サスペンダーの種類と使い方! 腰の負担を軽減

DENSAN サスペンダー DB-121




こんにちは、長島です。

今回は『サスペンダー』を紹介します。
胴ベルトに装着して、腰の負担を軽くする安全工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

サスペンダーとは

腰への負担を減らし、腰痛を和らげてくれる安全工具です。

腰道具の落下も防いでくれます。
それに落下した時の腰道具からの、すり抜けも防止してくれます。

腰道具に取付けて、ズボンを吊り下げるサスペンダーと同様に、肩にベルトをかけます。

ズボンを止めるサスペンダーと言えば、想像がつくのではないでしょうか。

サスペンダーの種類

■ メーカー

・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ FUJII DENKO(藤井電工株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ TAITAN(サンコー株式会社)
・ TAJIMA(株式会社TJMデザイン)

他にも沢山あると思いますが、サスペンダーを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 素材

・ ナイロン

私が知っているのはナイロン製だけです。
各メーカーともナイロン製を使用されているみたいです。

■ 長さ

▪ DENSANのサスペンダー

・ 1000mm~1250mm
・ 1100mm~1370mm

上記、2種類があります。

▪ TAJIMAのサスペンダー

・ Sサイズ 155cm~165cm
・ Mサイズ 165cm~175cm
・ Lサイズ 175cm~185cm

上記、3種類があります。

DENSANのサスペンダーは長さ表示に対して、TAJIMAのサスペンダーは身長表示です。
勘違いしないように注意してくださいね。

■ ベルトの幅

・ 25mm~50mm

細いタイプから太いタイプまであります。
ベルトの幅は広い方が、肩への負担も軽減されると思うので、太いタイプがオススメです。

DENSANのサスペンダーは、肩あてパットが付いているタイプもあります。
肩への負担を軽くしたい方にはオススメです。

■ 取付方法

・ 胴ベルト装着タイプ
胴ベルトに通して、取付けるタイプです。
胴ベルトにスペースが必要なので、工具ホルダーとの隙間を見つけて取付けます。
DENSANだけが、胴ベルトに装着するタイプになっています。
取外しが簡単な、着脱タイプもあります。

・ 補助ベルト装着タイプ
補助ベルトに通して、取付けるタイプです。
補助ベルトに取付けるので、工具ホルダーには全く影響はありません。
DENSAN以外は、補助ベルトに取付けるタイプになっているみたいです。

上記、2種類があります。
補助ベルトに装着するタイプが、工具ホルダーとの取り合いを考えなくていいので、オススメです。

サスペンダーのメリット・デメリット

胴ベルト装着タイプ DENSAN ベルトサスペンダー DB-123L
補助ベルト装着タイプ TAJIMA サスペンダーリミテッド YPLS-LRE

上記、2種類を比べてみました。

■ DENSAN ベルトサスペンダー DB-123L

▪ メリット

・ 全ての胴ベルトに取付けられる。
胴ベルトなら、全てのタイプに取付け可能です。
取付けられるか気にしなくてもいいのは助かりますよね。

・ 肩あてパットがある。
肩あてパットが付いているので、肩が痛くならないように配慮されています。
長時間付けていても、痛くなりにくいと思います。

・ フックとポケットが付いている。
安全ロープを引っ掛けるフックと、ペンを収納するポケットが付いています。
サスペンダーをすると、胸ポケットのペンが取り出しにくくなるので、その配慮だと思います。

▪ デメリット

・ 取付け場所が胴ベルトになる。
DENSANのサスペンダーは2種類ありますが、2種類とも胴ベルトに取付けるタイプです。
胴ベルトに取付けると、腰袋や工具ホルダーとの取り合いが必要です。
取付ける位置を、よく検討しなくてはなりません。

■ TAJIMA サスペンダーリミテッド YPLS-LRE

▪ メリット

・ 胴当てベルトに取付けられる
TAJIMAでは、補助ベルトの事を、胴当てベルトと表示されています。
その胴当てベルトに、サスペンダーを取付けるので、胴ベルトに取付けるホルダーとの取り合いは必要ありません。

・ 着脱が簡単
ホックで固定しているだけなので、着脱が簡単です。
胴ベルトに通すタイプにはなっていません。
腰道具を装備した時には、胴ベルトに押さえられる構造になっているので、簡単には外れないと思うので、安心してくださいね。

