胴ベルト・補助ベルトの種類と使い方! 腰道具の基本 腰に巻いてホルダーを取付け

FUJIDENKO 胴ベルト(2)




こんにちは、長島です。

今回は『胴ベルト・補助ベルト』を紹介します。

胴ベルトと補助ベルトは本来なら別々のベルトですが、紹介する時には一緒に紹介した方が都合いいので、今回は胴ベルトと補助ベルトまとめて紹介しようと思います。

胴ベルト・補助ベルトを選ぶ時の参考にしてくださいね。

 

胴ベルト・ 補助ベルトとは

■ 胴ベルトとは

腰に巻くベルトの事です。

出典元:amazon

胴ベルトが無いと、腰に巻き付ける事ができません。

腰道具にはなくてはならない工具です。

補助ベルトに胴ベルトを通し、工具を収納させるホルダーも胴ベルトに通して、腰に巻いて取付けます。

胴ベルトだけだと、胴ベルトが腰に食い込んで痛くなります。

補助ベルトや胴当てベルトと呼ばれる、クッション性の高いベルトと組み合わせて使用します。

 補助ベルトとは

クッションの役割をしてくれるベルトです。

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胴ベルトを補助ベルトに通して、腰に巻き付けます。

D環、B環と呼ばれる環類は、補助ベルトに付いているタイプもあります。

環類が付いていないタイプでも、胴ベルトに取付けられるタイプもあるので、お好みで選ぶ事が可能です。

■ 腰道具とは

腰道具は、胴ベルト・補助ベルト・工具ホルダー・工具を含めた全体を腰道具と言います。

出典元:amazon

腰道具を腰に巻きつける時に使用するのが、胴ベルトです。

腰道具をなぜ腰に巻きつけるかと言うと、使用頻度が高い工具を身につけることで、作業性を上げる為です。

職人さんのほとんどの方が使用していますよ。

職人さんには、なくてはならない工具です。

工具には沢山の種類がありますが、職人をする上で、最初に必要になってくるのが腰道具です。

なので、今回紹介する胴ベルトは、職人をする上で、最初に必要になってくる工具です。

腰道具に決まりなどはありません。

胴ベルトに気に入った補助ベルトを通して、胴ベルトにお好きなホルダーを取り付けてください。

ホルダーに使いやすそうな工具を入れると、オリジナルな腰道具が作れますよ。

工具を沢山付け過ぎると重くなり、腰痛の原因もなるので、注意してくださいね。

ホルダーの種類には、腰袋・カッターナイフホルダー・ペンチホルダー・ドライバーホルダー・圧着ペンチホルダー・充電ドライバーホルダー・ハンマーホルダー・金属ホルダーなど、沢山の種類があります。

ホルダーに関しては、別の機会に紹介しようと思います。

 

胴ベルト・補助ベルトの種類

■ メーカー

・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ FUJII DENKO(藤井電工株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ TAJIMA(株式会社TJMデザイン)
・ TAITAN(サンコー株式会社)

他にもあると思いますが、胴ベルトを販売している代表的なメーカーを記載しています。

私はFUJII DENKOの胴ベルトを使用しています。

■ バックルの種類

・ スライドバックル式

FUJIDENKO バックル-1

ベルトをバックルにスライドさせ固定します。
強く締めたり、緩く締めたりできるので、自由に調整が可能です。
夏の薄着の時と冬の厚着に時はベルトを締めるサイズが変化します。
スライドバックルタイプだと、ご自身の締め具合で調整可能です。

