セーバーソーの種類と使い方! 金属配管や木材を切断

Makita 充電式レシプロソー JR187DRG




こんにちは、長島です。

今回は『セーバーソー』を紹介します。
既設の金属配管や木材を切断する時に、便利な工具です。

セーバーソーを選ぶ時の参考にしてくださいね。

セーバーソーとは

金属配管や木材を切断する工具です。

主に既設の金属配管を切断する時に使用事が多いと思います。

セーバーソーは、レシプロソーやパイプソーとも呼ばれています。
メーカーの商品がイロイロあるのが、原因かも知れませんね。

Makita 充電式レシプロソー JR187DRG


出典元:株式会社マキタ

充電式と電動式(AC100V)の2種類があります。

本体にセットになっているのは金属や木材用のブレードですが、ブレードを交換する事で、レンガやブロック等も切断する事ができますよ。

セーバーソーの種類

■ メーカー

・ ASADA(アサダ株式会社)
・ BOSCH(ボッシュ株式会社)
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ HILTY(ヒルティ株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
・ Panasonic(パナソニック株式会社)
・ RYOBI(京セラ インダストリアルツールズ株式会社)

他にもあると思いますが、セーバーソーを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 電源

・ AC100V
・ 充電式 36V
・ 充電式 18V+18V
・ 充電式 21.6V
・ 充電式 18V
・ 充電式 14.4V
・ 充電式 10.8V

電源の種類は沢山あります。
大きく分ければ、AC100Vタイプか充電式タイプです

■ 切断できる材質

・ 金属パイプ
・ 塩ビパイプ
・ 木材
・ 薄鋼板
・ ステンレス
・ レンガ
・ ブロック

金属パイプ、塩ビパイプ、木材、薄鋼板は本体に付属されているブレードで切断できますが、ステンレス、レンガ、ブロック等は、専用のブレードに交換する事で、切断する事ができます。

ステンレスは切った事があるので知っていましたが、レンガやブロックまで切断出来るとは、私自身も知りませんでした。
このブログを通じて知ることができましたよ。

他にも、石膏ボードやジプトーンも切断できます。
ただし、石膏ボードやジプトーンは、刃があたると簡単に切れてしまうので、注意しながら使用した方がよいと思いますよ。

■ カーボン

・ あり
・ なし(ブラシレスモーター)

セーバーソーが回転する時に必要な動力源です。

回転する電動工具には、ほとんど種類でカーボンが必要です。

卓上丸のこやディスクグラインダ、それに高速カッターにもカーボンが入っています。

カーボンが不要なタイプが、ブラシレスモーターです。
ブラシレスモーターが搭載されているタイプは、カーボンが不要です。
カーボンが必要なタイプだと、予備のカーボンを持っていないと不安です。
しかしブラシレスモーターだとカーボンがいらないので、カーボンを気にする必要がありませんよ。

ブラシレスモーターかカーボンタイプで悩まれている方がには、ブラシレスモーターをオススメします。

■ ストローク幅

ストローク幅は、刃が1回に動く長さです。
ストローク幅が長い方が、切れるスピードが早くなりますが、その分刃が折れやすくなるというデメリットもあります。

セーバーソーを利用する時には、刃が折れないよう、しっかと固定しながら使用する事が大事です。

■ 切断能力

・ 25.4mm~350mm

金属配管を切断できる能力です。

200mm以上ある金属配管を切断できるのは、AC100Vのタイプです。
充電式タイプだと、最大でも175mmまでしか切断できません。

■ 重さ

・ AC100Vタイプ - 1.2kg~57kg
・ 充電式タイプ - 1.1kg~4.6kg

とても幅がありますが、よく利用されているのは、3kg~4kg程度だと感じています。

軽いタイプだと大きなサイズが切断する能力がないですし、重いタイプだと特殊な金属管を切断する時に使用しています。

水道用ダクタイル鋳鉄管やモルタルライニング等があります。
勉強不足で申し訳ないのですが、私は見たことがありません。

イメージ的には屋外で道路の下に埋設されている配管なのかなって感じです。
上下水道を主に扱っている設備屋さんが使用される工具だと思っています。

 

セーバーソーのメリット・デメリット

AC100Vタイプと充電式タイプを比べてみました。

■ AC100V

▪ メリット

・ 大きなサイズが切断できる。
最大で350mmもある大きなサイズの金属配管が切断する事が可能です。
このサイズになると本体の重量も60kg近くあります。
手で持って作業する事ができないので、チェーン等で本体を固定してから切断する事になります。 

▪ デメリット

・ 種類が少ない。
充電式タイプに比べると種類が少ないです。

■ 充電式タイプ

▪ メリット

・ どこでも使用できる。
コードが付いていないので自由に動けます。
電源の準備も必要ありません。

・ 種類が多い。
36V、18V+18V、21.6V、18V、14.4V、10.8Vと多くの種類があります。
種類が多いので、切断したい材質やサイズに合ったタイプを選ぶ事ができますよ。
『大は小を兼ねる』と言うことわざもあるので、大きなサイズを選んだ方が使い勝手がよいと思います。

▪ デメリット

・ 大きなサイズが切断できない。
電源タイプとは違い、大きなサイズが切断できません。
金属管を切断する場合には、175mmまでしか切断できません。

セーバーソーの使い方

① スピードを調整する。
トリガーを引いた状態でダイヤルを回すと調整しやすいと思います。

Makita 充電式レシプロソー JR187DRG スピードコントローラー


出典元:株式会社マキタ

② 材質にあてる。
切断したいものにあてます。
赤で囲った部分が切断させたい対象物に、しっかりとあててください。

Makita 充電式レシプロソー JR187DRG 切断したい場所にあてる


出典元:株式会社マキタ

③ 切断する。
トリガーを引くと動きます。

Makita 充電式レシプロソー JR187DRG トリガー


出典元:株式会社マキタ

以上、セーバーソーの使い方でした。

既存の金属配管や木材を切断したいときに便利ですよ。
私の主観ですが、解体工事や金属配管の切断、木の棚等の切断に向いていると感じています。

■ 注意する事

赤で囲った部分が、切断させたい対象物にしっかりとあててください。
中途半端な場所にあててしまうとセーバーソーが暴れてしまいます。

刃が斜めになっていると、刃が折れてしまう恐れもあります。
しっかとあてるようにしてくださいね。

Makita 充電式レシプロソー JR187DRG 切断したい場所にあてる


出典元:株式会社マキタ

私のオススメ工具

■ 充電式タイプ

■ AC100Vタイプ(標準サイズ)

■ AC100Vタイプ(大型サイズ)

 

まとめ

今回はセーバーソーを紹介しました。

金属配管や木材を切断する工具です。
レシプロソーやパイプソーとも呼ばれています。

解体工事や金属配管の切断、木の棚等の切断に向いていると感じています。
セーバーソーが暴れたり刃が折れないように、しっかと固定しながら使用する事が大事です。

『大は小を兼ねる』と言うことわざもあるので、大きなサイズを選んだ方が使い勝手がよいと思います。

検討してみてはいかがでしょうか。

 

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