こんにちは、長島です。
今回は『タップ&ドリル』を紹介します。
ドリルで下穴 を開けながら、 タップ をたてる事ができる工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
タップ&ドリルとは
下穴を開ける鉄板キリとネジ穴を作るタップの一体型の工具です。
充電式ドライバドリルに取付けて使用します。
タップ&ドリルの種類
■ メーカー
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ LAGUNA(有限会社ラグナ)
・ TRUSCO(トラスコ中山株式会社)
他にもあると思いますが、タップ&ドリルを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ タップ&ドリルのサイズと長さ
・ M3ー51mm
・ M4ー55mm
・ M5ー57mm
・ M6ー60mm
・ M8ー60mm
・ M10ー76mm
上記6種類があります。
■ 根元の種類
・ ビットタイプ
インパクトドライバに装着できるタイプです。
ビットホルダーに装着させることもできますよ。
・ ノンビットタイプ
変換アダプタかドライバドリルに装着して使用するタイプです。
ビットホルダーに装着させることはできません。
タップ&ドリルのメリット・デメリット
一般的なタップと比べてみました。
■ メリット
・ 作業が早い。
下穴を開けながらネジ穴も作っていくので、作業が早いです。
スピーディーに作業されたい方にはオススメです。
・ インパクトドライバにも対応している。
DENSANのタップ&ドリルは、インパクトドライバ対応と表示されています。
しかしインパクトドライバは叩きながら回転する工具なので、鉄キリにもタップにも合っていないと感じます。
私的には、充電式ドライバドリルに装着した方が良いと感じています。
■ デメリット
・ 折れやすい。
タップ&ドリルでも、タップでも同じなのですが、どちらとも折れやすいです。
とても硬い素材でできているので、少しでも斜めにタップが入ってしまうと折れる可能性があります。
・ 高価。
タップ&ドリルは高いです。
一本あたり4000円もしてしまいます。
使用される時は、注意して使用されてくださいね。
タップ&ドリルの使い方
鉄板にネジ穴を作る場合
① 開けたい場所に印を付ける。
② 充電式ドライバドリルにタップ&ドリルを取付ける。
インパクトドライバに取付ける場合は、ビットタイプになっているタイプしか取付ける事ができません。
③ 穴を開ける。
正回転で穴を開けます。
④ タップをたてる。
タップ&ドリルのタップ部分まで穴が到着したら、正回転、逆回転を繰り返しながら、少しずつゆっくりと奥までタップをたてます。
⑤ タップを抜く。
逆回転でタップ&ドリルを抜きます。
⑥ 潤滑油を塗布する。
錆防止のために潤滑油を塗布しておきます。
以上、タップ&ドリルの使い方でした。
タップ&ドリルは充電式工具で使用される工具です。
タップハンドルでは使用する事ができないので、必ず充電式工具をお使いください。
私のオススメ工具
まとめ
今回はタップ&ドリルを紹介しました。
タップ&ドリルは、下穴を開ける鉄板キリとネジ穴を作るタップの一体型の工具です。
タップとは違い、充電式ドライバドリルに取付けて使用します。
私のオススメ工具に記載しているのは、ビットタイプになっています。
充電式工具を使うなら、ドライバドリルが良いと言っていますが、タップ&ドリルがビットタイプになっているのはおかしいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ドライバドリルに装着するならビットタイプになっていなくても良いのですが、タップ&ドリルを持ち歩く時に、ビットホルダーに装着して持ち歩く方もいると思うからです。
ビットタイプになっていれば、使用したいビットをビットホルダーに装着して、いつでもどこでも使用できますよね。
最近の職人さん達は、様々なビットをビットホルダー装着されています。
ビットホルダーはとても便利な工具ですよ。
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