こんにちは、長島です。
今回は『タガネ』を紹介します。
ネジや釘を叩き折る工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
タガネとは
ネジや釘などを叩き折る工具です。
ネジ山が潰れたネジは抜く事ができません。
そのような時は、タガネを利用して叩きる事ができます。
叩き折りたい部分にタガネの先端をあて、ハンマーで叩いて折ります。
ハンマーで叩く時は、自分の手を叩かないように注意して叩いてくださいね。
タガネの種類
■ メーカー
・ KTC(京都機械工具株式会社)
・ SK11(藤原産業株式会社)
・ TRUSCO(トラスコ中山株式会社)
他にも沢山あると思いますが、タガネを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ タガネの素材
・ スチール製
タガネはスチール製しかありません。
刃先部に特殊合金鋼を摩擦圧接し、耐久性を確保しています。
■ タガネのサイズ
・ 先端のサイズ
10mm~25mm
先端は広いタイプがオススメです。
折りたい部分に先端をあてて使用するので、少しでも広い方がスベリにくいです。
・ 長さ
140mm~215mm
・ 重さ
70g~600g
先端のサイズが25mmもあるタイプは600gもあります。
600gは少し重い感じがするので、先端のサイズは16mmか19mmがオススメです。
タガネの使い方
■ ネジが外れない場合
① タガネの先端をネジにあてる。
根元部分にタガネ先端部の中央になるようにあてます。
角度は45°~60°くらいが良いと思います。
角度がきついとネジに力が伝わりにくいです。
② ハンマーで叩く。
ハンマーは少し重いくらいのサイズが良いです。
小さいハンマーだと叩く力が必要になってきますよ。
以上、タガネの使い方でした。
使い方はとても簡単で、ハンマーで叩くだけです。
タガネを使うのは最終手段です。
ネジを叩き折ると、ネジのメス側が使用できなくなります。
ネジが外れない場合は、ネジザウルスや逆タップなどのネジを外す工具を利用して、それでも外れない場合に使用するようにしてくださいね。
■ 注意する事
タガネを利用する場合は、保護メガネを着用する事をオススメします。
タガネは金属を叩き折る為の工具なので、叩き折ったネジ等が飛散します。
飛散したネジが目に入ると大変な事になるので、保護メガネだけは着用するようにしてくださいね。
私のオススメ工具
まとめ
今回はタガネを紹介しました。
ネジや釘を叩き折る工具です。
叩き折るのは簡単ですが、叩き折る前に、叩き折って良いか悪いか検討してくださいね。
先程も紹介したネジザウルスや逆タップ等でチャレンジしてみて、どうしても外れない場合のみ使用する方がよいと思います。
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