こんにちは、長島です。
今回は『塩ビパイプベンダー』を紹介します。
塩ビパイプを曲げる時に使用する工具です。
工具を選ぶ時の参考にしてくださいね。
塩ビパイプベンダーとは
塩ビパイプの中に入れて、曲げる時に使用する工具です。
塩ビパイプを潰さずに曲げられます。
スプリングになっている塩ビパイプベンダーを、塩ビパイプの中に入れて使用するので、塩ビパイプが潰れる事がありません。
塩ビパイプベンダーの種類
■ メーカー
・ DENSAN(ジェフコム株式会社)
他にもあると思いますが、塩ビパイプベンダーを販売している代表的なメーカーを記載しています。
■ 使用できる塩ビパイプの種類
・ VE28
・ VE36
上記、2種類しかありません。
以前はVE22用もありましたが、今ではなくなっています。
あまり売れなくて廃盤になったのかも知れませんね。
■ サイズ
・ 幅
25.5mm、32.5mm
・ 奥行
900mm
・ 重さ
1050g、1330g
塩ビパイプベンダーのメリット・デメリット
■ メリット
・ 塩ビパイプが折れない・潰れない
スプリングになっている塩ビパイプベンダーがパイプの内側に入るので、折れたり・潰れたりする事がありません。
■ デメリット
・ 塩ビパイプベンダーよりも短いサイズでしか使用できない。
塩ビパイプベンダーが900mmしかないので、それより長いパイプでは使用できません。
しかし、ロープ等に取付けて、曲げた後で回収できるなら、長いパイプでも使用できるかも知れませんね。
・ 温め過ぎるとスプリングと、くっ付く。
パイプを温め過ぎて、溶けるまで温めるとスプリングの間に塩ビが入り込み、抜けなくなってしまう可能性があります。
温め過ぎには十分に注意してくださいね。
塩ビパイプベンダーの使い方
■ 90°のノーマルを作る場合
① 900mm以下で塩ビパイプを切断する。
塩ビパイプベンダーのスプリング部分が900mmしかありません。900mmよりも短い長さで使用してください。
ただし、1本物の塩ビパイプで使用したい場合は、塩ビパイプベンダーにロープを取付けて、温めた後に引き抜けるなら、長いままで使用する事もできると思います。
② 塩ビパイプに塩ビパイプベンダーを入れる。
サイズに合った塩ビパイプベンダーを使用してください。
VE36にVE28用を入れて曲げると、折れたり曲がったりする場合もあります。
サイズに合った塩ビパイプベンダーを利用する事で、折れたり曲がったりしなくなります。
③ 塩ビパイプを温める。
塩ビパイプが柔らかくなるまで温めます。
トーチランプかヒートガンを利用して温めます。
塩ビパイプを焦がさないように注意して温めてくださいね。
④ 塩ビパイプを曲げる。
90°になるように曲げます。
曲がりがキツイなら温めなおしてくださいね。
⑤ 塩ビパイプが固まるまで待つ。
塩ビパイプが90°のまま動かなくなるまで待ちます。
塗れタオルを塩ビパイプにかけると固まるのが早いですよ。
⑥ 塩ビパイプベンダーを抜く。
以上、塩ビパイプベンダーの使い方でした。
■ 注意する事
塩ビパイプをトーチランプやヒートガンで温める時には、一点を温めないように注意してください。
一点を温めると簡単にコゲてしまいます。
温める場合は、上下左右に揺らしながら炙ってくださいね。
私のオススメ工具
まとめ
今回は塩ビパイプベンダーを紹介しました。
塩ビパイプベンダーは、塩ビパイプが潰さずに曲げられる便利な工具だと思います。
塩ビパイプを利用している方にはオススメです。
検討してみてはいかがでしょうか。
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