充電式丸ノコの種類と使い方! 電源コードを切断しない充電タイプ

Hitachi Koki C 18DBL




こんにちは、長島です。

今回は『充電式丸ノコ』を紹介します。
垂木やコンパネ等の木材を切断するときには、オススメの工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。


丸ノコとは

木材やコンパネを切断できる工具です。

コンパネと呼ばれる木の板を、ノコギリで切断するのが10分かかる所を、10秒で切断できます。
言い過ぎかも知れませんが、そのくらいの差がありますよ。

建築現場では主に大工さんが使用しています。
ご家庭では日曜大工をされる、お父さんも使用しているのではないでしょうか。


充電式丸ノコの種類

■ メーカー

・ BOSCH(ボッシュ株式会社)
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ HILTY(ヒルティ株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
・ RYOBI(京セラ インダストリアルツールズ株式会社)

他にもあると思いますが、充電式丸ノコを販売している代表的なメーカーを記載しています。

私は持っていませんが、丸ノコに似た工具にパワーカッターと言う工具がありますが、そちらを持っています。
丸ノコと同様に刃を交換する事で、木材を切断したり、金属を切断したりできます。
しかし、バッテリーが充電しなくなったので、使用できない状態です。

写真の丸ノコは、現場で大工さんが使用していた充電式丸ノコです。
大工さん言うには、充電式工具を使いだすと、AC100Vのコードで使用するタイプは使いたくないって言っていました。

■ バッテリーの種類

・ 10.8V
・ 14.4V
・ 18V
・ 21.6V
・ 36V

上記、5種類があります。

18Vのサイズが種類も多く、各メーカーから販売されていますよ。

丸ノコも他の充電式工具と同様に、バッテリーの容量も大きなタイプがいいと思います。
コンパネを切断するには必要なのはパワーです。
14.4Vと18Vがあるのですが、18Vが良いと考えます。
最近では集じん機と接続できるタイプもあり、切断しながら集じん機が切り粉を吸い込むので、作業場が散乱しないのはいいですね。

■ 刃のサイズと最大切込深さ

・ 85mm - 25.5mm
・ 125mm - 47mm
・ 147mm - 47mm
・ 165mm - 39~66mm
・ 190mm - 70mm

刃のサイズによって、木材を切り込める最大深さが変わります。
少しでも深い方が、大きな木材を切断できるので便利ですよ。

■ 回転数

回転数とは1分間に何回刃が回転のか表したものです。
回転数も様々で、1400~5000回転/分と幅が大きいです。
1400~3000回転/分するものは、比較的小さめの丸ノコで、3000~5000回転/分するものは、一般的によく見かける丸ノコです。
3000~5000回転/分を選んだ方が良いと思います。

■ 丸ノコの修理

丸ノコの修理で1番多いのが、コードの切断です。

現場作業で型枠大工さんがコンパネを切断している時に、間違ってコードも一緒に切断してしまいます。
大工さんが私の所に、本体とコードを持って、「コードを切断してから修理してくれ」と持って来ます。
十分に気を付けていても、間違ってケーブルを切断してしまうことがあります。
仕方ない事だと思います。
充電式だとコードがないので切断する心配はないですよ。
とても安全です。


充電式丸ノコのメリット・デメリット

AC100V電源タイプと比較してみました。

■ メリット

・ 電源を準備する必要がない。
充電式なので、電源を準備する手間がいりません。

・ コードを切断する心配がない。
充電式なので、電源コードがありません。

丸ノコの修理で一番多いコードを切断する心配がないので、安心して使用できますよ。

■ デメリット

・ 高価です。
AC100V電源タイプと比べて高いです。
AC100V電源タイプが約2~3万円に対して、充電式タイプだと本体のみで約35,000円前後もします。
ケース・充電器・予備のバッテリーが入っているセット品だと、8万円を超える物もあります。
高過ぎますね。

・ 充電がなくなると使用できない。
バッテリータイプの宿命ですが、バッテリーが無くなると使用できません。予備のバッテリーは必要だと思います。


充電式丸ノコの使い方

■ 使い方

① 刃を取付けます。

② バッテリーを取付けます。
※ バッテリーの残量を確認してくださいね。(使用する前に充電することをオススメします。)

③ 切断したい場所から少し手前に刃をあてます。
※ 木材に刃をあてた状態から運転させると木材にバリがでます。

④ 親指でロックを解除して、人差し指か中指でトリガーを引き、運転させます。

⑤ 木材を切断します。
※ 切り出したら、途中で止めないで、一気に切断します。
※ コンパネ等の長いものを切断する時には、体を移動させながら切断しますが、なるべく丸ノコは運転させたままの方が切り口は綺麗です。

■ 刃の交換

① バッテリーが外れていることを最初に確認します。
※ もしバッテリーが接続された状態だと、間違ってトリガーを引いた時に運転するので危険です。必ず外した状態で交換しましょう!

② 本体についている刃をロックする所を押します。
メーカーによって違いますので、取説等で確認してください。

③ 刃を固定しているホイルナットを外します。
※ 付属品にホイルナットを回すアジャスターがあると思いますので、それを使用してください。
※ 半時計周りに回すと緩みますよ。

④ 新しい刃に取り換えて、ホイルナットを締め込みます。
※ ホイルナットはガチガチに締め込まなくても大丈夫です。
※ 通常は刃の回転する方向で緩まないようになっています。

⑤ 動作確認します。
※ 刃にぶらつきがないか確認してください。
※ もし、刃がブラついていたら、取り付けをやり直してくださいね。
※ 刃がブラついたまま使用すると切断面もガタガタになりますし、一番に危険です。そのまま使用するのは止めてくださいね。


丸ノコを使用する時に注意する事

① 切断する時には、刃には触らないようにしましょう。

丸ノコはとても危険です。
指なんて一瞬で切れてしまいますよ。
丸ノコを使用時は、刃の前に手を持って行かないように注意してください。

② 垂木を切断する時は、台に置き固定しましょう。

慣れた人は木材を手に持って切断すると思います。
丸ノコに慣れるまでは、台に固定してから切断することをオススメします。

③ コンパネを切断する時は、コンパネの下に木材を敷き、グラつきがないように固定しましょう。

丸ノコを使用していて、『足の指を切った』等の事故事例を聞きます。
どのような状況か分かりませんが、想像してみると、コンパネの下に足が入り込み、コンパネと一緒に切断したのかも知れません。

とても危険ですので、コンパネの下に足を入れて作業することは避けましょう。


私のオススメ工具

まとめ

今回は充電式丸ノコを紹介しました。

木材を切断するにはとても重宝する工具です。
先程『丸ノコを使用する時に注意する事』にも記載している通り、とても危険な工具です。
取り扱いには十分に注意して使用してくださいね。

注意して使用すれば、とても便利な工具です。使用上の注意を守って安全に使用してください。

建築現場以外にも、ご家庭で日曜大工をされるお父さんにはオススメな工具です。
検討してみてはいかがでしょうか。




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