こんにちは長島です。
今回は『針式下地材探知器』を紹介します。
壁裏の下地を探す工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
針式下地材探知器とは
針を利用して間仕切りの下地を探す工具です。
細い針を利用するので、クロスを貼った後でも使用できます。
間仕切りは、下地と呼ばれる木や軽量間仕切りで出来ています。
石膏ボードを張ってしまうと間仕切りがどこに入っているのか分かりませんよね。
針式下地材探知器を利用する事で、簡単に探す事ができますよ。
針式下地材探知器の種類
■ メーカー
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ TAJIMA(株式会社TJMデザイン)
・ シンワ(シンワ測定株式会社)
他にも沢山あると思いますが、針式下地材探知器を販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 長さ
・ 113mm~161mm
ボールペンくらいのサイズなので胸ポケットや、作業着の腕ポケット等に差して持ち歩けます。
■ 重さ
・ 18g~28g
非常に軽いです。
■ 測定できる深さ
・ 25mm
・ 35mm
・ 45mm
上記、3種類があります。
壁の間仕切りに使用している石膏ボードの厚さは、12.5mmが一般的です。
2枚貼りだと25mmになりますよね。
針式下地材探知器を使用できる厚さは、薄いタイプでも25mm用なので、2枚貼りでも下地を探す事ができます。
■ 機能
・ マグネット
針式下地材探知器にはマグネットが付いているタイプもあります。
軽量間仕切りはスチール製なので、マグネットが引っ付きます。
マグネットが石膏ボードに引っ付くので、針を刺さなくても間仕切りの場所が分かります。
マグネットが使用できるのは、石膏ボードが1枚貼りの場合のみです。
2枚貼りの所では感知できないと思います。
軽量間仕切りで石膏ボード1枚貼りの場所では、マグネットで間仕切りを探した後に、針を刺して確認すれば確実に調べる事ができますよ。
針式下地材探知器のメリット・デメリット
デジタルタイプと比べてみました。
■ メリット
・ 安価。
針式下地材探知器は安いです。
高価なタイプでも、2400円しかしませんが、デジタルタイプだと1万円超えるタイプもあります。
1万円もするタイプは手がでませんよね。
・ 誤感知しない。
デジタルタイプは金属に反応するので、ビスやタッカーのピンに反応する事があります。
■ デメリット
・ 針が折れやすい。
石膏ボードに刺す場合、斜めに刺すと簡単に曲がってしまいます。
針を刺す時は、真っすぐに刺してくださいね。
・ 強化石膏ボードには使用できない。
強化石膏ボードは硬いです。
針が曲がってしまいますので、使用しないでくださいね。
針式下地材探知器の使い方
■ 間仕切りで使用する場合
① LOCKを解除する。
LOCKからFREEにします。
② 石膏ボードに刺す。
下地が入っていないか確認します。
写真の針式下地材探知器は、マグネットが付いていないタイプです。
③ 石膏ボードに印を付けます。
針を数回刺した場合、間仕切りの場所が分からなくなってしまいますので、間仕切りを探したら、すぐに印を付けた方がいいですよ。
④ LOCKします。
使い終わったらLOCKする習慣をつけましょうね。
LOCKすると針がでないので安全です。
以上、針式下地材探知器の使い方でした。
下地が入っている場所に針を刺すと、針が根本まで刺さりません。
針が途中で止まった場所が、下地が入っている場所です。
下地が入っているか、入っていないか、簡単に探す事ができますよ。
私のオススメ工具
■ 本体
■ 交換針
まとめ
今回は針式下地材探知器を紹介しました。
針式下地材探知器は、間仕切りの下地を探す工具です。
細い針を利用するので、クロスが貼ってある場所でも使用できます。
針穴が小さいので、針を刺した場所は、分かりにくいと思います。
針式下地材探知器の種類には、マグネットが付いているタイプもあります。
石膏ボード1枚貼りだと、マグネットで簡単に探せるので便利です。
軽量間仕切りで石膏ボード1枚貼りの場所では、マグネットで間仕切りを探した後に、針を刺して確認すれば確実に調べる事ができますよ。
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