ニッパの種類と使い方! 電気工事士の七つ道具

MERRY ニッパ




こんにちは、長島です。

今回は『ニッパ』の紹介をします。

電気工事士の七つ道具の一つで、とても大切な工具です。

ニッパを選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

ニッパとは

電線を切断する工具です。

出典元:amazon

電線を切るのが主な目的ですが、他にも鉄線、ピアノ線、プラスチックなども切断できます。

あまり固いものは、刃こぼれする可能性があるので、切断しないように注意してください。

 

ニッパの種類

■ メーカー

・ 3peake(株式会社スリーピークス技研)
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ ENGINEER株式会社エンジニア)
・ FUJIYA(フジ矢株式会社)
・ HOZAN(ホーザン株式会社)
・ KEIBA(株式会社マルト長谷川工作所)
・ KTC(京都機械工具株式会社)
・ LOBSTER(株式会社ロブテックス)
・ MARVER(株式会社マーベル)
・ MERRY(室本鉄工株式会社)
・ TONE(TONE株式会社)
・ TOP(トップ工業株式会社)
・ TSUNODA(株式会社ツノダ)
・ VICTER(ビクター株式会社)

他にも沢山あると思いますが、ニッパを販売している代表的なメーカーを記載しています。

私は、電気工事を始めてから、MERRYを愛用しています。

■ ニッパの種類

・ ニッパ
・ 強力ニッパ
・ 精密ニッパ
・ エンドニッパ
・ 斜ニッパ
・ プラスチックニッパ
・ 電工ニッパ

上記、7種類があります。

色々なタイプがあるので、使用目的に合わせて選んでくださいね。

私が使っているのは、一般的なニッパです。

■ 刃の種類

・ 強力刃
・ ストレート刃
・ ラウンド刃

上記、3種類があります。

私が使っているのは、ラウンド刃です。

■ 長さ

・ 150mm
・ 175mm
・ 200mm

上記、3種類があります。

私は短い150mmの長さのニッパを使用しています。

狭い場所の電線を切断したり、細かい作業がしやすい、短めのニッパを好んで使用しています。

長いタイプのニッパが力が入るので、大きいサイズの電線を切断する時に楽です。

▪ プラスチックニッパ

ニッパの種類にプラスチックニッパというものがあります。

見た目は同じなのですが、名前の通りプラスチック専用の物なので、選ぶ時は注意して下さいね。

購入する時は強力ニッパや、スタンダードニッパと表示してある物を選ぶといいですよ。

 

ニッパの選び方

私はニッパを選ぶ時に、2つの事を確認しています。

① グリップのすべり止め。
② 刃の切断面。

各々に解説します。

① グリップのすべり止め について

グリップはゴツゴツしてない物を選びましょう!

ニッパを握るグリップが、ゴツゴツしているニッパがあります。

好みになると思いますが、私の個人的な意見としては、あまりゴツゴツしていないニッパが良いと思います。

理由としては!

グリップがゴツゴツしていると、素手で握った時に、痛くて強く力を入れられないからです。

滑り止め程度のゴツゴツは良いのですが、必要以上にゴツゴツしていると強く握った時に痛いですよ。

▪ 私の体験談

以前、同僚のニッパを借りて電線を切断したことがあります。

電線を切断するのに、グリップを握った手が痛くて、力を入れられませんでした。

このようなケースは珍しいと思いますが、実際に私が経験したので、同じように感じた方もいらっしゃると思います。

購入先でニッパを触る事ができるなら、素手で握って感触を確かめて下さいね。

② 刃の切断面 について

刃の切断面に隙間がない事をチェックする事です。

刃先を覗き込み、隙間がない事を確かめます。

ケースに収納されている時はチェックができないと思いますが、もしケースから出ている場合にはチェックできると思うので、確かめてくださいね。

切断面を閉じた状態で、蛍光灯などの明るい方にかざして、切断面に隙間がないことを確認してください。

隙間があるニッパはとても切りにくいです。

メーカーも不良品がないように作っていると思いますが、100%ではないと思います。

購入する際は忘れずにチェックしましょうね。

 

使う前にすること

ペンチと同様にすると、動きが早くスムーズなると思います。

ニッパを新品で購入したときには、動きが悪いと感じると思います。

私はニッパの動きを早くスムーズなるように、下記の手順に沿ってしています。

■ 手順

① ニッパの先端を水に浸けて置きます。

② ニッパを乾かします。

③ ニッパの先端を水に浸けて置きます。

④ ニッパを乾かします。
これを数回繰り返すとサビが出てくると思います。(水よりも塩水が早くサビがでますよ。)

⑤ ニッパを開閉 ➡ 潤滑油を塗布 ➡ ペンチを開閉 ➡ 潤滑油を塗布

⑥ ニッパの片側を持って自然落下で全開解放すれば完了です。

新品はコーティングされているのでなかなかサビがでにくいと思います。

ですが根気よく続けていると、サビが出てきます。

えっ?サビさせて大丈夫?と思われると思いますが方もいるのではないでしょうか。

ですが、大丈夫です。

何故サビを出すのかと言うと、ニッパの動きをスムーズにする為です。

新品を購入してしばらくは動きが硬いです。

それを早くスムーズに動くようにするためにコツです。

スムーズに動くようになるまでには、時間がかかります。

わざとサビを出し、ニッパを何度も開閉をさせる事で動きがスムーズになります。

最初はサビで硬いのですが、ニッパを何度も開閉 ➡ 潤滑油を塗布 ➡ ニッパを何度も開閉

これを何度も繰り返すと動きがスムーズになりますよ。

ニッパの片側を持って自然落下で全開解放すれば完了です。

錆びは潤滑油で取れるので安心して下さい。

切れにも影響はありません。

私はニッパを購入して、使用する前に必ずしています。

特に問題もなく、使用できていますよ。

面倒な人はしなくても大丈夫です。

ペンチは開閉する時にスムーズに動くようになるには時間がかかると思いますが、

ニッパはペンチと比べると、早くスムーズに動くようになると思います。

理由は分かりませんが、今まで数十本と使用してきた経験から、そのように感じています。

 

ニッパの使い方

■ 切るとき

・ 切るときの持ち方。
力が入るように、持ち手の外側を持ちます。

ニッパ 切断する時

・ 電線を切ってみた。

ニッパ 切断

▪ 細工する時

・ 細工するときの持ち方。
※力加減を調整できるように、人差し指を持ち手の中に入れます。

ニッパ 細工する時

・ ニッパで電線を細工してみた。
ペンチと同様に円を作ってみました。
電線にキズを入れないように丸にできます。

ニッパ 曲げ

 

私のオススメ工具

 

まとめ

今回はニッパを紹介しました。

電気工事士の七つ道具の一つとして選ばれているように、とても大切な工具になります。

腰道具に入っていないと不便に感じます。

個人差はあると思いますが、ペンチよりニッパの方が使用頻度は高いと思われます。

私は圧倒的にニッパの方が、使用頻度は高いです。

沢山の種類がありますが、自分の好みのニッパを選んくださいね。

 

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