センターポンチの種類と使い方! 中心がズレないようにくぼみをつける

MARVEL センターポンチ AC-130




こんにちは、長島です。

今回は『センターポンチ』を紹介します。
ドリルで穴を開ける時の中心を出す工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

センターポンチとは

鉄板やアングル等に穴を開ける場合に、中心がズレないようにくぼみをつける工具です。

先端が尖っており、センターポンチで叩く事でくぼみを付けます。

ハンマーで叩くタイプとバネの力を利用して叩くタイプの2種類があります。

 

センターポンチの種類

■ メーカー

・ KTC(京都機械工具株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ シンワ(シンワ測定株式会社)

他にも沢山あると思いますが、センターポンチを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ センターポンチ種類

・ 手動タイプ
ハンマーで叩いて使用するタイプです。

・ 自動タイプ
本体に搭載しているバネで叩くタイプです。
ハンマーが必要ありません。

上記、2種類があります。

私は両方持っていますが、バネで叩くタイプが便利だと思います。

 長さ

・ 130mm~210mm
長くても210mmしかありません。
あまり大きくないです。

■ 重さ

・ 65g~160g
手動タイプが、約65g
自動タイプが、約160g
自動タイプが少し重いです。

センターポンチの内部にバネが搭載され、バネの強弱も変えられるので、100gほど重くなっています。

■ バネの強弱

・ 弱くする。
反時計回りに回転させるとバネが緩みます。
柔らかい材質にセンターポンチを打ちたい場合は、バネの強さを緩くします。

・ 強くする。
時計回りに回転させると、バネが強くなります。
堅い材質の物に印を付けたい時は、バネを強くします。

 

センターポンチのメリット・デメリット

センターポンチを使わなかった時と比べてみました。

■ メリット

・ 中心がズレない。
センターポンチを打つと穴の中心がズレにくいです。
開けたい場所の中心に、穴が開けられます。

■ デメリット

・ 工具を買わないといけない。
センターポンチの金額は2000~3000円です。
必要のない方からしたら勿体ないかも知れません。

・ 持ち運ぶ工具が増える。
大きい工具ではありませんが、現場に持って行く工具が増えます。

 

センターポンチの使い方

■ 自動タイプの場合

① 印を付ける。
穴を開けたい場所に印を付けます。

② センターポンチを打つ
印にセンターポンチをあて、上から押します。

たったこれだけです。

印を付けた場所にくぼみができていると思います。

■ 手動タイプの場合

① 印を付ける。
穴を開けたい場所に印を付けます。

② センターポンチを打つ。
印にセンターポンチをあて、ハンマーで叩きます。

自動タイプはハンマーで叩く必要はありませんが、手動タイプはハンマーで叩かないとくぼみを付ける事はできません。

必ずハンマーで叩いてください。

自動タイプも手動タイプも、センターポンチでくぼみを付けた後、ドリルを利用して鉄板等に穴を開けます。

センターポンチを使用する素材に合わせて、叩く力を変えてくださいね。
自動タイプは、根元部分を回転させる事で、調整ができるようになっています。

 

私のオススメ工具

■ 手動タイプ

■ 自動タイプ

 

まとめ

今回はセンターポンチを紹介しました。

穴を開けたい中心にセンターポンチを打つだけで、穴の中心がズレなくする便利な工具です。

精度を必要とする場所では、穴の中心がズレると取付けられなくなってしまう事があります。

ドリルで穴を開ける時に、慎重に穴を開けようとしてもなかなか上手くいかないと思います。

センターポンチを利用する事で、中心に開けられる事ができると思います。

検討してみてはいかがでしょうか。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。