こんにちは、長島です。
今回は『ケーブルベンダー』を紹介します。
太い電線を曲げたい時に便利なのがケーブルベンダーです。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
ケーブルベンダーとは
太い電線を曲げる時に使用する工具です。
太い電線を手で曲げようと思っても、簡単には曲げる事ができません。
しかし、ケーブルベンダーを利用する事で、簡単に曲げる事が可能ですよ。
電気工事士が主に使用する工具ですが、分電盤やキュービックル内での結線に使用しています。
私も電気工事をしていますが、あまり使用した事がありませんが、100sq以上の電線を曲げる時には便利だと思っています。
ケーブルベンダーの種類
■ メーカー
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
他にも沢山あると思いますが、ケーブルベンダーを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 材質
・ スチール製
スチール製しか見たことがありません。
■ ケーブルベンダーの内径と使用できるサイズ
・ φ21 - 80sq~125sq
・ φ27 - 250sq
・ φ37 - 500sq
メーカーによっても異なりますが、上記3種類があります。
使用頻度が多いサイズを選んでくださいね。
■ サイズ
・ 長さ
340mm~400mm
・ 重さ
250g~500g
そんなに大きなサイズではありません。
ケーブルベンダーのメリット・デメリット
ケーブルベンダーを利用しなかった場合と比べてみました。
■ メリット
・ 簡単に曲げられる。
ケーブルベンダーを取付ける側は、ケーブルを抑える方です。
・ 90°の曲がりがきつく曲げられる。
手で曲げようとしても90°の曲がりが大きくなってしまいます。
ケーブルベンダーを利用する事で、より曲がりがきつく曲げられます。
■ デメリット
・ 高価
1本あたり9000円もします。
各サイズ揃えようとすると27000円もしてしまいます。
なかなか手が出せないですよね。
ケーブルベンダーの使い方
■ 曲げ方
・ S曲げ
・ 45°曲げ
・ 90°曲げ
ジェフコム株式会社のカタログを参考にさせていただきました。
上記、3種類があります。
■ 使い方
・ 先端が長い場合
先端を手に持ち、固定したい方をケーブルベンダーで抑えて曲げます。
・ 先端が短い場合
先端側も、固定したい側も、ケーブルベンダーで曲げます。
2本のケーブルベンダーを利用すると簡単に曲げられると思います。
上記、2種類の使い方があります。
ケーブルベンダーが1本しかなくどうしても曲げたい場合は、抑える方にケーブルベンダーで固定して、曲げる側にケーブルが入る配管を入れて曲げる事も可能です。
その時は、配管の口元にウエス等で養生して、ケーブルが傷付かないようにしてくださいね。
私のオススメ工具
まとめ
今回はケーブルベンダーを紹介しました。
手で曲げられないサイズの電線が、ケーブルベンダーを利用する事で、曲げられます。
手で曲げるよりも90°の角度がきつく曲げられますよ。
検討してみてはいかがでしょうか。
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