・ ワンタッチバックル式
バックルのオス側とメス側をカチッと入れ込み固定します。
固定式なので、一度調整すると後はワンタッチで開閉できます。

上記、2種類があります。

数年前までは、スライドバックル式しかありませんでしたが、最近ではワンタッチバックル式が増えてきました。

簡単に脱着できるのは、ワンタッチバックル式です。

私は使った事がないので、分かりませんが、使っている人に聞くと、簡単で楽だと言っていました。

お好みで選んでくださいね。

■ バックルの素材

・ スチール製
・ アルミ製

上記、2種類があります。

私はスチール製を使用していますが、最近のバックルはアルミ製が多くなってきています。

少しでも軽量化をしたいのが原因かも知れませんね。

■ ベルトの種類

・ ストレートタイプ
昔ながらのスタンダードタイプです。
ベルトが一直線になっています。

・ カーブタイプ
胴ベルトを腰に巻いた時にできる、隙間を無くすように改良したタイプです。
ベルト本体が曲線を描いています。
ストレートタイプよりも、腰にフィット感があるみたいです。

上記、2種類があります。

私は昔ながらのストレートタイプを使用しています。

このストレートタイプは、腰道具を巻いた時に必ず後ろに隙間ができてしまいます。

この隙間を解消させるために、カーブタイプが開発されたみたいですね。

カタログには、「フィット感抜群のカーブ形状」と記載しています。

作業中は常に巻いているので、フィット感は重要だと思いますよ。

■ ベルトの長さ

▪ 胴ベルト

・ 1100mm
・ 1150mm
・ 1200mm
・ 1400mm

上記、4種類があります。

どの長さがいいのかわかりませんよね。

参考までに私が使用している胴ベルトを紹介します。

私の身長が168cm・体重が62kgで、使用している胴ベルトが1100mmです。

1100mmの長さでも長いくらいで、まだまだ余裕があります。

参考になるか分かりませんが、これを基準に選んでみてくださいね。

胴ベルトを試着できる場合は、一度試着してみるのもいいですね。

一度腰に巻いてサイズを合わせてみれば、間違いはないと思います。

▪ 補助ベルト

・ 600mm~720mmまであります。

補助ベルトは長い方が、胴ベルトが腰にあたる部分が少なくなるので良いかも知れませんね。

私の補助ベルトは、650mmです。

先程、私の身長・体重を紹介したので、それを参考にしてみてください。

■ ベルトの素材

・ 胴ベルト
ナイロン製を使用しているベルトが多いです。

・ 補助ベルト
ナイロン製・ポリエステル製の2種類があります。

補助ベルトにはナイロン製とポリエステル製の2種類が使用されていますが、ポリエステル製の方が柔らかいタイプになっています。

胴ベルトにはナイロンを使用し、補助ベルトにはポリエステル製を使用されるのが良いと考えます。

■ 胴ベルトの重さ

・ 700g~1000g
軽いタイプで700g、重いタイプで1000gもあります。
この重さは、胴ベルト・補助ベルトの2つを合わせた重量です。

1000gもあるタイプは、補助ベルトのクッション性が高く、幅も広くなっている
補助ベルトなので、1000gと重くなっています。

平均的な重さは、800g~900gです。

胴ベルト・補助ベルトの重量は腰に巻いてしまえば、気にならない重さだと思うので、あまり気にしなくても大丈夫だと思いますよ。

■ 胴ベルトの色

▪ スタンダードな色

・ ブラック
・ ブルー
・ グリーン

▪ 奇抜な色

・ 赤
・ 黄
・ 白
・ 紫

一番多く使用されている色は、スタンダードの方だと思います。

特に人気なのが、ブラックです。

現場では沢山の腰道具を見る事ができますが、ブラックを使用している人が圧倒的に多いです。

私はブルーとグリーンの2色を使用していますが、当時ブラックはなかったような気がします。

私の胴ベルトは、20年以上前の胴ベルトなので、奇抜な色もなかったですね。

■ 環の種類(A環・B環・D環・V環)

・ A環小さい穴が一つ開いています。

A環

・ B環
小さい穴が二つ開いています。

B環

・ D環
大きい穴が一つ開いています。

D環
FUJIDENKO 胴ベルト D環

・ V環
D環と四角金具が一つになった環です。
このV環は胴綱を付けられるようになっています。
V環が必要なのは、電気工事士だけだと思いますよ。

FUJIDENKO 胴ベルト V環

■ 腰道具

▪ FUJII DENKO 型番は不明です。

・ ホルダーを外した状態。

FUJIDENKO 胴ベルト(2)

