ジグソーの種類と使い方! 鉄板やアクリル板を自由自在に切断

HiKOKI コードレレスジグソー CJ 18DSL(LYPK)




こんにちは、長島です。

今回は『ジグソー』を紹介します。
鉄板・木材・アクリル板等を自由自在に切断できる工具です。
くり抜く時には重宝しますよ。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

ジグソーとは

木材・合成樹脂・FRP・鉄材・ステンレスなどの板を切断したり、くり抜いたりする工具です。

ブレードと呼ばれる刃を、材質に合わせて交換することで、様々な材質の物を切断したり、くり抜けます。

ディスクグラインダでも切断したりくり抜いたりするのはできますが、決定的に違う点は、火花が出ない所です。
ジグソーはノコギリのように切って切断するので、火花がでませんよ。

ジグソーの種類

■ メーカー

・ BOSCH(ボッシュ株式会社)
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ HILTY(ヒルティ株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
・ Panasonic(パナソニック株式会社)
・ RYOBI(京セラ インダストリアルツールズ株式会社)

他にもあると思いますが、ジグソーを販売している代表的なメーカーを記載しています。
私の周囲はHiKOKIかMakitaを使用している人が多いようです。

■ 電源の種類

▪ AC100V

・ AC100V

▪ 充電式タイプ

・ 10.8V
・ 14.4V
・ 18V

上記4種類があります。

充電式タイプが便利だと思いますが、今でもAC100Vが主流です。

しかし、作業場所によっては電源がない場所で使用するかも知れないので、今から購入を検討している人は、充電式タイプをオススメします。

■ 刃の種類

・ 木工用
・ 合成樹脂用
・ FRP用
・ 鉄工用
・ ステンレス用

上記5種類があります。

切断する材質に合わせて刃を交換する事で、スムーズに切断する事ができます。
例えば、木工用の刃で、鉄板は切断する事はできません。

それに鉄工用の刃で、木材を切断しようとしても、切断する事は可能ですが、切断するのに時間もかかり、切り口が汚くなってしまします。

先程も言いましたが、切断する材質に合わせて刃を交換してくださいね。
木工用と鉄工用を持っていれば、ほとんどの穴あけが可能だと思います。

ブレードも沢山種類があるので、ジグソーのセット品には使用するブレードが付属しています。
最初は付属のブレードを参考にしながら選定をしてみて下さいね。

■ 刃のストローク数とストローク長

▪ ストローク数

ストローク数とは、ブレード(刃)が1分間に上下するのか表した回数です。

参考ですが、下に表示しました。

① 0~3000
無段変速になっていてトリガを引く強さでストロークする回数が変化します。
0ストロークから徐々に上がっていき、最高で3000ストロークします。

② 800~3000
無段変速になっていてトリガを引く強さでストロークする回数が変化します。
①と違う所は、トリガを少し引いただけで、800ストロークから始まります。

③ 3000
無段変速タイプになっていません。
少しでもトリガを引くと、最大ストロークします。

▪ ストローク長さ

ストローク長とは、ブレードが1回あたり上下する長さの事です。
13~28mmまであり、メーカーや種類によって変わります。
私個人的な感想としては、あまり気にしなくても良いと思っています。

■ カーボン

・ AC100Vは、カーボンが必要です。
・ 充電式タイプは、カーボンが不要なタイプもあります。

AC100Vのジグソーはカーボンが必要です。

ディスクグラインダでもカーボンが必要でしたが、ジグソーでも必要です。
AC100Vタイプのジグソーを検討している方は、必ず予備のカーボンを準備しておくことをオススメします。

ジグソーを使用していて急に動かなくなることがあります。
そのような場合は、まずカーボンがすり減って動かなくなっていることが多いです。
さっきまで動いていたのに、『 なんで? 』っと、なりますので、予備のカーボンをケースに入れて置けば安心ですよ。

