こんにちは、長島です。
今回は『テープホルダー』を紹介します。
胴ベルトに装着して、いつでも取り出せるようにするとても便利な工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
テープホルダーとは
テープを腰道具にブラ下げて持ち歩くホルダーです。
電気工事士が使用している腰袋には、テープホルダーが付いているタイプもあります。
ビニルテープは電気工事をしている方が使用していると思いますので、テープホルダーも電気工事士の方に必要なホルダーですね。
私は、腰道具を2セット持っています。
1つは、腰袋に付属品として付いているので、そちらを利用しています。
もう1つは、腰袋についていないので、ホルダーを利用しています。
テープホルダーの種類
■ メーカー
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ DOGYU(土牛産業株式)
・ TAKAGI(株式会社高儀)
他にも沢山あると思いますが、テープホルダーを販売している代表的なメーカーを記載しています。
私はDENSANのテープホルダーを使用しています。
■ 素材
・ ナイロン
・ 金属
上記、2種類があります。
金属も2種類あり。
工具ホルダーみたいな、固定するタイプとチェーンで吊るすタイプです。
■ テープホルダーの取付け方法
▪ 吊り下げタイプ
・ フックタイプ
胴ベルトに上部から引っ掛けて取付けるタイプと、リングに引っ掛けるタイプの2種類があります。
チェーンやナイロン紐で、吊り下げて使用します。
・ ボタンタイプ
腰袋のリングに固定して使用します。
ナイロン紐で吊り下げて使用します。
▪ 固定タイプ
・ ベルト固定タイプ
金属ホルダーと同様に、胴ベルトに固定するタイプです。
胴ベルトにテープホルダーを取付けるスペースが必要です。
不要な時は脱着可能なクリップ式になっています。
■ 吊り下げタイプの長さ
・ ナイロンタイプ
120か180mmの2段階で調整が可能で、比較的短いです。
・ チェーンタイプ
メーカーによって異なりますが、200mmと430mmがあります。
ナイロンタイプより長めです。
チェーンの長さは変えられるので、長い場合は調整が可能です。
テープホルダーのメリット・デメリット
吊り下げタイプと固定タイプを比べてみました。
■ 吊り下げタイプ
▪ メリット
・ テープを沢山持ち歩く事ができる。
チェーンタイプだと、沢山吊るす事ができます。
200mmのチェーンで7個は吊るせますよ。
・ どこにでも取付けできる。
吊り下げタイプは胴ベルトにフックで固定するタイプと、ボタンで固定するタイプの2種類があります。
結束バンドを利用すれば、お好きな場所に固定する事が可能です。
▪ デメリット
・ ブラブラするので動きづらい。
歩く時にテープがブラブラと動くので動きづらい時があります。
私も吊り下げタイプを使用していますが、移動する時に腰袋の中に入れて移動しています。
・ 上段のテープを取る時には、下段のテープもホルダーから取らないと外せない。
下から順番に外さないと、上段のテープは取れません。
■ 固定タイプ
▪ メリット
・ どのビニルテープでも取り出せる。
入れた順番に関係なく脱着可能です。とても便利だと思います。
・ 動きやすい。
吊り下げないので、ブラブラしません。
動きやすいと思います。
▪ デメリット
・ 3個までしか入れられない。
DENSAN テープホルダー TH-3は3個までしか入れられません。
私は2~3個までしか持ち歩かないので、3個もあれば十分です。
・ 胴ベルトのスペースが必要。
胴ベルトに固定するタイプなので、胴ベルトのスペースが必要です。
取付幅は40mmなので、胴ベルトの隙間に入れる事も可能だと思います。
胴ベルトのスペースがある方には、オススメですよ。
テープホルダーの作り方(吊り下げタイプ)
テープホルダーは簡単に自作できますよ。
作り方を紹介しますね。
■ チェーンで作る場合
▪ 材料
・ チェーン 30cm(サイズはお好きなサイズでいいです。)
・ 鉄線 20cm (バンセンくらいの堅さがいいです。)
・ 結束バンド 2本(チェーンに入るサイズがいいです。)
▪ 作り方
① バンセンを輪っかにする。
ペンチを使用して、鉄線の中央部分をくるりと回します。(後でカットするのでだいたいで大丈夫ですよ。)
② 中央から50mmの所に印を付けます。
私は、全長が100mmで作りたいので、中央から50mmの所に印を付けました。
短くしたい方は、全長が70mm以下にならないようにしてくださいね。
70mm以下だとテープが鉄線から落ちてしまいます。
③ 反対側にも同様に印を付けます。
④ ペンチで両端をカットします。
⑤ カットした状態です。
⑥ チェーンと鉄線を結束バンドで固定します。
⑦ ニッパでカットします。
⑧ チェーンの反対側をD環に結束バンドで固定し、ニッパでカットします。
長さは適当で大丈夫です。後で変更も可能ですよ。
⑨ ビニルテープを入れて完了です。
※ 腰袋に固定するのも可能です。
私が使用している腰袋はリング等がないので、腰袋に穴を開けて固定しました。
お好きな場所に固定して使用できますよ。
穴を開けたくない方は、上記のようにD環等の環類に取付けてくださいね。
私のオススメ工具
まとめ
今回はテープホルダーを紹介しました。
電気工事士用の腰袋はテープホルダーが付属品として、装備されているのもあるので不要の方もいるかも知れません。
テープホルダーは簡単に自作できます。
テープホルダーの作り方(吊り下げタイプ)に記載していますので、参考にしてください。
常にテープを使用する電気工事士には、便利な工具だと思います。
持っていない方は、検討されてはいかがでしょうか。
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