ドリルの種類と使い方! 穴をあける時に便利

ドリル 丸シャンクタイプ コバルトハイス鋼




こんにちは、長島です。

今回は『ドリル』を紹介します。
穴をあける時に便利な工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

ドリルとは

穴をあける時に便利な工具です。

0.02mm~50mmまで沢山の種類があります。

ドリル 丸シャンクタイプ コバルトハイス鋼

13mmまでの穴はドリルが便利ですが、それ以上の穴はホルソーが便利です。
使い分が必要だと思います。

六角シャンクタイプのドリルの場合、インパクトドライバにワンタッチで取付けられるのでとても便利ですが、デメリットもあります。

インパクトドライバは、ご存知の通り、叩きながら回転する工具です。
叩きながら回転するとドリルのキリ先が叩く反動で潰れてしまう事があります。
ドリルを使用するのは、インパクトドライバよりもドライバドリルの方がオススメです。

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ドリルの種類

■ メーカー

・ ANEX(株式会社兼古製作所)
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ OSG(株式会社OSGコーポレーション)
・ VESSEL(株式会社ベッセル)

他にも沢山あると思いますが、ドリルを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 材質

・ ダイヤモンド焼結体(PCD)
刃部にPCD(ダイヤモンド焼結体)を使用しています。

・ 超硬合金(CARBIDE)
刃部材料に超硬合金を使用しています。

・ スーパープレミアムハイス(SPH)
コバルトを含有する材料を使用しています。

・ 高級粉末ハイス(XPM)
コバルトを含有する材料を使用しています。

・ 粉末ハイス(CPM)
コバルトを含有する材料を使用しています。

・ コバルトハイス(HSS-Co)
コバルトを含有する材料を使用しています。

・ 高バナジウムハイス(HSSE)
一部コバルトを含有する材料を使用しています。

・ ハイス(HSS)
一部コバルトを含有する材料を使用しています。

上記、8種類があります。

OSG(株式会社OSGコーポレーション)を参考にさせて頂きました。

この8種類のうちよく利用されているのは、ハイスかコバルトハイスだと思います。

▪ ハイス(HSS)

鉄鋼、軽金属、合成樹脂の穴あけに向いている素材になっています。
色はシルバーが多いです。

ドリル 丸シャンクタイプ ハイス鋼

▪ コバルトハイス(HSS-Co)

鉄鋼、軽金属、合成樹脂の他にも、ステンレス鋼や難削材の穴あけもできる材質です。
黄色の色をタイプが多いです。

ちょっと分かりづらいかも知れませんが、下のドリルがコバルトハイス鋼で色が黄色ですが、使い込んでいるので塗装が剥がれてしまっています。
よく見るとドリルの内側が黄色くなっているのが分かると思います。

ドリル 丸シャンクタイプ コバルトハイス鋼

コバルトハイス鋼がステンレスも穴があけられるので、どちから1つを選ぶならコバルトハイス鋼がオススメです。

同じサイズのドリルを何本も持つと重たくなりますよね。
同じサイズのドリルを2本も持つよりも、違うサイズのドリルを数種類持つ方が良いと思います。

■ コーティング(表面処理)

