こんにちは、長島です。
今回は『ピックアップマグネット』を紹介します。
差し棒の先端にマグネットを搭載した工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
ピックアップマグネットとは
授業でよく使用されている、差し棒に似た工具です。
先端が伸び縮みするので、狭い隙間の金属を取り除く時に便利です。
・ 縮んでいる状態
・ 伸ばした状態
ピックアップマグネットの種類
■ メーカー
・ SK(新潟精器株式会社)
・ シンワ(シンワ測定株式会社)
他にも沢山あると思いますが、ピックアップマグネットを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 材質
・ ステンレス
・ 真鍮
上記、2種類があります。
ステンレス製が使用されているタイプが多いです。
■ 吸着力
・ 3.9N(0.39kgf)~20N(2.0kgf)
最高でも2kgまでの重量の物しか吊り上げる事ができません。
ピックアップマグネットは小さい物を取り除く時に使用する事が多いので、問題ないと感じています。
■ 長さ
・ 縮んだ時の長さ
133mm~186mm
短い時の長さです。
・ 伸ばした時の長さ
490mm~660mm
長いタイプでは、660mmも長く伸ばす事ができます。
■ 重量
・ 28g~88g
とても軽い工具です。
ポケットに入れて持ち歩くか、腰袋のサイドポケットに入れて持ち歩く事も可能です。
■ その他の機能
・ 先端可動式
ピックアップマグネットの先端は、固定式が多いです。
しかし、シンワのピックアップマグネット 72291は可動式になっているので、先端を横に向ける事もできますよ。
・ LEDライト付
マグネットの先端にLEDライトを搭載しているピックアップマグネットです。
狭い隙間に入ったものを取り除く時に場合は便利だと思います。
LR44が3個必要です。
ピックアップマグネットのメリット・デメリット
フレキシブルマグネットと比べてみました。
■ メリット
・ 持ち歩く時に便利。
先端が伸び縮みするので持ち歩く時に便利です。
■ デメリット
・ 折れやすい。
柄が細いので簡単に折れてしまいます。
私の持っているピックアップマグネットは、子供が遊んでいて折れてしまいました。
ピックアップマグネットの最大のデメリットは折れやすい事だと思います。
縮んだ状態で折れる事は稀だと思いますが、伸ばした状態では簡単に折れてしまいます。
伸ばした状態で使用する時には十分に気を付けて使用してくださいね。
ピックアップマグネットの使い方
■ 装置のビスを取り除く場合
① ビスを確認します。
落下させたビスを確認します。
落下させた時に目で追って確認すると簡単に探す事ができますよ。
② ピックアップマグネットを伸ばす。
③ ピックアップマグネットを挿入する。
④ ビスが付いたのを確認する。
⑤ ピックアップマグネットを抜く。
ピックアップマグネットを抜く時が一番慎重にする場面です。
マグネットに付いたビスが外れて落ちると探すのが面倒です。
慎重に作業してくださいね。
以上、ピックアップマグネットの使い方でした。
装置の分解整備する時に使用する事が多いと思います。
装置には沢山のビスやナットが付いています。
気を付けて作業していても、落下させる事があると思います。
その時に便利なのがピックアップマグネットです。
手が入らない狭い隙間等でも、簡単に取り除く事ができますよ。
私のオススメ工具
まとめ
今回はピックアップマグネットを紹介しました。
ピックアップマグネットは、狭い隙間の金属を取り除く時に便利な工具です。
手が入らない隙間でも簡単に入れて取り除く事ができますよ。
■ 合わせて読みたい関連記事
・ マグネットに関する記事はこちら
マグネットの種類と使い方! スチール製には何にでも付けられる
・ 工具用マグネットに関する記事はこちら
工具用マグネットの種類と使い方! 作業台を整理整頓
・ マグネットトレイに関する記事はこちら
マグネットトレイの種類と使い方! 鉄製材料の紛失防止に
フォローしてもらえると嬉しいです。
https://twitter.com/nama_nagashima
コメントを残す