トーチランプの種類と使い方! 炎を利用する工具

トーチランプ




こんにちは、長島です。

今回は『トーチランプ』を紹介します。
塩ビ配管を曲げたり、はんだをロウ付けする時には便利な工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

トーチランプとは

小型の携帯用バーナーで、ガスボンベを利用して炎を出す工具です。

呼び方は様々で、トーチ・ブローランプ・ガストーチとも呼ばれています。
私はトーチランプと呼んでいますので、このブログではトーチランプと言わせて頂きます。

電気工事では塩ビ配管を曲げたり、冷凍・空調工事では、銅管をロウ付けする時に使用しています。

トーチランプの種類

■ メーカー

・ Asada(アサダ株式会社)
・ Iwatani(岩谷産業株式会社)
・ PRINCE(スタイル株式会社)
・ REX(レッキス工業株式会社)
・ Sakae Fuji(榮製機株式会社)
・ Shinfuji Burner(新富士バーナー株式会社)
・ SOTO(新富士バーナー株式会社)

他にも沢山あると思いますが、トーチランプを販売している代表的なメーカーを記載しています。

Shinfuji BurnerとSOTOは同じメーカーで、新富士バーナー株式会社から2種類のシリーズで販売されています。

■ 火力

▪ 火力固定タイプ

・ 1300℃
・ 1400℃
・ 1650℃
・ 2100℃
・ 2200℃

▪ 火力調整タイプ

・ 1000~1600
・ 1400~1600
・ 1500~1700
・ 900~1300
・ 800~2000

火力を調整できるタイプと火力が固定のタイプの2種類があります。
火力は調整できた方がいいと思うので、火力調整タイプがいいですね。

安価なトーチランプは1300℃しかありませんが、プロ用は2200℃まで出せるタイプもあります。

塩ビ配管を炙る程度なら火力を気にすることはないと思いますが、銅管等のロウ付けをされる方は、火力が強いタイプを選ぶといいと思います。

■ 使用可能

・ 逆さ使用不可
・ 逆さ使用可能

逆さで使用できるタイプは便利だと思います。
現場で使用していると、自然に横向きで使用したり、逆さで使用する事があります。

逆さ使用ができないと不便ですし危険です。

逆さで使用できるタイプは逆さにしてもガス漏れしない構造になっています。

ガス漏れは危険ですので、逆さで使用できるタイプを選んでくださいね。

■ 着火方式

・ 電子着火方式
・ ライター着火方式

着火方式は電子着火方式がいいですよね。
ライター方式だと、ライター等の火がないと使用できません。
煙草を吸われる方なら、常に持っていると思いますが、吸われない方ならライターは持っていませんよね。
電子着火方式が簡単でいいですよ。

全てのトーチランプに装備されているか分かりませんが、概ね付いている機能だと思います。
購入する時には、必ず確認してくださいね。

■ ガスの種類

ガスの種類 気化温度
ブタン(ノルマルブタン) -0.5℃
イソブタン -11.7℃
プロパン -42.09℃

主に、この3種類のガスを使用しているカセットガスが多いみたいです。

気化温度が低いほど、低温でも気化ガスが発生しやすく、燃焼しやすいガスになります。
ガスボンベの種類は、ガスの割合によっても燃焼温度がかわります。
燃焼温度を左右するのはプロパンガスです。
プロパンガス量が多い方が、低温で使用しても安定した燃焼ができます。

■ トーチランプ

トーチランプ

私が持っているトーチランプです。
ホームセンターで購入したものなので、メーカーや型番は分かりません。
このトーチランプのメリットは、市販のガスで使用できることです。
しかし、デメリットは沢山ありますよ。

① 火力が弱い。

② 火力が安定しない。

③ 逆さで使用できない。

④ 着火方式がライター着火方式。

仕事で使用するつもりで購入していないので、問題ないと言えば問題ないのかも知れませんが、火力が安定しないのは問題ですね。

私はバーベキューやキャンプの時に、炭に火をつける為に購入しました。
『炭に火をつけるだけだから安いトーチランプでいいや!』と、思って購入しましたが火力が弱い事と、火力が安定しないとは思いませんでした。
火力を気にする方は、安価なトーチランプを購入しないことをオススメします。
私みたいに『安物買いの銭失い』にならないように注意してくださいね。

トーチランプのメリット・デメリット

私が持っているトーチランプとプロ用を比べてみました。

■ 私が持っているトーチランプ

▪ メリット

・ 安価。
本体もガスも安いです。
ホームセンターでは、ガス3本で198円で売られている事もあります。
いや~安いですね。
安価なトーチランプのメリットは安価な事だけです。

▪ デメリット

① 火力が弱い。
プロ用に比べて火力が弱いです。

② 火力が安定しない。
火をつけてもなかなか安定しません。
急に火力が強くなったり、弱くなったりします。
使用していて、『爆発しそう!』と危険に感じる事が多々あります。