・ イージアスコーティング(EgiAs)
高じん性、耐摩耗性に優れています。

・ WDIコーティング
耐摩耗性、高熱伝導性に優れています。

・ WXスーパーコート
酸化開始温度1300℃を実現した超耐熱・超硬質コーティングです。

・ WXLコーティング
耐摩耗性、耐溶着性に優れており、幅広い被削材に適応します。

・ WXコーティング(TiAIN系コーティング)
従来の被膜特性に加え極めて高い耐酸化性を有するため高速加工が可能です。

・ FXコーティング(TiAIN系コーティング)
従来の被膜特性に加え極めて高い耐酸化性を有するため高速加工が可能です。

・ Vコーティング(複合多層コーティング)
耐溶着性、耐摩耗性に優れています。

・ TiCNコーティング
耐溶着性、耐摩耗性に優れています。

・ イチャーダコーティング
平滑性、耐摩耗性、耐熱性に優れています。

・ HRコーティング
耐溶着性、耐摩耗性に優れています。

・ TiNコーティング
耐溶着性、耐摩耗性に優れています。

・ ダイヤモンドコーティング
耐溶着性、耐摩耗性に優れています。

・ クロムナイトライドコーティング
銅に対して優れた耐摩耗性、耐溶着性を示します。

・ スムースコーティング
平滑性、耐摩耗性、耐溶着性に優れています。

・ ホモ処理
ホモ処理を施してあります。溶着を防止します。

・ 窒化処理
窒化処理を施してあります。耐摩耗性が向上します。

OSG(株式会社OSGコーポレーション)を参考にさせて頂きました。

私もよく分かっていませんが、コーティングの種類にも沢山あります。

この中でも一番使用されているコーティングはTiN(窒化チタン)コーティングだと思います。
材料屋さんやホームセンター等でよく見かけますね。

■ シャンクの種類

・ 丸シャンク
電動工具のドライバドリルに取付けられるタイプです。

ドリル 丸シャンクタイプ コバルトハイス鋼

・ 六角シャンク
インパクトの、充電式工具にワンタッチで取付けられるタイプです。
6.35mmのビットタイプになっています。

ドリル 六角シャンクタイプ

丸シャンクでも、6.35mmのドリルチャックを利用するとワンタッチで取付けられます。
しかし、丸シャンクにドリルチャックが付けるのが面倒だと思う方には六角シャンクタイプが良いですね。

六角シャンクタイプには、分離型と一体型の2種類があります。

ドリル 六角シャンクタイプ 分離する

黄色で囲っている部分が分離しているタイプです。
分離型と一体型では、一体型がオススメです。

六角シャンクタイプを使っていて、分離型だと黄色で囲っている部分が空回りする事があります。

一度空回りしてしまうと、ドリルの機能が果たせなくなってしまいます。
一体型だと空回りする事がないので、硬い鉄板等でもあける事が可能ですよ。

■ セット品

メーカーによって色々なセット品が販売されています。

・ 1.5mm~6.5mmまでの13本セット
・ 1.0mm~10.0mmまでの19本セット
・ 1.0mm~13.0mmまでの25本セット

上記、3セットは、MARVELのセット品ですが、他のメーカーでは違うタイプのセット品が販売されていると思います。

普段使用するサイズのセット品を選んでくださいね。

私のオススメは13mmまでのセット品です。

13mmのセット品は高価ですが、最初にセット品を購入して、あとは悪くなったドリルを買い足していく方が良いと考えます。

セット品だと、サイズごとに収納できるので、使用する時に使いやすいです。
サイズに関係なくドリルをまとめて入れて置くと、使用したいドリルを探すのに時間がかかってしまいます。

数本程度なら簡単に探せると思いますが、それが多くなればなるほど時間がかかります。
探す手間も省けるので、セット品がオススメしている理由です。

■ サイズ

・ 0.02mm~50mm

このように沢山のサイズがあります。

0.02mmや50mm等の小さなサイズや大きなサイズを見た事はありませんが、特殊な場所で使用されているのではないでしょうか。

一般的なドリルは3mm~13mmが多く使用されています。

13mmまでのドリルならセット品があるので、最初に購入するのは、13mmまでのセット品がオススメです。

セット品だと収納ケースがあるので紛失しにくいと思います。

 

ドリルのメリット・デメリット

丸シャンクと六角シャンクを比べてみました。

■ 丸シャンク

▪ メリット

・ 安価
六角シャンクよりも安いです。
ドライバドリルをお持ちの方には丸シャンクタイプがオススメです。
私はドライバドリルを持っていませんが、充電式のハンマドリルを持っています。
ドリルを使いたい時には、ハンマドリルにSDSシャンクのドリルチャックを取付けて使用しています。

