こんにちは、長島です。
今回は『クランプ』を紹介します。
資材を仮固定する時に便利な工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
クランプとは
材木と材木を仮固定する時に便利な工具です。
シャコマンや万力とも呼ばれています。
大工さんや建具屋さんが使用しているのをよく見かけます。
クランプの種類
■ メーカー
・ BAKUMA(バクマ工業株式会社)
・ KDS(ムラテックKDS株式会社)
・ LOBSTER(株式会社ロブテックス)
他にも沢山あると思いますが、クランプを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ クランプの材質
・ スチール製
・ アルミニウム製
・ ステンレス製
・ 樹脂製
上記、4種類があります。
■ 固定の方法
・ スクリュータイプ
赤で囲ったハンドルを回転させて締め込むタイプです。
・ レバータイプ
黄色で囲った部分のレバーを握って締め込むタイプです。
・ ワンタッチタイプ
青色で囲った部分を握ると先端が閉じ、ワンタッチで固定する事ができます。
簡単に固定したい時はワンタッチタイプが簡単ですが、強度が弱いです。
堅固に固定したい場合は、スクリュータイプかレバータイプが確実に固定する事ができます。
■ 締付力
・ 350kg~1000kg
スクリュータイプとレバータイプの締付力です。
ワンタッチタイプの締付力は、調べてみましたが分かりませんでした。
ワンタッチタイプはバネの力で締付けているだけなので、締付力はあまりないと思います。
■ 開口巾
・ 0mm~1200mm
0mmから1200mmと幅広くあります。
締付けたい材質の巾に合わせて選んでくださいね。
開口巾はクランプさせることができる巾の事です。
クランプ巾や拡張巾、締付巾とも言います。
クランプのメリット・デメリット
スクリュータイプとワンタッチタイプを比べてみました。
■ スクリュータイプ
▪ メリット
・ 堅固に固定できる。
ハンドルを締めて固定するので、堅固に固定する事ができます。
しっかりと固定したい場合にはオススメです。
・ 広い巾でも固定できる。
長さもイロイロあるので、固定したい巾にあったクランプを選ぶ事ができます。
▪ デメリット
・ 重い。
長さが長くなればなるほど重くなります。
これは仕方がない事だと思います。
・ 高価。
金属製のクランプはワンタッチタイプより高いです。
ですが、一度購入すると破損しない限り長く使用する事ができます。
■ ワンタッチタイプ
▪ メリット
・ 簡単。
ワンタッチタイプはバネ式になっているので、取付けが簡単です。
・ 軽い。
金属製や樹脂製がありますが、スクリュータイプよりも軽いです。
軽天屋さんは腰袋に取付けている方もいますよ。
・ 安価。
ワンタッチタイプは比較的安いです。
高くても1000円くらいです。
▪ デメリット
・ 広い巾が固定できない。
最大で100mmくらいまでしか固定する事ができません。
材木同士を固定したい時には向いていないと思います。
クランプの使い方
■ ワンタッチタイプ KDS クランプ RMC-38の場合
① 解除レバーを押し、開口巾を広げる。
解除後
② 固定したい資材を掴む。
青で囲った部分を握ると先端が閉じ固定する事ができます。
以上、ワンタッチタイプの固定方法でした。
ワンタッチタイプのバネタイプはもっと簡単です。
ハンドルを握った時だけ開口部が開くので、固定したい場合は、ハンドルを離すだけです。
私のオススメ工具
■ 金属製
■ 樹脂製
まとめ
今回はクランプを紹介しました。
建築現場では、大工さんや建具屋さんが使用しているのをよく見かけます。
他にも、椅子を作ったり、家具を作ったりする職人さん達も使用していると思います。
資材同士を仮固定する時には便利な工具だと思いますので、検討してみてはいかがでしょうか。
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