・ シンワ(シンワ測定株式会社)
他にも沢山あると思いますが、ウォーキングメジャーを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 測定距離
・ 1cm~1km
・ 10cm~10km
上記、2種類があります。
1kmのタイプと10kmタイプでは、1kmの方が少しですが安価です。
ウォーキングメジャーで10kmも測定する事はないと思うので、1kmタイプで十分ではないでしょうか。
■ ハンドルの長さ
・ 伸縮タイプ
45cm~113cm
・ 折りたたみタイプ
98cm~104cm
ハンドルの長さは伸び縮みする伸縮タイプと、ハンドルの中間で折りたためる、折りたみタイプの2種類があります。
ハンドルの長さは伸び縮みするタイプの方が、身長に合わせる事ができるので便利だと思います。
■ タイヤの太さ
・ 100mm~320mm
タイヤのサイズは小さいよりも大きい方が、測定する時に安定していると思います。
しかし、タイヤが大きくなればなるほど、ウォーキングメジャーの重量が重くなってきます。
少しでも軽い方が持ち運びが楽なので、10cmのタイプで良いと思います。
■ 重さ
・ 450g~2kg
タイヤの太さと同様に、タイヤのサイズに比例して重量が重くなってきます。
少しでも軽い方が持ち運びも簡単で、サイズもコンパクトになるので、軽いタイプがオススメです。
■ 機能
・ カウンター
ウォーキングメジャーはアナログ式のカウンターが回転して距離を表示しています。
使用する直前にカウンターをゼロにする必要があります。
カウンターをゼロにするのを忘れると、最初からやり直しになってしまうので、確実にゼロにするようにしてくださいね。
・ ゼロポイント表示機能
タイヤの側面に付いている矢印の事です。
基準になる場所が分からないと、測定する所を何処に合わせてよいのかわかりませんよね。
一目で分かりやすいように矢印が付いています。
・ スタンド機能
ウォーキングメジャーが倒れないように、スタンドが付いているタイプもあります。
ウォーキングメジャーを横に倒したくない方にはオススメの機能です。
測定の途中で手を離さないといけない状況になった場合は、スタンドがあると便利だと思います。
ウォーキングメジャーのメリット・デメリット
巻尺と比べてみました。
■ メリット
・ 1人でも測定できる。
1人でも作業できるというか、1人でしか作業できません。
片手で測定できますよ。
・ テープを巻き取る必要がない。
タイヤに設置しているカウンターで読み取るだけなので、テープを巻き取る必要はありません。
測定完了後はそのまま片付ける事ができます。
・ 立ったまま作業できる。
ハンドルがあるので、立ったまま測定できます。
とてもスピーディーに測定する事が可能です。
■ デメリット
・ サイズが大きい。
作業車に入れていると邪魔に感じる事があると思います。
邪魔にならないよう、少しでもサイズの小さいタイプがオススメです。
ウォーキングメジャーの使い方
測定を始める場所をA、測定終わる場所をBとします。
① A地点にウォーキングメジャーを合わせる。
測定を開始するA地点に置きます。
② カウンターをゼロにします。
測定する時には、カウンターをゼロにしてください。
ゼロにするのを忘れると最初からやり直しになってしまうので注意してくださいね。
③ B地点までウォーキングメジャーを押す。
A地点からB地点まで、真っすぐ押すようにしてください。
地中配管を測定する場合は、配管が流れているようにウォーキングメジャーを押してくださいね。
④ B地点に到着
カウンターを確認して距離を記入する。
以上、ウォーキングメジャーの使い方でした。
巻尺でも測定する事はできますが、 テープを伸ばしたり収納したりと面倒な事も多いです。
テープを伸ばしたままにできる場所なら巻尺でも測定できますが、道路や歩道で伸ばす時は車や人に踏まれることがあると思います。
ウォーキングメジャーはテープを伸ばす必要がないので、車や人に踏まれる心配もありません。
とても便利な測定工具だと思いますので、長い距離を測定する時は、ウォーキングメジャーを使用してみてはいかがでしょうか。
私のオススメ工具
まとめ
今回はウォーキングメジャーを紹介しました。
巻尺と同じように距離を測定する工具ですが、巻尺とは違いテープを伸ばす必要はありません。
タイヤを転がすだけで測定できるので、広い場所の長さの測定や、見積もりや積算をする場合には便利な測定工具だと思います。
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