ボックスアッターの種類と使い方! 木間仕切りでスライドボックスを探す時に便利

MIRAI ボックスアッターBUT-1N




こんにちは、長島です。

今回は『ボックスアッター』を紹介します。
スライドボックスやアウトレットボックスを探す時に便利な金属探知機です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

ボックスアッターとは

金属を探す探知機です。

木造間仕切りで、スライドボックスの位置が分からなくなった時に探す時に使用しています。

MIRAI ボックスアッターBUT-1N
出典元:未来工業株式会社

スライドボックスには、ボックスのビス穴部分にアルミ箔が貼ってあります。

そのアルミ箔に金属探知機が反応するので、スライドボックスの位置が分かる仕組みです。

通常、ボックスの位置は床にヨリと高さを記入するのですが、物があったり床に印が付けられない場合で、石膏ボードを貼られるとボックスの位置が分からなくなります。

そのような場所で威力を発揮しますよ。

ボックスアッターの種類

■ メーカー

・ MIRAI(未来工業株式会社)

他にもあるかも知れませんが、ボックスアッターを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 探知できるもの

・ 鉄
・ 銅
・ アルミ
・ 鉛

金属なら何でも探知できます。

■ 探知数

・ 1点探知

MIRAI ボックスアッターBUT-2
出典元:未来工業株式会社

・ 2点探知

MIRAI ボックスアッターBUT-1N
出典元:未来工業株式会社

上記、2種類があります。

2点探知のタイプが使用されているのが多いような気がします。

■ 探知距離

探知距離とは、金属が感知できる距離です。

MIRAI ボックスアッター 探知距離
出典元:未来工業株式会社

BUT-2の方が、探知距離が長そうです。

BUT-2がカタログ上では、スライドボックスが×になっていますが、感知する事も可能です。

ただし、スライドボックスはビス穴部分だけにアルミテープがしてあるので、ボックスのセンターではありません。

そこだけは注意してくださいね。

■ 表示方法

型番 表示
BUT-1N ランプ点灯・音
BUT-2 感度ランプ点灯

このようになっています。

BUT-1Nがブザー音で知らせてくれます。

MIRAI ボックスアッターBUT-1N 表示
出典元:未来工業株式会社

上記写真で分かるように、1点感知だとピッ、ピッ、ピッ、と断続音に対して、2点感知した場合には、ピーっと連続音になります。

目と音で確認する事ができますよ。

ボックスアッターのメリット・デメリット

BUT-1NとBUT-2を比べてみました。

MIRAI(未来工業) ボックスアッター 金属探知器 ニュータイプ BUT-1N

■ メリット

・ スライドボックスを探す時に便利
スライドボックスは、ビス穴の2点にアルミテープが貼ってあります。
BUT-1Nは2点探知なので、スライドボックスのセンターが分かります。
2点探知した場合は、連続音で知らせてくれます。

・ 音がなる。
1点探知だと、ピッ、ピッ、ピッ、と断続音に対して、2点感知した場合には、ピーっと連続音になります。
音でお知らせするのはBUT-1Nだけです。

・ 安価。
BUT-1Nが4000円も安いです。
4000円もあれば、他の工具を購入する事もできますね。

■ デメリット

・ 探知距離が短い。
アウトレットボックスで言うと、BUT-1Nが50mmに対して、BUT-2は100mmも感知できます。
BUT-1Nに1/2しか感知しません。

MIRAI ボックスアッター 探知距離
出典元:未来工業株式会社
未来 BOXアッター2 BUT-2

■ メリット

・ 探知距離が長い。
アウトレットボックスで言うと、BUT-1Nが50mmに対して、BUT-2は100mmも感知できます。
BUT-1Nの2倍、感知します。

・ 金属パイプも感知できる。
コンクリートに打ち込んだ金属パイプも感知できます。

■ デメリット

・ 高価。
BUT-1Nより4000円も高いです。

 

ボックスアッターの使い方

■ BUT-1Nの場合

未来工業株式会社のカタログを参考にさせていただきました。

MIRAI ボックスアッターBUT-1N 使い方
出典元:未来工業株式会社

探知距離が届く範囲なら上記写真のように使用する事ができます。

使用する時に、参考にしてくださいね。

■ BUT-2の場合

未来工業株式会社のカタログを参考にさせていただきました。

① 横方向のセンターを出します。
感度ランプを確認しながら、センターを出してください。
鉛筆やシャーペン等で印を付けておくと次の工程がやりやすいです。

MIRAI ボックスアッターBUT-2 センターの出し方1
出典元:未来工業株式会社

② 縦方向のセンターを出します。
先ほどと同様に感度ランプを確認しながら、センターを出します。

MIRAI ボックスアッターBUT-2 センターの出し方2
出典元:未来工業株式会社

③ センター印を付ける。
ボックスアッター本体中央にセンターポイントがあります。
鉛筆やシャーペン等で印を付けてください。

MIRAI ボックスアッターBUT-2 センターの出し方3
出典元:未来工業株式会社

以上、BUT-2の使い方でした。

ボックスアッターは、電気資材のスライドボックスやアウトレットボックスを探す工具ですが、軽量間仕切りの下地も探す時も便利です。

■ 注意する事

マッキー等のマジックでは印を付けないでくださいね。

印が間違っている場合に、マジックの上にクロスを貼るとマジックが浮かび上がる場合があります。
くれぐれもマジックで印を付けないように注意してくださいね。

 

私のオススメ工具

 

まとめ

今回はボックスアッターを紹介しました。

壁裏に隠れたボックスを探す時に便利な工具です。

軽量間仕切りや木間仕切りでは、スライドボックスやアウトレットボックスを仕込みますが、印を付け忘れたり、印が消えた場合でも安心です。
軽天下地も探す事も可能です。

この工具は電気工事屋さんくらいしか使用しない工具ですが、あると便利ですよ。
検討してみてはいかがでしょうか。

 

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