引廻しの種類と使い方! 石膏ボードやコンパネの開口に

DENSAN ハンディ押切りノコ OM-180




こんにちは、長島です。

今回は『引き廻し』を紹介します。

石膏ボードやコンパネを開口する時に便利な工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

引廻しとは

小さいノコギリの事です。
壁の間仕切りや天井のボード開口をするときに使用します。

電気工事をされている方には必需品です。

私は、DENSANの引廻しとTAJIMAの引廻しの2つを持っています。

・ DENSANの引廻し
固定式で短いタイプです。

DENSAN ハンディ押切りノコ OM-180

・ TAJIMAの引廻し
DENSANの引廻しよりも少し長めで、使わない時は折りたたむことができます。

伸ばした状態

TAJIMA 引き廻し 伸ばした状態

折りたたんだ状態

TAJIMA 引き廻し 伸ばした状態

折りたためるので、腰道具に入れても安全です。

 

引廻しの種類

■ メーカー

・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ TAJIMA(株式会社TJMデザイン)

他にも沢山あると思いますが、引廻しを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 柄の種類

・ 固定式
柄と刃が固定されているタイプです。
刃が悪くなったり折れたりした場合には、本体ごと交換しなければなりません。

・ 可動式
2つに折りたたみ事ができませんが、刃の角度が変えられるタイプです。
壁に沿って切り込みを入れたい場合には、とても便利です。

・ 折込式
2つに折りたたみ事もでき、刃の角度も変える事ができるタイプです。
使う時に刃を伸ばして、使わない時には、折りたためば腰袋に入れていても安全です。
手を切る事が少ないです。

・ 収納式
カッターみたいに刃が収納できるタイプです。
サイズ的にもカッターナイフ程度の大きさです。
使う時にだけ刃を出して、使わない時には、刃が収納できます。
ペンチホルダーやカッターナイフホルダーに入れても、キズ付く事がありませんよ。

上記、4種類があります。

よく利用されているのは固定式ですが、最近では可動式や折込式も多くなってきました。

固定式以外のタイプは、刃が交換できるので、刃だけ購入すれば経済的に使用する事ができますよ。

■ 刃の種類

① 引いて切るタイプ
② 押して切るタイプ
③ 両用タイプ

引廻しの刃には3種類あります。

一般的には、①の引いて切るタイプが一般的です。

それはなぜか知っていますか?

人は押すより引く方が、力が出るからです。

ノコギリの刃は、①が主流です。
しかし、電気工事をしている方の多くが使用しているのは、②の押して切るタイプです。

理由として
コンセントやスイッチ等を取付ける穴を開口した時に、石膏ボード表面の紙が剥がれしまうからです。
押して切るタイプだと、石膏ボードの紙を抑えながら切るので、紙が剥がれにくい傾向引いて切るタイプだと、紙が剥がれやすいですよ。

■ 刃の固定

・ 蝶ネジ固定
・ ネジ固定

蝶ネジで固定するタイプと、ネジで固定するタイプの2種類があります。

蝶ネジで固定するタイプは、工具を使わずに交換する事ができますが、ネジ固定だとマイナスドライバーで取付ける必要があります。

■ 刃の長さ

・ 80mm~210mm
刃の長さもイロイロあります。

お好みで選んでいいと思いますが、短いタイプが使いやすいです。

刃が長いと開口する場所から柄の部分が遠くなるので、不安定です。

短い方が安定していると感じます。

私がいつも使用しているのは、120mmの刃先を利用しています。

 

引廻しのメリット・デメリット

引切りと押切で比べてみました。

■ 引切り

▪ メリット

・ 力が入れやすい。
通常のノコギリは引切りなので、通常の使い方で使用できます。

▪ デメリット

・ 石膏ボードの紙が剥がれやすい
石膏ボードで使用する時は、紙が剥がれる可能性があります。
石膏ボードの開口には向いていないと感じています。

・ バリが表に出る。
バリが出る時には、刃の側面をハンマーで叩いてください。
新品の時に多いのですが、刃の側面に突起があるので、ハンマーで叩く事で突起が無くなります。

■ 押切り

▪ メリット

・ 石膏ボードの紙が剥がれにくい。
押した時に切れるので、紙が剥がれない方向に切断します。
石膏ボードの開口には向いていますよ。

▪ デメリット

・ 押した時に切れる。
刃の向きが逆になっています。
押した時に切れるので、通常の使い方と逆になりますよ。
最初は使いにくいと思いますが、数カ所使用すると慣れてくると思います。

 

引廻しの使い方

■ コンセントの開口する場合

① スライドボックスの位置を確かめる。
ボックスを入れた場所の床に、印を付けておくと後が楽になりますよ。

引廻しの使い方1 ボード開口前

② 石膏ボードに印を付ける。
コンセントの高さは一般的には、300mmの高さです。

引廻しの使い方2 印付ける

③ 刃先を入れボックスがあるか確認する。
刃先を石膏ボードにあてて、柄の後ろから手でトントンと叩いてあげると、刃先が入ります。
スライドボックスが入っている感触を確かめます。
深さが40mm程度入った所で刃先が止まります。

引廻しの使い方3 引廻しボードに刺す

④ 横方向に切込む。
電線にキズ付かないように切ります。

引廻しの使い方4 横方向に切る

⑤ 逆側も横方向に切込む。
中心から左右両側に切込みを入れます。
スライドボックスのサイズが50mmなので、中央から25mm程度で止まります。

引廻しの使い方5 横方向に切る

⑥ 縦方向に切込みを入れる。
スライドボックスに刃があたる感触を感じながら縦方向に切ります。

引廻しの使い方6 縦方向に切る

⑦ 逆側も縦方向に切込みを入れる。

引廻しの使い方7 逆側も縦方向に切る

⑧ 下段の横方向に切込む
中央にビス用の凸があるので、注意しながら切ります。

引廻しの使い方8 下段を横方向に切る

⑨ 上段の横方向に切込む
先ほどと同様に、中央にビス用の凸があるので、注意しながら切ります。

引廻しの使い方9 上段を横方向に切る

⑩ ボード開口完了
写真のようにスライドボックスが出てきます。
電線がキズ付いていないか確認しましょうね。

引廻しの使い方10 開口完了

以上、引廻しの使い方でした。

電気工事で使用している引廻しは押切りを利用しています。

刃は押した時に切れるようになっているので、押す時に石膏ボードが切れるように力を入れます。

引いた時に力を入れてもあまり切れないので、力の入れ具合を考えながら使用してくださいね。

通常のノコギリと使い勝手が違いますが、数カ所切ると慣れてくると思います。

慣れないうちはゆっくりでいいので、スライドボックスに合わせて切るように心掛けてくださいね。

 

私のオススメ工具

■ 本体

■ 替刃

 

まとめ

今回は引廻しを紹介しました。

石膏ボードやケイカル板を切断する時に便利な工具です。

ノコギリでは細かい細工ができませんが、引廻しを利用すると細かい細工ができますよ。

引廻しには、刃が交換できないタイプと交換できるタイプがあります。

刃が交換できるタイプが経済的だと思うので、交換できるタイプがオススメです。

大工さんもや設備屋さんも使用していますが、押切りを使用しているのは、電気工事だけだと思います。

電気工事をされている方は、押切りがオススメです。

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