こんにちは、長島です。
今回は『止型定規』を紹介します。
スコヤに似た測定工具で、45°や90°など、決まった角度の線を引く事ができます。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
止型定規とは
材木に45°や90°(直角)に、線を引く工具です。
台形や、ひし形のかたちをしています。
材木以外にも、天井材の見切りや巾木など、45°の角度に切断する場所でよく利用されています。
大工さんはもちろんですが、内装屋さんも利用しているのをよく見かけます。
止型定規の種類
■ メーカー
・ SK(新潟精器株式会社)
・ シンワ(シンワ測定株式会社)
他にも沢山あると思いますが、止型定規を販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 目盛
・ ミリ表示
・ ツーバイフォー表示
ミリ表示が一般的です。
SKからツーバイフォーを専門にしている大工さんが使用するタイプの止型定規があります。
■ 素材(台と竿)
・ ステンレス製
・ アルミニウム製
・ ポリカーボネート製
上記、3種類があります。
ポリカーボネートはプラスチック素材なので、踏んだりすると割れていしまう可能性があります。
ステンレス製やアルミニウム製に比べると安価ですが、壊れて使えなくなるのは勿体ないので、長く使えるステンレス製がオススメです。
■ サイズ
・ たて
62mm~100mm
・ よこ
166mm~200mm
・ 高さ
55mm~73mm
・ 厚さ
1.5mm
・ 重さ
35g~334g
サイズはあまり大きくはありません。
重さが35gしかないタイプは。ポリカーボネート素材の止型定規です。
ポリカーボネート製はとても軽いですよ。
■ 長さの許容差
・ 0.2mm~0.3mm
あまり気にすることはありませんが、参考までに記載しています。
■ 角度
・ 45°
・ 90°
・ 135°
3つの角度の線が引けます。
135°も45°と同じなので、実際には45°と90°ですね。
■ 形
・ 止型スコヤ
・ 止型定規
・ 一発止型定規
・ 台形止型定規
上記、4種類があります。
止型スコヤは軽天屋さんが使用しているのをよくみますが、大工さんや一発止型定規を使用しているのをよく見かけます。
職種によって使用されるタイプが違っていますよ。
私は材木を切断する時に便利な、一発止型定規をオススメします。
止型定規のメリット・デメリット
完全スコヤと比べてみました。
■ メリット
・ 45°が引ける。
スコヤでは90°しか引く事ができませんが、止型定規は45°など決まった角度を引く事ができます。
・ いろいろな形がある。
4種類の形があります。
使用したいタイプで選ぶ事ができます。
■ デメリット
・ サイズが大きい
サイズが大きいので腰袋にも袋に入れにくいです。
常時持ち歩くのには向いていません。
完全スコヤも止型定規も価格は同じくらいです。
印を付けたい素材に合わせて選んでくださいね。
止型定規の使い方
・ 止型スコヤ
・ 止型定規
・ 一発止型定規
・ 台形止型定規
シンワ株式会社のカタログを参考にさせていただきました。
材木にノコギリを使って直角に切断するのは、簡単そうで難しいですよね。
卓上丸のこで切断する場合だと、切断したい寸法を1点だけ印を付けるだけで、簡単に切断する事ができます。
しかし、ノコギリを使用する場合に、一点だけを印を付けて切断すると、切断面は斜めになってしまいます。
熟練した大工さんでも至難の技だと思います。
私も自宅をDIYしていますが、木材をノコギリで切断する時は、切断したい寸法を取った後、最低でも2方向に切断するラインをけがきます。
その2方向に印を付ける時に便利なのが、一発止型定規です。
45°や90°(直角)を一発で印を付けることができます。
印を付けた上を真っ直ぐに切断する事で、木材を直角に切断する事ができます。
それでも最初は難しいと思いますが、慣れれば綺麗に切断できるようになると思います。
私のオススメ工具
まとめ
今回は止型定規を紹介しました。
スコヤに似た工具ですが、45°が引ける便利な工具です。
材木に45°の印を付けるなら、一発止型定規や台形止が最適です。
タイプも4種類あるので、印を付けたい材料に合わせて選んでいいと思います。
検討してみてはいかがでしょうか。
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