・ ホルダーや工具をセットした状態。

FUJII DENKO 腰道具

私が使用しているのは、ストレートタイプ・スライドバックル式です。

1998年に購入したので20年使っている胴ベルトと補助ベルトです。

かなり使い込んでいるので、愛着があります。

▪ サンコー 型番は不明です。

・ ホルダーを外した状態。

サンコー 腰ベルト

・ ホルダーや工具をセットした状態。

サンコー 腰道具

2004年に友人にもらった胴ベルトです。

普段使用していないので、状態は良い方だと思います。

サンコーの腰道具も、FUJII DENKOの腰道具もスライドバックル式です。

昔はスライドバックル式が主流でしたが、最近では、ワンタッチバックル式を使っている人が多いようです。

私も次に購入する時は、フィット感も考慮して、カーブタイプ・ワンタッチバックル式を検討しています。

 

胴ベルトのメリット・デメリット

スライドバックル式と、ワンタッチバックル式を比べてみました。

■ スライドバックル式

▪ メリット

・ 調整が自由です。
装着する時には、毎回バックルにベルトを通すので、自分の好みの長さに調整ができます。

・ 道具の位置変更も簡単にできます。
ワンタッチバックル式よりは簡単です。
奥に入るホルダーから順番に、ベルトを通します。
ベルトに通すだけなので、使い勝手を確かめて変更したい場合は簡単に変える事ができます。

▪ デメリット

・ 緩く締めていると、腰道具の重さで下に落ちてしまいます。
ベルトを緩く締めると、ベルトが道具の重さで下に落下します。
よほど緩く締めないと落ちないと思いますが、適度に締め付けてくださいね。

・ 毎回バックルにベルトを通さないといけない。
腰道具を装着する時は、毎回バックルにベルトを通します。
慣れてしまえば気になりませんが、最初は面倒に思える場合もあると思います。

■ ワンタッチバックル式

▪ メリット

・ ボタン一つで脱着可能。
腰道具の位置関係やバックルの調整さえしてしまえば、その後の脱着は簡単です。
片手では外す事はできませんが、脱着が簡単にできるようになります。

・ 常に同じ締め具合になる。
一度締め付けを調整すると、一定の締め付けにできます。
調整するのは面倒ですが、一度調整すると次回からは同じ締め具合になるので、フィット感を重視している人にはオススメです。

▪ デメリット

・ 長さを変更するのが面倒。
胴ベルトの締め付け調整が面倒です。
夏と冬では、着ている服装が違うと思います。
夏の薄着時に合わせて調整していると、冬の厚着時には苦しいかも知れません。

・ ホルダーの位置を変更するのが大変。
ホルダーの場所を変更したい場合はとても面倒です。
胴ベルトをバックルから外さないと、ホルダーの場所を変える事ができません。

・ 腰道具が落下する恐れがある。
下記、ワンタッチバックル式のヒヤリハットに記載しています。

 

