こんにちは、長島です。
今回は『卓上丸ノコ』を紹介します。
木材を切断する時に使用する工具です。
卓上丸ノコを選ぶ時の参考にしてくださいね。
卓上丸ノコとは
木材を切断する時に使用する工具です。
台の上に丸ノコが固定しています。
台の上に固定しているので、木材を沢山切断する時も安全に切断する事ができます。
卓上丸ノコの種類
■ メーカー
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
他にも沢山あると思いますが、卓上丸ノコを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 電源
・ 充電式 36V
・ 充電式 18V+18V
・ 充電式 18V
・ AC100V
上記、4種類があります。
今まではAC100Vが主流でしたが、最近では充電式の卓上丸ノコを使用されている方が増えています。
細い木材など小さなサイズなら、充電式が便利だと思いますが、太い木材などは負荷がかなりかかると思いますので、AC100Vがよいと思っています。
もし充電式タイプがよいと考えている方は、36Vか18V+18Vを選んでくださいね。
少しでも電圧が高い方がよいと思いますよ。
■ 刃のサイズ
・ 165mm~360mm
メーカーや種類によって違いがありますが、取付けられる刃のサイズです。
機種によって取付けられる刃のサイズがあるので、機種の選定をする時に特に注意する部分だと思います。
切断したい木材の太さに合わせて選んでくださいね。
どれにするか悩まれている方は、大きなサイズにしておいた方がよいと思いますよ。
■ 切断できるサイズ
・ 46mm(たて)×92mm(よこ) ~ 107mm(たて)×312mm(よこ)
直角切断と表示しています。
直角切断の表示が大きければ大きいほど、大きな木材が切断できます。
312mmまで切断できるのは、スライドタイプです。
固定タイプよりも、よこに長く切断できるので便利ですよ。
■ タイプ
・ 固定タイプ
・ スライドタイプ
刃が固定されているか、スライドさせられるのかの違いです。
刃がスライドさせられるタイプは、フローリングの床材を切断する時に便利です。
スライド丸ノコを手前に引き、回転させながら下に下ろすと木材に刃が入り、奥に押すと長いフローリング材も一発で切断する事ができます。
固定タイプでフローリングなど、幅が広い木材は切断できませんよ。
■ 刃の角度
・ 0度
・ 左45度
・ 右45度
・ 右5度
刃の角度調整ができる範囲です。
木材を斜めにカットする時に使用します。
木造の建物では、壁と天井や壁と床の結合部分に巾木が入っていますよね。
その巾木が斜めにカットできるように、卓上丸ノコが角度調整できるようになっています。
普段使用するのは直角の0度ですが、巾木など細工させてカットする時に左45度や右45度など、調整してカットしていますよ。
■ その他の機能
・ レーザーマーカー
直角に切断する時にレーザーで切断するラインを表示してくれる機能です。
・ ブラシレスモーター
カーボンが不要になっているモーターです。
このブラシレスモーターですが、主に充電式丸ノコに使用されているモーターで、AC100Vのモーターには使用されていません。
AC100Vの卓上丸ノコではカーボンが必要なので、予備のカーボンの予備が必要です。
・ ライト
手元を照らしてくれるライトです。
木材に切断する寸法をけがく時に手元が見えないと不便ですよね。
照明を確保してあれば不要だと思いますが、それでも手元は見えにくいです。
切断する場所をピンポイントで照らしてくれるので、寸法の出し間違えが少なくなると思います。
卓上丸ノコのメリット・デメリット
丸ノコと比べてみました。
■ メリット
・ 安全に切断できる。
台の上に固定されているので丸ノコよりも安全です。
安全と言っても、刃が回転する所に手や指をあてると危険です。
回転している刃には、絶対に触れないようにしてくださいね。
・ 切り口が綺麗。
先ほどと同じですが、台の上に固定されているので、直角水平が綺麗に切断できます。
