こんにちは、長島です。
今回は『クールジャケット』を紹介します。
暑い夏を快適に作業できるように開発されたジャケットです。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
クールジャケットとは
ファンが内蔵されたジャケットです。
暑い夏を快適に作業できるように開発されました。
ジャケットの腰部にファンが内蔵されており、バッテリー駆動のファンで風を送っています。
ファンジャケットや空調服と言う方もいます。
HiKOKIやMakitaのクールジャケットは、充電式工具をお持ちの方なら、メーカーを揃える事で、バッテリーが兼用で使用できます。
クールジャケットには、ファンが内蔵されているタイプと、別途購入するタイプのの2種類があるので、購入される際は確認された方が良さそうです。
最近では、屋外で作業される方が、着ているのをよく見かけます。
35℃を越える猛暑日の中、外で作業される方はとても暑いですよね。
クールジャケットを着ていると、ファンの風がジャケットの中を回っているので、着ていないよりは涼しいです。
クールジャケットの中に保冷剤を入れられるタイプは、保冷剤を入れるとより涼しくなりますよ。
クールジャケットの種類
■ メーカー
・ HiKOKI(工機ホールディングス株式会社)
・ Makita(株式会社マキタ)
他にも沢山あると思いますが、クールジャケットを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 電源
・ バッテリー式
主にリチウムイオン電池が使用されています。
HiKOKIやMakitaは、お持ちの充電式工具のバッテリーが兼用して使用できます。
バッテリーのサイズが大きくなれば長く使用できますが、その分重くなります。
HiKOKIやMakita以外は、クールジャケットに付いているバッテリーを充電して使用します。
HiKOKIやMakitaを例に、バッテリーサイズによる動作時間を記載しました。
▪ HiKOKIの場合
▪ Makitaの場合
上記リストは、ほんの一部です。
バッテリーサイズが大きくなれば大きくなるほど、ファンを強く回転させることができ、長時間使用できます。
■ 素材
・ ポリエステル製
・ 綿
・ チタン加工+ポリエステル製
上記、3種類があります。
ポリエステル製や綿は破けやすいと思うので、チタン加工されたクールジャケットが強度的に強いと思います。
屋外等のタフな場所で使用される時はチタン加工されたクールジャケットがオススメです。
■ タイプ
・ 一般作業用
・ グラインダ作業用
・ 屋外作業用
上記、3種類のタイプがあります。
屋内作用には一般作業用がオススメで、作業環境が悪い所では、グラインダ作業用や屋外作業用がオススメです。
屋外作業用にはフルハーネス型墜落制止用器具が取付られるタイプもあります。
高所作業される方は、フルハーネス型墜落制止用器具用を選んでくださいね。
■ フード
・ あり
・ なし
メーカーやタイプによっても様々ですが、フードがあるタイプと無いタイプの2種類があります。
フードがあるタイプにも、取外しができるタイプと取外しができないタイプの2種類があります。
メーカーによっても違いますので、確認してくださいね。
HiKOKIのクールジャケットは、フードが取外し可能なタイプになっています。
▪ フード付きの利点(メリット)
ファンの風は背中を伝い、首の所に風が送られてきます。
フード付きはヘルメットの上から被れるようになっているので、フードを被ればファンの風がヘルメットの方にも流れてきます。
フードが邪魔ではない方は、フード付きがオススメです。
■ 袖
・ ベストタイプ
袖がないベストタイプになっています。
腕を上げる作業をされる方には動きやすいと思います。
軽天屋さんが来ているのを見かけました。
・ ジャケットタイプ
袖がある長袖タイプです。
風が腕の方まで流れるので、腕も汗がかきにくいですよ。
屋外で作業されている方が来ているのをよく見かけます。
■ クールジャケットのサイズ
Makitaのクールジャケットを参考にしています。