胴ベルト・補助ベルトの使い方

スライドバックル式の場合

■ 腰道具を付ける手順

① 腰道具のベルトを腰に回す。
左手でバックルの手前を持ち、反対側を胴にくるりと回し右手で受け取ります。

② 左手でバックルのロックを解除します。
左手の親指と人差し指で、バックルを引っ張り解除します。
解除しないと、ベルトが通らない構造になっています。

FUJIDENKO バックル-2

③ 右側のベルトの先端を、バックルに通し引っ張ります。
引っ張る強さは下に落下しない程度の強さでいいです。

FUJIDENKO バックル-3

④ バックルの後ろ側にベルトを通します。

FUJIDENKO バックル-4

⑤ ベルトの抑えにもベルトを通します。
バックルとベルト抑えに同時にベルトを通す事もできます。

以上、腰道具を腰に巻き付ける手順でした。

1人で撮影しているので、今回はテーブルの上に置いて撮っています。

▪ 腰道具を付ける場所

腰道具は腰に巻きますが、ウエスト部分ではありません。

ウエスト部分から少し下に骨盤がありますが、骨盤のくぼみの部分に巻きます。

慣れていない方で、ウエストに巻いている人を見かける事があります。

素人なのかな?と、勘違いされるので、適切な場所に巻くようにしてくださいね。

 腰道具を外す手順

腰道具を付ける場合で説明した事を、逆からすれば外せます。

① ベルト通しからベルトを抜く。

② バックルの後ろ側からもベルトを抜く。
①と②を一緒にすれば手間が省けます。

③ バックルのロックを解除して、ベルトを抜く。
左手の親指と人差し指でバックルを引っ張り解除します。
解除しないと、ベルトが抜けない構造になっています。

④ 左手でバックルの手前を持ち、腰道具を外す。

以上、腰道具を外す手順でした。

■ ワンタッチバックル式のヒヤリハット

友人から聞いた、ヒヤリハットです。

私の友人が上司と二人で、上下作業をする予定でした。

友人が上、上司が下という位置関係です。

友人はワンタッチバックル式の腰道具を使用していて、普段通り装着して上に登ったとたん、バックルが外れて腰道具が地上まで落下したみたいです。

運よく下にいるはずだった上司は、材料を取りに行っていませんでした。

ワンタッチバックル式は、脱着が簡単なので、きちんと取付けていないと簡単に落下させてしまいます。

高所作業や、柱上作業では自身の落下につながるので、バックルの取付けは、慎重に且つ確実に行うようにしてくださいね。

 

私のオススメ工具

■ ストレートタイプ・スライドバックル式

■ カーブタイプ・スライドバックル式

 ストレートタイプ・ワンタッチバックル式

■ カーブタイプ・ワンタッチバックル式

 

まとめ

今回は胴ベルト・補助ベルトを紹介しました。

胴ベルトは、腰に巻いて工具を収納させるホルダーを取付ける事ができます。

胴ベルトには、4タイプがあります。

・ ストレートタイプ・スライドバックル式
・ カーブタイプ・スライドバックル式
・ ストレートタイプ・ワンタッチバックル式
・ カーブタイプ・ワンタッチバックル式

DENSAN・MARVEL・FUJII DENKOの胴ベルトと補助ベルトがセットになっています。

補助ベルトにはV環、D環が付属で付いています。

腰に巻きつけた場合は、左側にはV環、右側にはD環の配置になります。

D環は1つのタイプと2つのタイプがあります。

私は電気工事をしているので、D環が2個のタイプを使用しています。

何故かと言うと、電柱や高所で作業する時は、胴綱を使用するからです。

胴綱の伸縮調節器側をV環に取り付け、一つ目のD環にフックを取り付けます。

もう一つのD環には安全帯を取付けます。

電気工事士の方はD環2個タイプをオススメします。

MARVELからは、左利き専用の胴ベルトも販売されています。

私の知る限り左利き用の胴ベルトは、MARVELくらいしかないので左利きの方にはオススメですよ。

TAJIMA の胴ベルト・補助ベルトは、別々を購入しなくてはなりません。

しかし、組み合わせが自由なので、自分好みの胴ベルトを組み合わせることができますよ。

色々と書きましたが、決まりはないので自由に組み合わせて、使い勝手の良いオリジナルの腰道具を作ってくださいね。

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2 件のコメント

  • 塗装の職人技目指して、まだ3ヶ月ですがいまは会社の腰道具を借りています。

    自分用で揃えたいと思うのですが、どこの腰ベルトや胴ベルトまた腰袋・工具差しが良いか分からないので、オススメのブランドとかありますか?

    • コメントありがとうございます。塗装関連の仕事だとTAJIMAが良いのではないでしょうか。TAJIMAなら胴ベルト、補助ベルト、工具ホルダーも同じメーカーで揃えられると思いますよ。同じメーカーなら統一感がでるのでカッコいいと思います。私の感覚での話なので、参考になれば幸いです。

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    25年間、電気工事士として沢山の種類の工具を使ってきました。 今まで使ってきて、便利だと思う工具を紹介しています。 工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。