精密ドライバーの種類と使い方! 小さい小ネジを締付ける

精密ドライバー 金属タイプ




こんにちは、長島です。

今回は『精密ドライバー』を紹介します。
小さい小ネジを締付けるドライバーです。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

精密ドライバーとは

装置や基盤についている、小さい小ネジを締付ける工具です。

精密ドライバーは、一般的なドライバーよりサイズが小さいので、ドライバーで締付けられないサイズの小ネジが締付けられます。

精密ドライバー 金属タイプ

精密ドライバーは百均にも置いてありますよね。
ぶっちゃけ、百均の精密ドライバーでも十分だと感じています。

ですが、百均の精密ドライバーは、絶縁処理されていないタイプが多いです。
絶縁処理されていないと、電気が流れている場所では使用できません。

下記で紹介しているメーカーの精密ドライバーは、ほとんどの精密ドライバーが絶縁処理されているので、電気が流れないようになっています。

もちろん先端は金属ですので電気は流れますが、持ち手の部分は電気が流れません。

精密ドライバーでも、普通のドライバーでも、盤等の端子台等を触る時には、電源を切った状態が理想です。

感電に注意して作業されてくださいね。

 

精密ドライバーの種類

■ メーカー

・ ANEX(株式会社兼古製作所)
・ FUJIYA(フジ矢株式会社)
・ VESSEL(株式会社ベッセル)

他にも沢山あると思いますが、精密ドライバーを販売している代表的なメーカーを記載しています。

■ 柄の種類

・ 金属製

精密ドライバー 金属タイプ

・ 樹脂製

精密ドライバー 樹脂タイプ

精密ドライバーには、金属製と樹脂製の2種類があります。
金属製と樹脂製なら、樹脂製がオススメですよ。

樹脂製は絶縁処理されているので、電気が流れている場所でも使用する事が可能です。
しかし、感電する恐れがあるので、ブレーカーを切った状態での使用が好ましいです。

■ ドライバーのタイプ

・ プラスドライバー
・ マイナスドライバー
・ 特種精密ドライバー

上記、3種類があります。

一般的には、プラスドライバーとマイナスドライバーですが、その他にも特種なタイプの精密ドライバーがあります。

単品でも購入できますが、使うタイプが決まっていない方には、セット品がオススメです。

セット品は、6本組セットが多いみたいです。
他にも4本組セットや5本組セット等がありますが、お好みで選んでいいと思います。
特種精密ドライバーは、写真付きで紹介しようと思います。

■ 精密ドライバーのサイズ

▪ プラスドライバー

・ 0
・ 00
・ 000

▪ マイナスドライバー

・ ー0.6mm
・ ー0.9mm
・ ー1.2mm
・ ー1.8mm
・ ー2.1mm
・ ー2.3mm
・ ー3mm

このようなサイズがあります。

サイズを見ても分かりませんよね。
ぶっちゃけ、私も分かりません。
適当に合わせて使用しているので、精密ドライバーは分かりにくいです。

このような理由もあり、セット品が便利だと思いますよ。
私も分からないので、セット品を利用しています。

■ サイズ

・ 長さ
75mm~175mm

一般的な精密ドライバーは、短くて細くなっています。
奥にある小ネジを締付ける場合は、175mmの長いタイプが便利ですね。

 

特種精密ドライバーのタイプ

精密ドライバーを調べていて、こんな精密ドライバーがある事に気づきました。知らない方も多いと思いますので紹介しておきます。

・ No.3470A Y型(1.8)

No.3470A Y型(1.8)
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470AL Y型(大・2.6)

No.3470AL Y型(大・2.6)
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470B 5溝(小・1.3)

No.3470B 5溝(小・1.3)
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470C 5溝(大・1.8)

No.3470C 5溝(大・1.8)
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470D 6溝(1.3)T-4

No.3470D 6溝(1.3)T-4
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470E 6溝(1.9)穴付

No.3470E 6溝(1.9)穴付
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470F 5溝(0.9)

No.3470F 5溝(0.9)
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470G 5溝(1.2)

No.3470G 5溝(1.2)
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470H Y型(1.6)

No.3470H Y型(1.6)
出典元:株式会社兼古製作所

・ No.3470I Y型(2.1)

No.3470I Y型(2.1)
出典元:株式会社兼古製作所

上記、10種類があります。

このようなタイプの小ネジは滅多に見かけませんが、ドライバーに存在すると言う事は、少なからずあると言う事だと思います。

上記の写真は全てANEXの精密ドライバーです。

このような小ネジを締付ける場合は、ANEXで調べてみてくださいね。
私のオススメ工具にも紹介しています。

 

精密ドライバーのメリット・デメリット

一般的なドライバーと比べてみました。

■ メリット

・ 小さな小ネジが締付けられる。
一般的なプラスドライバーのサイズは、+1・+2・+3で、よく利用されているサイズは、+2です。
精密ドライバーのプラスドライバーは、それよりも小さい+0・+00・+000があります。

■ デメリット

・ 大きなネジには使えない。
無理して大きなネジを締付けようとすると、ドライバーの先端が曲がってしまう可能性があります。
特にマイナスドライバーは小さくて弱いので、大きなネジに使用しないでくださいね。

私も、一般的なマイナスネジを、精密ドライバーで締付けていて、曲げてしまった記憶があります。

 

精密ドライバーの使い方

ドライバーの使い方は特にありません。

誰でもご存知かと思います。
右に回すと締まり、左に回すと緩みます。
軽く押し当てるようにしてから、回してくださいね。

 

私のオススメ工具

■ 精密ドライバー

■ 特種な精密ドライバー

 

まとめ

今回は精密ドライバーを紹介しました。

小さな小ネジを締付ける時に便利なドライバーです。
絶縁処理されているタイプと絶縁処理されてないタイプの2種類があります。

電気が通電されている状態で、精密ドライバーを扱わないなら絶縁処理されていないタイプでも問題ありませんが、基盤等の電気部品を扱う方には絶縁処理されているタイプが良いと考えます。

電気は目に見えないものなので、電気が流れているか分かりませんよね。
絶縁処理されていれば安心して触る事ができますよ。

電気を扱う方には、絶縁処理されているタイプがオススメです。

 

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