最近はいろんな職種の方が着用していますが、クールジャケットが大きく膨らんでいるので、少し大きめのサイズを着ている方が多そうです。
上記の表を見て、どのサイズがいいか検討されてくださいね。
■ クールジャケットのカラー(色)
・ ホワイト系
・ ブルー
・ ブラウン系
・ イエロー系
私の周囲ではブルー系を着ている方が多いのですが、他の職人さん達をみているとホワイト系を着ている方が多そうです。
お好みの色を選んでくださいね。
■ 保冷剤入れ
・ 入れられるタイプ
・ 入れられないタイプ
上記、2種類があります。
保冷剤は小さなタイプしか入れられないので、保冷剤の効き目は長くても一時間程度です。
クーラーバックに予備を入れて置き、効き目がなくなった場合は交換していく事で快適に作業ができると思います。
クーラーボックスは大きければ大きいほど良いと思いますが、持ち運びが大変です。
7Lのクーラーボックスは500mlのペットボトルが6本入る大きさなので、現場に持ち込む時には程よい大きさだと思います。
■ 私のオススメ(クーラーボックス)
クールジャケットのメリット・デメリット
■ メリット
・ 汗がかきにくい。
ファンをONにするとジャケットの中に風が流れるので、汗をかきにくいです。
■ デメリット
・ 重い。
バッテリーとファンが取付けてあるので少し重いです。
・ ジャケットが膨らむ。
ファンの風でジャケットが膨らみます。
・ 破れやすい。
ポリエステル製のクールジャケットだと、引っ掛けると簡単に破れてしまいます。
狭い場所を通行する時には、引っ掛けないように注意してくださいね。
クールジャケットはデメリットが多いような気がしますが、暑い夏を快適に作業できるように開発された商品だと思います。
昨年までは少なかったようですが、今年はクールジャケットを着ている方が増えたような気がします。
クールジャケットの使い方
① ファンとバッテリーをつなぐ。
ファンとバッテリーた着脱タイプになっています。
洗濯する時には、ファンとバッテリーを外して洗濯してください。
② バッテリーを取付ける。
ジャケットにバッテリーを入れる場所があります。
HiKOKIやMakitaは腰ベルトに装備するようになっています。
③ クールジャケットを着る。
④ バッテリーに付いているスイッチを入れる。
ファンの強さを切り替える事ができます。
小さいバッテリーの場合、強いレンジで運転させと一日使用できない場合があります。
バッテリーのサイズに合わせて運転時間も考えてくださいね。
⑤ スイッチを切る。
運転させるのが不要な場合はスイッチを切った方が良いと思います。
⑥ クールジャケットを脱ぐ。
以上、クールジャケットの使い方でした。
エアコンが効いている部屋で作業する場合でのクールジャケットを着ている方がいます。
『エアコンが効いているから脱いでもいいんじゃないの?』と聞くと
『エアコンの冷たい風とファンが効いてて、より冷えるから快適だよ!』との事でした。
やはりクールジャケットは便利かもって思わされた一瞬です。
私のオススメ工具
■ ジャケット本体
メーカー | 品名 | 型番 |
HiKOKI | コードレス クールジャケット | UF 1810DL(C) |
Makita | 充電式ファンベスト | FV210DZ |
Makita | 充電式ファンジャケット |
■ アダプタ
HiKOKIとMakitaのクールジャケットはアダプタが必要です。
バッテリーとファンを繋ぐアダプタが別売りになっているので、アダプタも購入するようにしてくださいね。
まとめ
今回はクールジャケットを紹介しました。
暑い夏を快適に作業できるように開発されたジャケットです。
袖がないベストタイプと袖があるジャケットタイプの2種類があります。
保冷剤を取付けられるタイプは、ジャケットの中を冷やす事も可能です。
高所で作用される方にはハーネスが取付けられるタイプを選んでくださいね。
夏の暑い現場を少しでも快適に作業できるように、検討してみてはいかがでしょうか。
■ 合わせて読みたい関連記事
・ 充電式ファンに関する記事はこちら
充電式ファンの種類と使い方! 暑い夏の熱中症対策
フォローしてもらえると嬉しいです。
長島のTwitter
コメントを残す