こんにちは、長島です。
今回は『逆タップ』を紹介します。
潰れたネジを取り除く工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
逆タップとは
潰れたネジを取り除く工具です。
ネジ山が潰れると、ドライバーでは取り除く事ができなくなります。
そこで便利なのが逆タップです。
ドリルで下穴を作った後で、ネジ部をねじ込み回転させることで、潰れたネジが外れます。
ネジ部は通常のネジ山とは違い、逆巻きになっています。
逆タップの種類
■ メーカー
・ ANEX(株式会社兼古製作所)
他にも沢山あると思いますが、逆タップを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 逆タップ種類
・ M2.5~M3
・ M4~M5
・ M6~M8
上記、3種類があり、1本、2本組セット、3本組セットがありますが、3本組セットがあればどのサイズでも対応できます。
3本組セットがオススメです。
■ ビットの先端
・ M2.5~M3、M4~M5
ネジ部が交換可能になっています。
ネジ山が潰れたとしても付属品で別途購入も可能です。
・ M6~M8
ネジ部が交換できません。
ネジ山が潰れた時には、本体ごと購入するしかありません。
この2種類とも、6.35mmのビットタイプになっています。
ビットホルダーに装着して持ち歩く事も可能です。
逆タップのメリット・デメリット
ネジザウルスと比べてみました。
■ メリット
・ 皿ネジでも使用できる。
ネジザウルスはナベネジしか使用する事ができません。
皿ネジみたいに凹な場所では使用できないので、その場合は逆タップが便利です。
■ デメリット
・ 六角ボルトには向いていない。
六角ボルトの先端は平らになっています。
平らな場所に穴を開ける時には、センターポンチが必要だと思います。
逆タップの使い方
① 充電式工具に逆タップを取付ける。
最初は、ドリル側を取付けます。
充電式工具は、インパクトドライバでもドライバドリルでもどちらでも大丈夫ですが、インパクトドライバが向いていると思います。
② ネジの中央に差し、回転させる。
5mm~10mm入るくらい穴を開けます。
③ ネジ部に付け替える。
ANEXのなめたネジはずしビットは、反対側にネジ部が付いているので、ネジ部に付け替えます。
④ ネジ部差し回転させる。
少し押した感じで回転させます。
もしネジ部が噛み込まなかったら、もう一度ドリル側で穴を深く開けてください。
⑤ ネジ部とネジを外す。
ネジをペンチで挟み、逆回転させれば外れると思います。
以上、逆タップの使い方でした。
■ 先端の交換方法
① 固定用ネジを緩める
専用の六角レンチが付属しているので、それを利用して緩めます。
出典元:株式会社兼古製作所
② 交換したら締め付けます。
キリ先の根元には、平な部分があるので、その部分が固定用ネジの所に来るように入れて固定します。
ANEXのなめたネジはずしビットは、オイルや六角レンチがセットになっているタイプがあります。
六角レンチが無くなりそうなので、ケースに入れて無くならないように保管するようにしてくださいね。
私のオススメ工具
まとめ
今回は逆タップを紹介しました。
逆タップは、ネジの先端がナメてしまい、ドライバーでは外せなくなったネジを外す事ができる便利な工具です。
ナベネジや六角ボルト等は、ペンチやニッパ、ネジザウルスでも外せることが可能ですが、皿ネジ等の凹んだネジでは使用する事ができません。
皿ネジを外せるのは、逆タップだけだと思うので、検討してみてはいかがでしょうか。
1セットあるととても便利だと思います。
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