テープホルダーの種類と使い方! ビニルテープを腰道具に装着

テープホルダーの作り方9




こんにちは、長島です。

今回は『テープホルダー』を紹介します。
胴ベルトに装着して、いつでも取り出せるようにするとても便利な工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。


テープホルダーとは

テープを腰道具にブラ下げて持ち歩くホルダーです。

電気工事士が使用している腰袋には、テープホルダーが付いているタイプもあります。
ビニルテープは電気工事をしている方が使用していると思いますので、テープホルダーも電気工事士の方に必要なホルダーですね。

私は、腰道具を2セット持っています。
1つは、腰袋に付属品として付いているので、そちらを利用しています。
もう1つは、腰袋についていないので、ホルダーを利用しています。


テープホルダーの種類

■ メーカー

・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ DOGYU(土牛産業株式)
・ TAKAGI(株式会社高儀)

他にも沢山あると思いますが、テープホルダーを販売している代表的なメーカーを記載しています。

私はDENSANのテープホルダーを使用しています。

■ 素材

・ ナイロン
・ 金属

上記、2種類があります。

金属も2種類あり。
工具ホルダーみたいな、固定するタイプとチェーンで吊るすタイプです。

■ テープホルダーの取付け方法

▪ 吊り下げタイプ

・ フックタイプ
胴ベルトに上部から引っ掛けて取付けるタイプと、リングに引っ掛けるタイプの2種類があります。
チェーンやナイロン紐で、吊り下げて使用します。

・ ボタンタイプ
腰袋のリングに固定して使用します。
ナイロン紐で吊り下げて使用します。

▪ 固定タイプ

・ ベルト固定タイプ
金属ホルダーと同様に、胴ベルトに固定するタイプです。
胴ベルトにテープホルダーを取付けるスペースが必要です。
不要な時は脱着可能なクリップ式になっています。

■ 吊り下げタイプの長さ

・ ナイロンタイプ
120か180mmの2段階で調整が可能で、比較的短いです。

・ チェーンタイプ
メーカーによって異なりますが、200mmと430mmがあります。
ナイロンタイプより長めです。
チェーンの長さは変えられるので、長い場合は調整が可能です。


テープホルダーのメリット・デメリット

吊り下げタイプと固定タイプを比べてみました。

■ 吊り下げタイプ

▪ メリット

・ テープを沢山持ち歩く事ができる。
チェーンタイプだと、沢山吊るす事ができます。
200mmのチェーンで7個は吊るせますよ。

・ どこにでも取付けできる。
吊り下げタイプは胴ベルトにフックで固定するタイプと、ボタンで固定するタイプの2種類があります。
結束バンドを利用すれば、お好きな場所に固定する事が可能です。

▪ デメリット

・ ブラブラするので動きづらい。
歩く時にテープがブラブラと動くので動きづらい時があります。
私も吊り下げタイプを使用していますが、移動する時に腰袋の中に入れて移動しています。

・ 上段のテープを取る時には、下段のテープもホルダーから取らないと外せない。
下から順番に外さないと、上段のテープは取れません。

■ 固定タイプ

▪ メリット

・ どのビニルテープでも取り出せる。
入れた順番に関係なく脱着可能です。とても便利だと思います。

・ 動きやすい。
吊り下げないので、ブラブラしません。
動きやすいと思います。

▪ デメリット

・ 3個までしか入れられない。
DENSAN テープホルダー TH-3は3個までしか入れられません。
私は2~3個までしか持ち歩かないので、3個もあれば十分です。

・ 胴ベルトのスペースが必要。
胴ベルトに固定するタイプなので、胴ベルトのスペースが必要です。
取付幅は40mmなので、胴ベルトの隙間に入れる事も可能だと思います。
胴ベルトのスペースがある方には、オススメですよ。


テープホルダーの作り方(吊り下げタイプ)

テープホルダーは簡単に自作できますよ。
作り方を紹介しますね。

■ チェーンで作る場合

▪ 材料

・ チェーン 30cm(サイズはお好きなサイズでいいです。)
・ 鉄線 20cm (バンセンくらいの堅さがいいです。)
・ 結束バンド 2本(チェーンに入るサイズがいいです。)

▪ 作り方

① バンセンを輪っかにする。
ペンチを使用して、鉄線の中央部分をくるりと回します。(後でカットするのでだいたいで大丈夫ですよ。)

② 中央から50mmの所に印を付けます。
私は、全長が100mmで作りたいので、中央から50mmの所に印を付けました。
短くしたい方は、全長が70mm以下にならないようにしてくださいね。
70mm以下だとテープが鉄線から落ちてしまいます。

テープホルダーの作り方2

③ 反対側にも同様に印を付けます。

テープホルダーの作り方3

④ ペンチで両端をカットします。

テープホルダーの作り方4

⑤ カットした状態です。

テープホルダーの作り方5

⑥ チェーンと鉄線を結束バンドで固定します。

テープホルダーの作り方6

⑦ ニッパでカットします。

テープホルダーの作り方7

⑧ チェーンの反対側をD環に結束バンドで固定し、ニッパでカットします。
長さは適当で大丈夫です。後で変更も可能ですよ。

テープホルダーの作り方8

⑨ ビニルテープを入れて完了です。

テープホルダーの作り方9

※ 腰袋に固定するのも可能です。
私が使用している腰袋はリング等がないので、腰袋に穴を開けて固定しました。
お好きな場所に固定して使用できますよ。
穴を開けたくない方は、上記のようにD環等の環類に取付けてくださいね。

テープホルダーの作り方10

私のオススメ工具

まとめ

今回はテープホルダーを紹介しました。

電気工事士用の腰袋はテープホルダーが付属品として、装備されているのもあるので不要の方もいるかも知れません。

テープホルダーは簡単に自作できます。
テープホルダーの作り方(吊り下げタイプ)に記載していますので、参考にしてください。

常にテープを使用する電気工事士には、便利な工具だと思います。

持っていない方は、検討されてはいかがでしょうか。




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