斜め45度のカットも難なく切断する事ができますよ。
■ デメリット
・ 幅が広い木材が切断できない。
マルコと違い台の上に固定されているので、自由に動かす事ができません。
固定タイプだと100mmまでで、スライドタイプでも312mmまでしか切断する事ができません。
・ 重い。
台の上に固定されているので、重いです。
平均で10kg前後ですが、重いタイプでは20kg近くするものもあります。
卓上丸ノコの使い方
① 床に置く。
安定した場所に置いてください。
外で作業される場合には、コンクリートなど凸凹していない場所に置くと安定すると思います。
安定した場所に置かないと、切断面が垂直にならない場合があります。
② コンセントに差す。
充電式タイプ以外は、AC100Vの電源が必要です。
③ 木材に印を付ける。
切断したい寸法に印を付けます。
④ 切断する。
トリガーを引き卓上丸ノコを動かし、木材を切断します。
以上、卓上丸ノコの使い方でした。
卓上スライド丸ノコの場合には、丸ノコを手前に引き、トリガーを引いたまま下に下ろして、そのまま奥に押します。
卓上丸ノコよりも横が長い木材でも切断する事が可能です。
フローリング材などの床材は270mmもあるタイプがあります。
卓上丸ノコでは切断する事ができません。
その場合には、卓上スライド丸ノコが便利ですよ。
私は卓上丸ノコを持っていますが、スライドタイプではないので、横長の木材が切断できません。
スライド丸ノコがよかったのですが、予算の都合上卓上丸ノコのしてしまいました。
後になってとても後悔したので、卓上丸ノコを検討されている方には、スライドタイプがオススメです。
■ 私の失敗談
私も卓上丸ノコの固定タイプを持っています。
購入した理由は、自宅の屋外フェンスを、木材で作ろうと思ったからです。
ノコギリでは面倒くさい、丸ノコでは上手く使えるか不安、そこで思ったのが卓上丸ノコでした。
屋外フェンスは、支柱を50mm×50mm程度の木材にする予定だったので、固定タイプでも大丈夫だと思っていました。
本当は、スライドタイプがいいなぁ~と思っていたのですが、スライドタイプが固定タイプよりも高価だったのが原因で断念したんですよ。
確か3万円くらい高かったと思います。
その3万円をケチったおかげで、後になって後悔しましたね。
屋外フェンスを作り終えるまでは問題なかったのですが、その後に濡れ縁が腐っていたので、自分でDIYした時に後悔しました。
土台になる木材のサイズを、90mm×90mmにしようと思った時です。
長さを測り、卓上丸ノコで切断したら最後まで切れない!
えっ? なんで?
と、横から見てみると刃が最後まで届いていませんでした。
このサイズが切れないだ!っと、ガッカリ!
どうしようかと考えた結果・・・
表と裏から切断しました。
表と裏から切断すると、切り口に段差ができてしまいます。
なかなか上手く切断できず何度か切りなした記憶がありますよ。
3万円をケチった事が悔やまれてなりません。
私のような失敗をしない為にも、卓上丸ノコはスライドタイプを選ぶようにしてくださいね。
スライドタイプを選んで後悔はしないと思いますよ。
私のオススメ工具
■ 充電式タイプ
■ AC100Vタイプ
まとめ
今回は卓上丸ノコを紹介しました。
卓上丸ノコには、固定式とスライド式の2種類があります。
丸ノコと違い台の上に固定されているので、直角水平が綺麗に切断する事がで、斜め45度のカットも綺麗に切断できますよ。
丸ノコよりも安全に切断できるので、素人の方でも安心して使用できると思っています。
最近では、ご家庭でDIYをされる方が多いと思います。
沢山の木材を安全にしかも綺麗に切断できる卓上丸ノコを、検討してみてはいかがでしょうか。
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充電式丸ノコの種類と使い方! 電源コードを切断しない充電タイプ
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