ラジオペンチの種類と使い方! 細かい細工に便利

MERRY ラジオペンチ




こんにちは、長島です。

今回は『ラジオペンチ』を紹介します。
ペンチに似た工具ですが、先端が細長くなっており細かい物でも掴むことができる便利な工具です。

工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。

ラジオペンチとは

ペンチに似た工具で、ペンチの先端が尖っている工具です。

ペンチに比べて先端が細くなっているので、繊細な作業をする場合はとても重宝します。

ラジオペンチの種類

■ メーカー

・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
・ FUJIYA(フジ矢株式会社)
・ MARVEL(株式会社マーベル)
・ MERRY(室本鉄工株式会社)

他にも沢山あると思いますが、ラジオペンチを販売している代表的なメーカーを記載しています。

私は、MERRYのラジオペンチを使用しています。

■ 材質

・ スチール製
・ ステンレス製

一般的なラジオペンチは、スチール製です。

ステンレス製は見たことがありませんが、屋外で作用される方には向いているラジオペンチかも知れませんね。

■ 先端の種類

① 先端が曲がっていない、ストレート
② 先端が縦に曲がった、縦曲り
③ 先端が横に曲がった、横曲り

上記、3種類があります。

最初の1本は先端が曲がっていないストレートタイプをオススメします。
ストレートタイプが使いやすいと思いますよ。

先端が曲がったタイプは、ストレートタイプよりも使用頻度は少ないと思います。
必要に応じて検討してはいかがでしょうか。

■ ギザ

・ あり
・ なし

上記、2種類があります。

MERRY ラジオペンチ ギザ

ギザありのメリットは、物を掴んだ時に滑りにくい事で、デメリットは、物を掴んだ時にキズが入る事です。

ギザありがいいか、ギザなしがいいかは、ラジオペンチで掴む材質に合わせて選ぶといいと思います。

私は電線を曲げる時に使用するので、ギザありにしています。

▪ ギザとは

ラジオペンチの先端部の波板部分の事です。

■ バネ

・ あり
・ なし

上記、2種類があります。

MERRY ラジオペンチ バネ

私が持っているラジオペンチはバネ付です。
バネがあると、先端が勝手に開いてくれます。

バネはあってもなくても、さほど変わらない気がします。
お好みで選んでくださいね。

■ 長さと重さ

・ 長さ
110mm~200mm

・ 重さ
50g~230g

ラジオペンチは、長さが150mm、重さが120gくらいの種類が多くあります。細かい作業をする時に使う工具なので、大きなタイプはないような気がします。

■ その他

FUJIYA  万能ラジオペンチ 320S-150

① くわえ、折り曲げ
② 回す
③ 割線
④ 圧着
⑤ 皮むき
⑥ 切断

一台で6つの機能が搭載されたラジオペンチもあります。
興味のある方は試してみるのもいいかも知れませんね。

ラジオペンチのメリット・デメリット

ペンチと比べてみました。

■ メリット

・ 細かい作業に向いている。
先端が細いので細かい作業に適しています。
電線を小さく丸めたり、小さなものを掴む時は便利です。

・ 小さくて軽い。
ペンチと比べると軽くて小さいです。
腰道具に差していても重さは気にならない程度だと思います。

■ デメリット

・ 大きなサイズが切断できない。
鉄線 - φ2.0mm
銅線 - φ3.0mm
ラジオペンチの最大切断能力です。
細い電線しか切断できません。

ラジオペンチの選び方

ペンチやニッパで紹介しましたが、そのページを見ていない方の為に説明したいと思います。

■ グリップ

グリップはゴツゴツしてないタイプを選びましょう!

ラジオペンチを握るグリップが、ゴツゴツしているタイプがあります。

滑り止めにゴツゴツしていると思いますが、ゴツゴツしていてもゴツゴツしていなくても、滑り止めには差はないように感じます。

お好みにだと思いますが、私の個人的な意見としては、あまりゴツゴツしていないラジオペンチが良いと思います。

▪ 理由

何故かと言うと、必要以上にゴツゴツしていると、素手で握った時に、手が痛くなり強く握れないからです。

滑り止め程度のゴツゴツは良いのですが、必要以上にゴツゴツしていると強く握った時に痛いですよ。

手で持てる状況なら、素手で強く握って感触を確かめて下さいね。

ラジオペンチの使い方

こちらも、ペンチやニッパで紹介しましたが、そのページを見ていない方の為に説明したいと思います。

■ 使う前にすること

新品を購入したときには、動きが悪いと感じると思います。
それをスムーズに動くようにするためのヒントです。

① ラジオペンチの先端を、水に浸けます。

② ラジオペンチを乾かします。

③ ラジオペンチの先端を水に浸けます。

④ ラジオペンチを乾かします。
これを数回繰り返すとサビが出てくると思います。
水よりも塩水が早くサビると思います。

⑤ ラジオペンチを開閉
潤滑油を塗布し開閉させます。
ラジオペンチの片側を持って、自然落下で全開解放すれば完了です。

新品はコーティングされているので、なかなかサビがでにくいと思います。
ですが、根気よく続けていると、サビが出てきます。

えっ?サビさせて大丈夫?

と思われると思いますが、ですが大丈夫です。
何故サビを出すのかと言うと、ラジオペンチの動きをスムーズにする為です。

新品を購入してしばらくは動きが硬いです。
それを早くスムーズに動くようにするためにコツです。

スムーズに動くようになるには時間がかかります。
わざとサビを出し、ラジオペンチを何回も開閉をさせる事で動きがスムーズになります。

最初はサビで硬いのですが、ラジオペンチを何度も開閉 ➡ 潤滑油を塗布 ➡ ラジオペンチを何度も開閉

これを何度も繰り返すと動きがスムーズになりますよ。

ラジオペンチの片側を持って自然落下で全開解放すれば完了です。

錆びは潤滑油で取れるので安心して下さい。

切れにも影響はありません。

私はラジオペンチをサビさせて使ったことはありません。
ラジオペンチは、ペンチと比べて動きが堅い事はないような気がします。

しかし全てのラジオペンチが同様な事はないと思います。
もし動きが悪いと感じたら、先程説明したやり方を試してみてはいかがでしょうか。

少しは改善されるかも知れませんよ。

私のオススメ工具

まとめ

今回はラジオペンチを紹介しました。

ラジオペンチはペンチの種類に分類されると思いますが、ペンチみたいに堅い電線を切断するのには向いていません。

比較的柔らかい物を切る方が良いと思います。

ラジオペンチは、先端が細くなっているので、繊細な作業をする場合はとても便利な工具です。

先端の種類には
① 先端が曲がっていない、ストレート
② 先端が縦に曲がった、縦曲り
③ 先端が横に曲がった、横曲り

上記、3種類があります。
使用頻度が高いのは、① ➡ ② ➡ ③ の順番だと思います。

検討されてはいかがでしょうか。




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