こんにちは、長島です。
今回は『木工用ドリル』を紹介します。
材木に穴をあける工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
木工用ドリルとは
材木に穴をあける専用の工具です。
材木以外には穴をあける事ができません。
木工用ドリルは、ギムネとも呼ばれています。
特に電気工事をしている方にギムネと呼んでいる方が多いです。
私も電気工事をしているので、ギムネと呼んでいますよ。
一般的には木工用ドリルと呼ばれているのではないでしょうか。
木工用ドリルの種類
■ メーカー
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ STAR-M(株式会社スターエム)
他にも沢山あると思いますが、木工用ドリルを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 木工用ドリルの種類
・ 木工用
・ 下穴用
・ 座堀用
・ 自在用
・ きのこ用
木工用ドリルにも沢山の種類があります。
穴をあけたい種類によってキリ先も変える必要があります。
■ 木工用ドリルの長さと太さ
・ ショートタイプ
80mm~140mm
浅い穴に最適です。
・ ミドルタイプ
110mm~205mm
少し深めの穴に最適です。
・ ロングタイプ
300mm~600mm
深い穴に最適です。
■ 刃の種類
・ 先ネジ用
・ 電工パワーギムネ
穴をあける時って釘にあたり刃が欠けてしまう事がよくあります。
この電工パワーギムネの場合、刃の形状が木工用とは少し違います。
上記写真のように釘にあたっても刃先が欠けにくいので、安心してご使用いただけます。
価格が倍以上違いますが、長くご使用いただけると思うので経済的だと考えます。
・ 先三角用
先がドリルになっていないので深く入っていきません。
あける深さが自由に調整する事ができます。
■ 取付け方法
・ 6.35mmビットタイプ
・ 丸シャンクタイプ
6.35mmのビットタイプはインパクトドライバにワンタッチで装着できるタイプで、丸シャンクタイプはドライバドリルに装着するタイプになっています。
ドリル系はどのタイプも同様にインパクトドライバに装着して使用するよりも、ドライバドリルに装着する方がよいと考えます。
インパクトドライバは叩きながら回転する工具なので、刃先が傷む可能性があります。
このような理由からドライバドリルで使用する事をオススメしています。
私はドライバドリルを持っていないので、ハンマドリルを利用して穴をあけています。
ハンマドリルはタイプにもよりますが、たたき・回転・たたき+回転の3種類が使用できます。
ドリル系で利用する時には、回転に切替えて使用していますよ。
ハンマドリルは、ドライバドリルよりもトルクがあるので、大きな穴をあける場合にも簡単に穴があけられます。
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・ 充電式ハンマドリルに関する記事はこちら
充電式ハンマドリルの種類と使い方! コンクリートに穴を開ける時に便利
フレキフィッシャーオーガー
木工用ドリルに似た工具にフレキフィッシャーオーガーがあります。
通常の木工用ドリルは直線だけ穴があけられますが、フレキフィッシャーオーガーは、間仕切りや天井の角に穴が開けられます。
電気工事をされている方でよくある事が、間仕切りにコンセントやスイッチの追加配線や移設ではないでしょうか。
クロスを貼る前だったら壁の石膏ボードを剥がして変更もできますが、クロスが貼り終わると石膏ボードを剥がす事ができませんよね。
その時に便利なのが、フレキフィッシャーオーガーです。
上記写真のような使い方ができます。
上記写真は見えている場所なので、ギムネでもあけられますが、下記写真のような場所では無理です。
少し分かりづらいと思いますが、間仕切りの内側に穴をあけています。
このような場合にフレキフィッシャーオーガーが活躍します。
コンセントやスイッチの開口からフレキフィッシャーオーガーを入れて電動工具で回転させて使用します。
■ フレキフィッシャーオーガー先端
フレキフィッシャーオーガーの先端はドリルのような形状をしているので、フレキフィッシャーオーガーを回転させると穴があく構造になっています。
■ 先端のサイズ
・ 12.7mm
先端のサイズは12.7mmです。
■ 長さ
・ ショートタイプ 610mm
・ ショートタイプ 910mm
・ ロングタイプ 1370mm
・ ロングタイプ 1830mm
上記、4種類があります。
使う場合によって使いやすい長さがあると思うので、お好みで選んでくださいね。
■ 使い方
フレキフィッシャーオーガーで穴があいたら、キリ先に穴があいているので穴に電線を引っかけて電線を引きだす事も可能です。
少し分かりづらいと思うので、黄色で囲ってみました。
この部分に電線を引っかけます。
先端のサイズが12.7mmしかないので、12.7mmまでの電線しか通せません。
電線を通す前に、電線のサイズを確認してくださいね。
木工用ドリルのメリット・デメリット
鉄工用ドリルと比べてみました。
■ メリット
・ 木材に食い込みがよい。
木材に木工用ドリルをあてるだけでドンドン切れ、穴があいて行きます。
木工用ドリルの洗顔がらせん状になっているので木材に食い込む構造になっています。
もし切れが悪いと感じたら、目立てヤスリで研ぐと切れが戻りますよ。
ただし、通常の木工用ドリルだと釘やビスにあててしまうと極端に切れが悪くなります。
金属にあてないように注意されてくださいね。
・ 安価。
ドリルよりも安いです。
13mmの木工用ドリルで1200円程度ですが、金属用のドリルだと4000円もしてしまいます。
3倍以上も高いです。
■ デメリット
・ 木材以外には使えない。
木工用ドリルは木材専用の穴あけ工具です。
木材以外には使用しないでください。
木工用ドリルの使い方
① 印を付ける。
穴をあけたい場所に印を付けます。
② 電動工具に木工用ドリルを取付ける。
635mmのビットタイプならインパクトに付けられますが、それ以外のシャンクだとドライバドリルに取付けます。
私はハンマドリルを持っているので、SDSタイプのドリルチャックに木工用ドリルを取付けています。
③ 穴をあける。
刃先を印にあて穴をあけます。
以上、木工用ドリルの使い方でした。
電動工具を使う時には、最初はゆっくりと低速回転で動かし、徐々に高速回転にします。
最初から高速回転させると、刃先を傷める可能性があるのでオススメできません。
私のオススメ工具
■ 木工用ドリル
■ 電工パワーギムネ
■ フレキフィッシャーオーガー
まとめ
今回は木工用ドリルを紹介しました。
木材に穴があけられる木材専用の穴あけ工具です。
サイズは6mmの小さな穴から、50mmまでの大きな穴まであける事ができます。
検討してみてはいかがでしょうか。
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