より戻しの種類と使い方! ケーブル同士がヨレない絡まない

DENSAN より戻し DK-4K




こんにちは、長島です。

今回は『より戻し』を紹介します。
ケーブルラックに配線する時に使用する工具です。
ケーブル同士がヨレたり絡んだりしない為に使用しています。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

より戻しとは

ケーブルがヨレたり絡んだりしないようにする工具です。

ケーブルラックにケーブルを配線したり、大きいサイズの配管に幹線ケーブルを入線する時に使用しています。

DENSAN より戻し DK-4K

出典元:ジェフコム株式会社

ケーブルを数本同時に配線するとヨレたり絡んだりする事があります。

ロープとケーブルグリップの間により戻しを取付ける事で、ヨレたり絡んだりしないようになります。

ケーブルラックに配線が終わった後には、一本づつ固定するのですが、ケーブル同士がヨレたり絡んだりしていると、固定するのに時間がかかります。

絡んでいるケーブルを解きながら固定するのはとても面倒なので、絡まないように配線する為には、より戻しが必要です。

■ より戻しの必要性

直接ロープに接続して引っ張ると、ケーブルも一緒にクルクルとねじれてしまいます。

そのねじれを防止する為に、ロープとケーブルクリップの間により戻しを装着します。

いくらロープがねじれていても、より戻しがねじれをケーブルまで伝わらないようになっているので、ケーブルが真っ直ぐになるように配線できます。

DENSAN より戻し クリップ装着

出典元:ジェフコム株式会社

ケーブルラック上の配線には装着する事をオススメします。

安価な工具ではないですが、とても便利だと思います。

 

より戻しの種類

■ メーカー

・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)

他にも沢山あると思いますが、より戻しを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 固定方法

・ シャックル固定式
より戻しは、ロープとケーブルグリップの間に付けて使用します。
固定は簡単で、シャックルタイプになっているので、マイナスドライバーでシャフトを緩めて外します。

外したシャフトの間にロープを入れて、マイナスドライバーで締付けて固定します。
シャフトは表に出ない構造になっているので、引っ掛からないようになっています。

■ サイズ

・ 長さ
29mm~112mm

・ 外径
φ10mm~φ34mm

・ 溝幅
5mm~18mm

・ 重さ
9.4g~460g

より戻しは大きな物はありません。
比較的小さいめの工具です。

■ ロープのサイズ

より戻しを使用する時には、使用するロープのサイズが関係してきます。

幹線ケーブルを配線する時は、少し太めのロープを使用します。

重いケーブルを引っ張るので、それに耐えられるロープのサイズが必要になる為です。

ロープのサイズは6mm~18mmまであります。
このサイズは一般的なロープのサイズです。

造船所では直径が100mm以上もある、太いロープを使用している場所もあります。
船を固定しているロープです。
100mm以上のロープを使用している場所は稀で、通常は18mm以下のロープを使用するほうが多いです。

私は電気工事をしているので、ケーブルを引っ張る時は、10mmか12mmを利用しています。
大きいサイズのケーブルの時は、14mmのロープが便利な時もあります。

より戻しも、使用するロープのサイズに合ったタイプを選ぶ事が必要です。
ロープに取付ける寸法は、溝幅になりますので、ロープのサイズに合った溝幅を選ぶようにしてくださいね。

 

より戻しのメリット・デメリット

より戻しを使わなかった場合と比べてみました。

■ メリット

・ ケーブルが絡みにくい。
ケーブルラックにケーブルを配線する時は、ロープを通してから、そのロープにケーブルを付けて配線します。

配線したロープを引っ張るとロープのヨレが原因でロープがクルクルと回転します。
その回転する事でケーブルも回転してしまいます。
一本で配線する場合は問題ありませんが、小さめのケーブルを数本同時に引っ張ると、クルクルと回転するのでケーブル同士が絡んでしまいます。

より戻しを取付ける事で、ロープがクルクルと回転するのをより戻しが吸収してケーブルまで伝わらないようになっています。

■ デメリット

・ デメリットは特にありません。
より戻しはとても便利な工具なので、ケーブルラック等の配線には使用してくださいね。

 

より戻しの使い方

■ より戻しを利用してケーブルラックにケーブルを配線する手順

① ケーブルラックにロープを通す。
ケーブルラックにケーブルを配線する時は、最初にロープを通してから配線します。
ロープの先端に、ケーブルキャッチャーやVE22の配管を利用すると簡単にロープを通せると思います。
私はVE22を利用しています。

② ロープにより戻しとケーブルグリップを固定する。
ロープとケーブルクリップの間により戻しを取り付けます。
より戻しはシャックルタイプになっています。
マイナスドライバーで緩めてからロープを通し固定します。

③ ケーブルグリップに幹線ケーブルを固定する。
配線したいケーブルのサイズに合わせてケーブルグリップを選びます。

④ ケーブルグリップの末端をバインドする。
ケーブルグリップを使用する時は、抜け止め防止の為に必ずバインドするようにしてくださいね。

⑤ 幹線ケーブルを引っ張る。

以上、より戻しを利用してケーブルラックにケーブルを配線する手順でした。

より戻しは、ケーブルラック等に配線する時に使用する工具です。
より戻し単体で使用する事はありません。
ロープに固定して使用するのが多いので、ロープのサイズに合わせたより戻しを選んでくださいね。

 

私のオススメ工具

 

まとめ

今回はより戻しを紹介しました。

ケーブルラックや配管等に配線や入線をする時には便利な工具です。

ケーブルがヨレにくく真っすぐに配線できるで、細いケーブルがヨレずに配線できるので便利ですよ。

ケーブルがヨレないと後で整線する時に簡単に固定する事ができます。

ケーブルがヨレると、整線するのに時間がかかってしまいます。

とても面倒なので、ケーブルがヨレないようにより戻しを利用する事をオススメします。

検討してみてはいかがでしょうか。

■ 合わせて読みたい関連記事

・ 吊り金車に関する記事はこちら
吊り金車の種類と使い方! ケーブルラックや天井裏に幹線ケーブルを配線

・ ケーブルグリップに関する記事はこちら
ケーブルグリップの種類と使い方! 幹線ケーブルの先端に取付け、配線作業に使用

■ Twitter

フォローしてもらえると嬉しいです。
長島のTwitter




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です