こんにちは、長島す。
今回は『LEDヘッドライトの修理』を紹介します。
数日前、私のLEDヘッドライトが点灯しなくなりました。
しかし、LEDヘッドライトを動かすと点いたり消えたりし、ぼんやり点灯したりととても使いづらかったので、原因を調べようとLEDヘッドライトを分解してみたので、紹介しようと思います。
分解する時の注意点等も合わせて紹介するので、参考になれば幸いです。
LEDヘッドライト分解整備
1、私が使用しているヘッドライトは、GENTOS HW-999Hです。
今回は、このLEDヘッドライトを分解したいと思います。
2、電池を外します。
まず最初にするのは、電池を外す事だと思います。
電池カバーは白い樹脂で取れないようになっていますが、私のヘッドライトは樹脂が折れてしまっているので、分離できます。
電池カバーがなくなるとLEDヘッドライト自体使用できなくなるので、もし折れてしまった場合は、無くさないように注意してくださいね。
3、電池ケース本体内部です。
普段はあまり見る機会もないと思いますが、下記写真のようになっています。
4、電池カバーです。
反時計回りで外れます。
5、電池カバーの反対側も外します。
手で外そうとしましたが無理だったので、マイナスドライバーで試してみましたが、マイナスドライバーでも無理でした。
結構硬く固定されていますよ。
6、マイナスドライバーがダメだったので、ニッパで外してみました。
簡単に外す事ができましたよ。
ニッパで外す時は、爪部分だけをニッパで軽く押さえ外側に向かって開きます。
強く握ると電池カバーの爪が折れてしまうので注意してくださいね。
何度も開けると爪が弱くなり、引っかかりが甘くなってしまうと思います。
何度も開けないようにしてくださいね。
7、爪が外れた状態です。
8、外カバーを前方に押し出す感じで、反対がの爪も外します。
9、左側から乾電池のマイナス側、プラス側、マイナス側になっています。
10、LEDヘッドライト灯具側を分解していきます。
11、灯具の裏側にプラスネジが4本付いています。
12、上記のままでは作業がやりにくいので、灯具を回転させ作業しやすい角度まで回転させてからネジを外します。
回転させるのは少し硬いですが、作業しやすい場所まで回転させてくださいね。
ネジは、精密ドライバーのプラスで外します。
13、ネジはとても小さいので無くさないように注意してくださいね。
14、私は整備の仕事をする時には、マグネットトレイを使用しています。
スチール製なら何でもくっ付いて離れないので、紛失防止につながりますよ。
15、ネジを外すと、灯具の外蓋が外れます。
16、内側には、LEDの球が付いている銀色のカバーがあります。
このカバーも精密ドライバーで外します。
このネジもマグネットトレイに入れておきます。
17、ネジを外すとLEDのカバーが外れます。
中蓋の中央にはLEDヘッドライトの球が付いているので、乱暴に扱わでくださいね。
18、中蓋を外します。
中蓋は溝に入っているので、手で外そうとしましたが、外す事ができませんでした。
精密ドライバーの先端で、少しこじってあげると外れやすかったです。
19、中蓋が外れた状態です。
20、基盤を外します。
小さい基盤なので壊さないように注意してくださいね。
ラジオペンチがあると便利です。
21、導通チェックします。
ケーブルが切れていないか確認します。
電池カバーのマイナス側と基盤の方側にテスターをあて確認します。
テスターのレンジは、導通チェック用のレンジで行います。
22、同様に、電池カバーのプラス側で測定します。
23、電池カバーの写真です。
黄色で囲った部分がマイナス側で、赤色で囲った部分がプラス側です。
24、電池カバーにパーツクリーナーを吹き付けます。
パーツクリーナーは汚れを取り除く効果もあり、すぐに乾燥するので、分解整備する時には、パーツクリーナーがオススメです。
間違っても、潤滑油を吹き付けるのはダメですよ。
25、同様に反対側の電池カバーにもパーツクリーナーを吹き付けます。
26、パーツクリーナーを吹き付けただけでも汚れが落ちますが、擦った方がより落とす事ができますよ。
ウエス等で拭いてください。
27、組立てます。
パーツクリーナーが乾燥した頃を見計らって組み立てていきます。
上は引っかけてから下を引っかけます。
28、電池カバーの外側が付いた状態です。
29、反対側の電池カバーも取付けておきます。
後で電池を入れるので、外したままでも大丈夫です。
30、押し釦の部品です。
分かりづらいと思ったので、31の写真のように並べてみました。
31、押し釦の取付け順番です。
この順番で入っています。
特に小さいので床に転がると見つけにくいですよ。
今回の整備している時に、この小さい部品が床に落ちてしまい探すのに苦労しました。
32、31の順番に組み立てると下の写真のように納まっています。
少し分かりづらいですね。
33、基盤を取付けます。
中央にマイクロスイッチが入っているので、押し釦とマイクロスイッチがきちんと当たるように取付けます。
押し釦とマイクロスイッチがズレていると、LEDヘッドライトが点灯しないので、確実に取付けてくださいね。
34、下の写真のように入れます。
35、基盤が収まった状態です。
36、中央のレンズを一旦外します。
37、レンズと中蓋を固定してから、中蓋を取付けます。
溝に綺麗に収まるように取付けてください。
少しでもズレていると球のカバーや、外カバーが収まらなくなります。
38、球が付いているカバーも取付けます。
39、ネジ2本で固定します。
40、外カバー取付けて、ネジ4本で固定します。
41、ネジで固定したら、灯具を回転させます。
42、少しキツイですが、固定用ベースを下に引っぱってあげると回転させやすいです。
43、電池を入れます。
44、取付け完了です。
45、最後に点灯試験をして終了です。
点灯試験をしたのですが、電池が熱くなっていることに気づき、点灯試験をSTOPしました。
原因は、分かりませんが、パーツクリーナーが乾燥していなくてショート状態になっていたのかも知れません。
後日、もう一度点灯試験したら点灯しました。
パーツクリーナー等を利用した場合は、一日くらい間を開けた方が良いかも知れませんね。
まとめ
今回は、LEDヘッドライトの修理について紹介しました。
今回の修理は、電池ケースの清掃で復旧したと考えられます。
パーツクリーナーを使用したときは、一日時間を空けた方がよさそうです。
ケーブルの切断や、スイッチのズレくらいなら修理できると思いますが、灯具の球切れや基盤の故障等は無理だと思います。
しかし、どのような構造になっているか勉強にはなると思います。
私も初めて分解しましたが、勉強になりましたよ。
時間のある方は、一度分解整備してみてはいかがでしょうか。
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