・ 分離する事がない。
1本ものなので分離する事がありません。

▪ デメリット

・ ドライバドリルかドリルチャックが必要。
ドライバドリルタイプしか装着できません。
インパクトドライバに装着させる場合には、ドリルチャックが必要です。

■ 六角シャンク

▪ メリット

・ インパクトドライバでもドライバドリルでも装着できる。
6.35mmタイプのインパクトなら、ワンタッチで取付けられます。

・ ビットホルダーに入れて持ち歩ける。
六角シャンクタイプなので、ビットホルダーに入れて持ち歩く事も可能です。
よく使うサイズのドリルをビットホルダーに入れて持ち歩いている方もいますよ。

▪ デメリット

・ 高価。
丸シャンクよりも少しですが高価です。

・ インパクトに装着するとキリ先が悪くなる。
インパクトドライバは叩きながら回転する工具なので、ドライバドリルで使用するよりもキリ先が悪くなるのも早いです。

・ 分離タイプだと継ぎ目で分離する事がある。
分離するとドリルの機能が使えなくなります。

丸シャンクタイプも六角シャンクタイプもメリット・デメリットがあります。
使い勝手から言えば六角シャンクタイプが使い勝手はいいと思います。

しかし、デメリットに記載している通り、多くのデメリットもあるのでよく検討されてくださいね。

 

ドリルの使い方

■ 充電式ドライバドリルで穴を開ける場合

① 印を付ける。
穴をあけたい部分に印を付けます。

② センターポンチで中心に印を付ける。
センターがズレないように印を付けます。
センターポンチがない場合は釘でも大丈夫です。
中心がズレないようにくぼみを付けましょうね。

③ ドライバドリルにドリルを取付ける。
ドリルチャックの先端にドリルを根本まで入れて、ドリルチャックを絞り固定します。

④ 穴をあける。
ドリルの先端を中心に当てゆっくりと回転させます。

以上、ドリルの使い方でした。

ドリルの回転は穴をあける材質によって異なります。
硬い材質の物ほど低速で、柔らかい素材の物ほど高速にします。

ステンレスみたいな硬い素材の物に高速回転で回すと、簡単に焼けてしまいドリルがダメになってしまいます。

電動工具の回転数を抑えてゆっくりと回転させるようにしてくださいね。

■ あると便利なもの

金属に穴をあける時に便利なのがカッティングペーストです。

刃先に少量塗布するだけで、切れ味がよくなり、ドリルが焼けてしまう事も防止ででます。

特にステンレスに使用すると効果的です。

・ ペーストタイプ

DENSAN カッティングペーストチューブタイプ CP100D
出典元:ジェフコム株式会社

チューブに入っている時はペースト状ですが、ドリルで使用する時には、ドリルが回転する熱で液状ヘと変化します。
使用する場合には、ドリル等の回転を停止させてから塗布するようにしてくださいね。
鉄工ドリル、ステップドリル、フリードリル等に最適

・ スプレータイプ

DENSAN カッティングペーストスプレータイプ CP-220S
出典元:ジェフコム株式会社

スプレー缶の中に入ったタイプです。
スプレー缶ですので、ドリルを回転させたまま塗布する事も可能になっています。

・ カッティングペーストの塗り方

DENSAN カッティングペーストチューブタイプ 塗布
出典元:ジェフコム株式会社

上記、写真のように、直にドリルに塗布して使用するか、穴をあけたい場所に直接塗布し使用する場合の2パターンがあります。

DENSANのカッティングペーストでは、写真のようにドリルに直接塗布する方法なっています。

カッティングペーストは、刃先を守り、穴があけやすくするための材料なので、直接塗った方が効果的なのかも知れませんね。

 

私のオススメ工具

■ ドリル

■ カッティングペースト

 

まとめ

今回はドリルを紹介しました。

ドリルには、丸シャンクタイプと六角シャンクタイプの2種類があります。

メリット・デメリットに記載している通り、どちらとも一長一短です。

私のオススメは、丸シャンクタイプですが、ドライバドリルかドリルチャックが必要です。

よく検討されてくださいね。

 

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