充電式タイプのジグソーはカーボンが不要になっているタイプが多いので、カーボンを準備する必要がありません。

カーボンが必要ないのは安心ですよね。

ジグソーのメリット・デメリット

無段変速タイプと無段変速ではないタイプの物を比較してみました。

■ 無段変速タイプ

▪ メリット

・ ストローク数を自由に変えられる。
切断する材質によって自分好みの速さに変える事ができます。

▪ デメリット

・ 調整が必要。
トリガの引き方でストローク数が変わるので、慣れが必要です。

しかし、数回使用すると慣れると思いますよ。

■ 無段変速でないタイプ

▪ メリット

・ 無段変速タイプより安価。
同じタイプで無段変速機能があるかないかだけで、数千円ですが安価です。

▪ デメリット

・ ストローク数を調整できない。
トリガを少しでも引くとストローク数はMAXで動きます。

ストローク数を調整する事ができないので、切り始めと切り終わりには注意が必要です。

ジグソーの使い方

■ ブレード(刃)の交換

ブレードを交換する時には、昔のジグソーは六角棒レンチで交換していました。

最近のジグソーはツールレスになっており、レバー操作で交換できます。
レバーを手前に引いて、ブレードを引っ張るとブレードが外れます。

新品のブレードを付けたい時には、レバーを引きながら、ブレードを差し込みます。

以前は、六角ビスで固定していたので、六角棒レンチが付属していました。
本体に収納する所があったのですが、使用中に外れたりして紛失する事が多くありましたよ。

今はツールレスになっているので、紛失する心配もなく、レバー操作だけで交換できるので有難いですね。

■ 交換する時の注意点

交換する時にはAC100Vでは、電源コードを抜いてから交換してくださいね。

バッテリー式では、バッテリーを抜くか、ロック機構がある機種もあるので、ロックをかけてから交換してください。
電源がある状態で交換すると、急に動き出す可能性があります。
危険ですので、止めてくださいね。

■ 鉄板に四角の穴を開ける場合

① 鉄板にくり抜きたいサイズで印を付けます。
差し金で印を付けると簡単です。

② 鉄工用のブレードをジグソーに取り付ける。
刃は前向きに取り付けます。

③ くり抜きたい角にホルソーや鉄キリ等で穴を開けます。
ブレードが入る大きさの穴を開けます。
ブレードの幅は種類によって異なりますので、使用したいブレードの幅をコンベックスやノギス等で最初に測ってくださいね。

④ ジグソーのブレードを穴に入れ本体の底面を鉄板にあたるまで差込ます。

⑤ 鉄板に切り込みを入れます。
無段変速の場合は、トリガを少しだけ引き、ゆっくりと動かし、印に沿って切り込みを入れます。
ジグソーも丸ノコと同様に、前方に押しながら切断します。

⑥ 少し切り込みが入ったら、トリガを引きスピードを上げて切断します。
材質が硬い物や厚い物は、ゆっくりと押しながら刃に負担がかからない程度で押してくださいね。

⑦ 切り終わりもスピードを落とし、ゆっくりと止めます。

⑧ これを四回繰り返す事で、鉄板に穴をくり抜く事ができますよ。

ジグソーは直線でも曲線でも切断できます。

木材を直線で切断する時には、丸ノコの方が向いているとは思いますが、ジグソーは曲線の切断に威力を発揮します。

縁側やテーブルを曲線で切断する時や、穴をくり抜く時にはジグソーが適しています。

鉄板に穴を開けるならディスクグラインダでも良いのですが、ディスクグラインダを使用する時には火花がでてしまいます。

火花をだしてはダメな場所や、切粉をだしてはダメな場所では、ジグソーが向いていると思います。

私のオススメ工具

■ 100Vタイプ

■ 充電式タイプ

まとめ

今回はジグソーを紹介しました。

ブレード(刃)交換する事で、色々な材質の物を自由自在に切断できます。
無段変速タイプだとストローク数の調整が可能です。
切り始めや、切り終わりには、ゆっくり動いた方が便利だと思いますので、無段変速タイプをオススメします。

鉄板等に穴をくり抜く時には便利な工具なので、検討してみてはいかがでしょうか。




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