こんにちは、長島です。
今回は『工具用マグネット』を紹介します。
作業台の近くの壁や柱に取り付けて、常時使用する工具を貼り付けて使用する便利な工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
工具用マグネットとは
普段使用する手工具をマグネットに吸着させ、作業台を効率よく使用するための工具です。
工具用マグネットを使用する事で、作業台の上をスッキリさせてくれますよ。
工具用マグネットは、マグネットホルダー、マグネットツールホルダー、マグネットツールバーとも呼ばれています。
メーカー表示が様々なのが原因だと思われます。
私は工具用マグネットと呼んでいます。
工具用マグネットの種類
■ メーカー
・ SK(新潟精器株式会社)
・ SK11(藤原産業株式会社)
・ TAKAGI(株式会社高儀)
・ TRUSCO(トラスコ中山株式会社)
・ シンワ(シンワ測定株式会社)
他にも沢山あると思いますが、工具用マグネットを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 材質
・ ABS樹脂
ツール用マグネットは、マグネットの周囲を樹脂でコーティングされているタイプが多いです。
■ マグネットの方向
・ 異方性
マグネットには異方性と等方性がありますが、工具用マグネットには異方性が使用されています。
■ 長さ
・ 300mm~500mm
短いタイプで300mmしかありませんが、長いタイプで500mm以上もあります。
取付けるスペースがある場合は、長いタイプがオススメですが、取付ける場所を最初に決めておいた方がいいと思います。
■ 重さ
・ 300g~800g
300gしかない軽い物から、800g以上もある思いタイプがあります。
本体の重さはさほど重視しなくても良いと考えますが、本体重量と耐荷重は比例していません。
本体重量よりも、耐荷重を重視してください。
■ 耐荷重
・ 1.3kg(約13N)~6kg(約60N)
耐荷重は大きければ大きいほどいいです。
耐荷重が大きければ、沢山の工具を取付ける事ができるからです。
工具用マグネットを見ていると、耐荷重の表示はN(ニュートン)で表されている物があります。
ニュートンって聞いたことあるけど、なんだっけ?
と思い、私も分からなかったので調べてみました。
教えて!gooに詳しく記載していましたよ。
簡単に言うと
1(kgf) = 9.8(N)
となります。
物理の授業をやっている訳ではないので、簡単に考えると
1(kg) = 10(N)
でいいのかなって感じです。
■ 取付方
・ 金属に貼り付ける。
・ ビスでねじ込む。
工具用マグネットは鉄製の物なら、そのまま貼り付ける事は可能です。
しかし鉄製の物がない場合でも、取付ける事は出来るので安心してくださいね。
メーカーによっても異なりますが、シンワの工具用マグネットは本体に穴が開いているので、木等にも固定できます。
黄色で囲っている部分です。
工具用マグネットのメリット・デメリット
■ メリット
・ 作業台がスッキリする。
作業台の上には手工具がないので、スッキリします。
手工具を置いていると、作業台がぐちゃぐちゃになります。
資材と手工具が分けてあるだけで、作業台を効率よく使えますよ。
・ 手工具を探す事がなくなる。
先程と同じ事かも知れませんが、マグネットにくっ付いているので、手工具が見えている状態になります。
簡単に見つかりますよ。
■ デメリット
・ 重い手工具はくっ付けられない。
耐荷重以上の手工具はくっ付けられません。
工具用マグネットから落下します。
工具用マグネットの使い方
① 工具用マグネットを取付ける。
金属製の壁や、柱等に取付けます。
金属がない場合は、直接ねじで取付けるか、壁にアングルを固定すれば工具用マグネットを取付けられます。
② 手工具をくっ付ける。
金属製の手工具なら、重い物以外は取付けられます。
耐荷重をご確認の上、使用してください。
以上、工具用マグネットの使い方でした。
たったこれだけで、作業台の上がスッキリしますよ。
私は以前、工場の保守をしていたのですが、装置を整備する作業台で使用していました。
工具用マグネットの存在を知らない私は、装置を整備する時に、作業台の上を部品と手工具で散乱させていました。
ある時、いつもはプラスチックの容器に入れていた手工具を、工具用マグネットにペタペタと貼り付けてありました。
作業台の上が散乱しているのを見かねた当時の上司が、工具用マグネットを購入し付けていてくれたのです。
装置の部品のみを作業台の上に置き、手工具は工具用マグネットに貼り付けると、作業台がスッキリした感じになりましたよ。
それからは普段使用する手工具は工具用マグネットに貼り付けていました。
作業台の上で整備をされる方にはオススメの工具です。
私のオススメ工具
まとめ
今回は工具用マグネットを紹介しました。
作業台の上をスッキリさせて、作業効率をアップさせてくれます。
作業台の上で整備をされる方には、便利な工具だと思います。
検討してみてはいかがでしょうか。
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