こんにちは、長島です。
今回は『充電式コーナードリル』を紹介します。
ドライバドリルやインパクトドライバが入らない狭い場所に、ネジが取付けられる充電式工具です。
充電式コーナードリルを選ぶ時の参考にしてくださいね。
充電式コーナードリルとは
充電式ドライバドリルと同様に、先端にドリルを取付けて穴を開けられます。
ネジの締付けでも使用されています。
横から見るとディスクグラインダに似ています。
ドライバドリルとの大きな違いは、先端部が極端に短い事です。
ドライバドリルの長さが204mmに対しコーナードリルは66mmしかありません。
100mm以上も短いです。
ドライバドリルが入らない狭い場所でも、コーナードリルだと入る場合があります。
充電式コーナードリルの種類
■ メーカー
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
他にもあると思いますが、充電式コーナードリルを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ バッテリサイズと重量
・ 10.8V 1kg~1.2kg
・ 14.4V 1.5kg~1.6kg
・ 18V 1.6kg~1.7kg
・ 36V 6kg
4種類のバッテリサイズがあります。
18Vが主流だと思いますが、最近では36Vタイプが登場しました。
パワーがほしい方にはオススメですよ。
HiKOKIの18Vは、マルチボルトになっています。
36Vの充電式電動工具に装着させると36V-2.5Ahになり、18Vの充電式電動工具に装着させると、18V-5.0Ahに自動で切り替わるようになっています。
14.4Vの充電式電動工具は、マルチボルトに対応していないので勘違いされないでくださいね。
36Vの充電式電動工具はパワーがある分だけ、重量も重たくなっています。
36Vだけは極端に重くなっているので、選ぶ際にはよく検討されていくださいね。
■ チャック能力
・ 1.5mm~10mm
・ 2mm~13mm
キリ先が取付けられるサイズです。
チャックハンドルで締付けます。
1.5mm~10mmのタイプが多いのですが、36Vのタイプだけは2mm~13mmまで取付けられます。
36Vのタイプは、厚さが223mmもありので、狭い場所では使いえない可能性があります。
このタイプを選ぶ時には注意されてくださいね。
■ 穴あけ能力
・ 10.8V 鉄工10mm、木工12mm
・ 14.4V 鉄工10mm、木工28mm
・ 18V 鉄工10mm、木工28mm
・ 36V 鉄工13mm、木工50mm
バッテリサイズが大きいタイプほど、大きな穴があけられます。
■ 先端のサイズ
・ 18V以下
・ 36V
コーナードリルの先端は、インパクトドライバやドライバドリルと比べて薄くなっています。
18Vまでのサイズだと66mmしかないので狭い隙間で使用したい場合には、18V以下がオススメです。
■ トリガー
ドライバドリルと同様に、パドルタイプしかありません。
トリガーを引いた時にだけ動作します。
長時間動作させたい場合には、トリガーを引いた状態で、ロックすれば連続して動作させる事も可能です。
解除する時には、もう一度トリガーを引くと解除されます。
■ 回転数
▪ 1スピードタイプ
・ 0~800(回/分)
・ 0~1700、1800(回/分)
▪ 2スピードタイプ
・ 高速 0~1400(回/分)
・ 低速 0~350(回/分)
1分間に回転する回数です。
1スピードタイプで1番多いのが、0~1700か1800(回/分)です。
10.8Vだとこの半分の、0~800(回/分)です。
36Vだと、2スピードタイプだとで、少し遅い
・ 高速 0~1400(回/分)
・ 低速 0~350(回/分)
になっています。
どのタイプも無段変速になっているので、トリガーで回転する速度を変える事ができますよ。
充電式コーナードリルのメリット・デメリット
充電式ドライバドリルと比べてみました。
■ メリット
・ 薄い。
ドリルチャックの先端から背まで、66mmしかありません。
ドライバドリルよりも100mm以上も短いです。
■ デメリット
・ 穴が小さい。
ドライバドリル18Vで鉄工の13mmまであけられますが、コーナードリルだと10mmまでしか開けられません。
1サイズ小さくなります。
ドリルチャックも10mmまでしか、取付けできません。
・ 力が入れにくい。
押す場所がヘッド部分になるので持つ場所で押せません。
少し力が入れにくいと思います。
充電式コーナードリルの使い方
ドリルで穴をあける場合
① ドリルを取付ける。
ドリルチャックで堅固に固定してください。
② 穴をあける。
両手でしっかりとコーナードリルを持ち、穴をあけます。
以上、コーナードリルの使い方でした。
コーナードリルは、ドライバドリルが入らいないような狭い隙間でも使用できるように薄くなっています。
私のオススメ工具
まとめ
今回は充電式コーナードリルを紹介しました。
10.8V・14.4V・18V・36Vの4種類があります。
ドリルチャックから背までの距離が66mmしかないので、とても短いです。
インパクトドライバやドライバドリルが入らない狭い隙間でも、コーナードリルだと入る可能性がありますよ。
検討してみてはいかがでしょうか。
■ 合わせて読みたい関連記事
・ 充電式ドライバドリルに関する記事はこちら
充電式ドライバドリルの種類と使い方! ネジ締めや穴を開けるのに最適
・ 充電式インパクトドライバに関する記事はこちら
充電式インパクトドライバの種類と使い方! 充電式工具を最初に買うなら迷わずコレ
フォローしてもらえると嬉しいです。
twitter.com/nama_nagashima
コメントを残す