③ 逆さで使用できない。
逆さにしての使用は止めておいた方がいいと思います。
ガスが漏れている感じがしますよ。

④ 着火方式がライター着火方式。
安価なトーチランプは電子着火方式は少ないと思います。
使用するたびにライターが必要なので、面倒に感じる事があると思いますよ。

4つもデメリットがあります。
あまりにも安価なトーチランプは危険ですので、購入しない方がいいと思いますよ。

■ プロ用

▪ メリット

・ 火力が強い。
最大火力で2200℃もあります。さすがプロ用ですね。
・ 逆さでも使用できる。
火をつけたまま、反対向きに使用してもガス漏れしないような設計になっています。
もし逆さにしてガス漏れする場合は、不良ですので、保証期限内であれば交換してもらう事をオススメします。

・ 電子着火方式
電子着火方式になっているタイプが多いです。

▪ デメリット

・ 高価。
デメリットは、高価だという事だけです。
本体だけでは5~6千円くらいですが、ガスが高いです。
1本で500円~2000円もします。
あまりにも高価なガスはランニングコストがかかってしまうので、十分に検討してくださいね。

トーチランプの使い方

■ 塩ビ配管(VE16)を曲げる場合

① 塩ビ配管に曲げたい場所の印を付ける。
マジック等で印を付けると目立つので、鉛筆がいいと思います。

② 塩ビ配管に曲げ始めと、曲げ終わりの印もつける。
目安なので、だいたいで構いません。
少し長めに付けます。

③ トーチランプに火をつける。
トーチランプを手に持って、火元を人に向けないよう注意してください。

④ 塩ビ配管を炙る。
曲げ始めと、曲げ終わりの印を付けた所まで炙ります。

▪ 注意する事

塩ビ配管をトーチランプで炙る時に注意する事は一つだけです。
塩ビ配管は火に弱いので、1カ所に数秒あてただけでも、焦げでしまいます。
この事に注意しながら炙ってくださいね。

⑤ 塩ビ配管が自然に垂れるまで炙ります。
塩ビ配管を回転させ満遍なく炙ってください。

⑥ 塩ビ配管が垂れたら、トーチランプを置いて、塩ビ配管を曲げたい角度で曲げ固定します。
この時にトーチランプは消しても消さなくてもいいです。
もし炙りが足りない場合、もう一度塩ビ配管を炙るので、曲げが決まるまで消さなくてもいいと思います。
ただし、炎は人がいない方向に向けて置いてくださいね。

⑦ 塩ビ配管の曲げが決まったら、トーチランプを消します。
塩ビ配管の曲げは、ノーマルと呼ばれる付属品があります。
ノーマルよりも曲げないのが理想です。
ただし、他業者との取り合いや、配管ルートの関係で曲げ角度を調整しないといけない場合は、この限りではありません。

■ 銅配管同士をはんだで接続する場合

① 銅配管を接続する。
エキスパンダと呼ばれる工具を利用して銅配管の口元を広げるか、ソケットを利用して銅配管同士を接続します。

② トーチランプに火をつけて接続部分を炙ります。
塩ビ配管の時とは違い、一点集中で炙っても大丈夫です。
大きい銅配管を炙る場合は、ソケット全体を十分に炙ってくださいね。

③ しばらく炙ったあと、はんだを流し込みます。
差し込みがあまいとはんだが流れてしまう可能性があるので、ソケットの接続には確実に行ってください。

④ はんだが溢れてくるまで流し込みます。
はんだが溢れたらOKのサインです。

⑤ トーチランプを消す。

始めて銅配管を接続する場合、どのくらいはんだを入れていいのかわからないと思います。
いきなり本チャンで使用するよりも、不要になった銅配管で試してみる事をオススメします。
一度試してみると感覚は分かると思いますよ。

■ その他の使い方

バーベキューで使用する炭に火をつける時にも便利です。

炭に火をつけるには着火剤等もありますが、時間がかかったり火がつかなかったりと、かなりの手間だと思います。

トーチランプで火をつけると簡単ですよ。

■ 注意する事

① 作業場所の確認
火気を使用していい場所か確認してください。
工場等では、工場によって火気厳禁の場所がたくさんあります。
粉等を扱う場所では、粉塵爆発の可能性もあるので、必ず確認してくださいね。

② 可燃物の確認
トーチランプは炎を利用する工具です。
紙やビニール等は簡単に火がつきます。
必ず周囲に可燃物がないことを確かめてから、使用してくださいね。

私のオススメ工具

■ 本体

■ ガス

まとめ

今回はトーチランプを紹介しました。

樹脂配管を曲げたり、はんだを流し込んだりするときは必要です。

ご家庭では、バーベキュー用の炭に火をつける場合でも使用されると思います。

検討してみてはいかがでしょうか。




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