▪ デメリット

・ 専用の胴当てベルトが必要。
TAJIMAのサスペンダーは、専用の胴当てベルトが必要です。
TAJIMA製以外の補助ベルトには使用できません。
胴当てベルトの種類は沢山あります。
D環などの環類が付いていないタイプや、D環が付いている柱上用タイプまであります。
これから胴ベルト・胴当てベルトを検討している方にはオススメですよ。

サスペンダーの使い方

使い方は簡単です。

胴ベルト、もしくは補助ベルト(胴当てベルト)に固定して、ベルトを肩にかけるだけです。

メリット・デメリットで紹介した、2種類を例に説明しようと思います。

■ 胴ベルト装着タイプ

DENSAN ベルトサスペンダー DB-123Lの場合。
私は電工なので、電工用の腰道具を吊るす場合で説明します。

① 胴ベルトをサスペンダー(左前)に通す。

② 胴ベルトを補助ベルト(左前)に通す。

③ 胴ベルトを腰袋に通す。

④ 胴ベルトをサスペンダー(左後)に通す。

⑤ 胴ベルトを補助ベルト(左後)に通す

⑥ 胴ベルトを工具ホルダーに通す。

⑦ 胴ベルトをサスペンダー(右後)に通す。

⑧ 胴ベルトを補助ベルト(右後)に通す。

⑨ 胴ベルトを工具ホルダーに通す。

⑩ 胴ベルトを補助ベルト(右前)に通す

⑪ 胴ベルトをサスペンダー(右前)に通す

⑫ サスペンダーを肩にかけ、長さを調整する。

⑬ 腰道具を腰に取付ける。

以上、胴ベルト装着タイプの使い方でした。

サスペンダーを取付けるのは、とても面倒です。
サスペンダーを取付けるのは、とても面倒でが、面倒なのは最初だけですよ。

■ 補助ベルト装着タイプ

TAJIMA サスペンダーリミテッド YPLS-LREの場合

先程と同様に、電工用の腰道具を吊るす場合で説明します。
TAJIMAのサスペンダーは、TAJIMAの胴当てベルトのみ使用できます。

今回は柱上用安全帯シリーズ、柱上用胴当てベルトCFX650ABS110-BK を使用した場合です。
ホルダーが付いている状態から説明します。

TAJIMAのサスペンダーは着脱タイプなので、いつでも着脱可能です。

① 後ろのホックに取付ける。
胴ベルトを少し浮かせ、サスペンダーの後ろ側にある2カ所を取付けます。
サスペンダーは、胴ベルトと胴当てベルトの間に、挟み込んでくださいね。

② 左前にサスペンダーを取付ける。
胴当てベルトのホックを外し、内部のホックも外します。
胴当てベルトにサスペンダーを入れ、ホックで固定します。
内部のホックを固定してから、外部のホックも固定します。

③ 右前にサスペンダーを取付ける。
先程と同様に固定します。

④ サスペンダーを肩にかけ、長さを調整する。

⑤ 腰道具を腰に取付ける。

以上、補助ベルト装着タイプの使い方でした。

この手順は、TAJIMA製だけの手順です。

MARVELの補助ベルト装着タイプは、着脱タイプではないので、腰道具をセットする前に補助ベルトに入れておきます。
後では入らないので、先にセットしておいてくださいね。

■ 注意する事

サスペンダーを使用する時の注意点は一つだけです。

それは、長さの調整です。

① 短い場合
腰道具の重さがダイレクトに肩にかかってしまします。
あまり短くしないでください。

② 長い場合
サスペンダーをしている意味がなくなってしまいます。
あまり長くしないでください。

長くもなく、短くもなくという感じが良いと思います。
口で言うのは簡単ですが、実際調整するのは難しいと思います。

サスペンダーを取付ける時は、最初にサスペンダーを肩に担いてから、腰道具を取付けるようにしてくださいね。

サスペンダータイプはハーネス型の安全帯ではありませんので、合わせて注意して下さいね。

私のオススメ工具

■ どのタイプでも使用できる

■ TAJIMA製だけに使用できる

まとめ

今回はサスペンダーを紹介しました。

腰痛の方って多いですよね。
一種の職業病かも知れませんね。
サスペンダーは、腰の負担を軽減させてくれる、有難い安全工具です。

腰道具が重くなり過ぎた!
腰が痛くて不安だ!

と、思われる方にはオススメですよ。

検討されては、いかがでしょうか。




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